このコーナーではakatukiが自宅建設の為に日々奮闘する様子を記事にしております。
自宅建設と同時進行で書き綴っている為、初めて記事を読まれる方は第一話からご覧ください。
すこしづつ更新していきますので、お引き立ての程宜しくお願いいたします。
◆建築家の自邸・二世帯住宅建設記の目次はこちらから
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いろいろと現場が進んでいます。
今回は来年秋から施行される瑕疵担保履行法に先駆けて、その法律に基づいた検査を行う事になっています。
通常、木造の二階建て程度だと公的な中間検査はないのですが、第三者期間が入り金物や筋交いなどが適切に取り付いているかを確認します。
■先日の第三者機関の配筋検査の様子はこちらから
SE工法を採用している我々の家屋は構造用の合板が裏表に貼られるところがあり予め断熱材などを施工します。
我々の家屋は基本的には外張り断熱なのですが、蓄熱式の床暖房が実験的なものなので、効きがよくなるように補助的に充填断熱も併用しているのです。
(本来は過剰設計です)
合板を留めるのに柱の内面に胴縁を入れキチンと力が伝わるようにしています。
ここに合板が貼られ更に強化石膏ボードが貼られる予定です。
合板は、75mm間隔で留めつけられています。
在来工法では150mmが基本なのですが、その倍の密度。
釘の打つ場所をマーキングしてある合板を使用しているのですが、その青いマークの間にも一本釘が打たれています。
コレは頑丈です!
1mも跳ね出す屋根部分。
ここにはひねり金物といって屋根が浮き上がるのを留める金物が取り付きます。
高いマンションの隣に建つので、重点的に補強します。
驚いたのが、コレラ金物部分の断熱補強。
ヒートブリッジ(熱橋)が起きないようにSE工法の金物部分に断熱材の蓋が詰めてありました。
いやぁ~ココまで気を使っているとは恐れ入りました。
在来工法のほうも同じように羽子板ボルトの取り付けようの金物部分などが発泡ウレタンを注入して断熱補強してありました。
コレは私から頼んだ訳ではなく、工務店の標準工法だとか。
細かいケアに感心です。
屋根の下地を施工しているところ。
高いところでもヒョイヒョイと留めつけていきます。
SE工法が初めてな私が一番困ったのが電気の配線について。
先ほどのように先に合板が貼られ、その部分にコンセント等を設ける場合は予め開口補強を行わないといけないんです。
この時点でコンセント等を決めなければいけないところが沢山あって、もう少し後で決めればいいやと思っていた私はアタフタと現場で決めています。
外張り断熱だけなら後から配線も可能なのですが・・・
ギッシリと断熱材を詰めているので後で配線が通らない為、先日話題にしたスピーカー配線も方針を決めなければなりません。
空配管で予備線を通しておいて後でスピーカーの線を通すという事も可能なのですが、経路が複雑になる為・・・
後でその管を通すの事が出来ないかもと電気屋さんに脅されています(TロT)
※このように充填断熱の場合、胴縁(外壁を留める木材)や柱、梁で断熱材がブツブツに切れてしまっているため、完全な断熱が困難です。
さて、今日は金物の検査がありまして母親の世帯(在来工法)の検査をしています。
金物の種類や留めつけるビスの数などを確認します。
SE工法はがっちりとした合板張りなのに対し、在来工法はこの筋交いと外周部の合板張りがメインで構造を構成しています。
SE工法の躯体を見た後にこちらを見ると随分貧弱に感じてしまいます・・・
二階の小屋組み。
1階の天井高さをめいいっぱい取る為に2階の天井高さはぐんと抑えています。
基準法の最低基準である2100mmの天井高さ。
やはりちょっと低い気がしますが・・・
その分リビングは快適なハズです。
検査では大きな指摘はありませんでしたが、金物のビスが二箇所留め忘れがあったのと、こちらが指定した金物と違うものがついていた個所があり、そこの補強方法などを打ち合わせして完了しました。
瑕疵担保履行法など、銀行の為にお客さんに無駄なお金を払わせるつまらない法律だと思っていたのですが・・・
こうして検査を受けてみると、このように現場のチェック体制も完璧でないので、設計監理が行き届かない建売や自社設計の物件などは絶対第三者にチェックしてもらうべきだなぁと思うのです。
今からそういった法律に対して体制を整える我々の工務店は本当にえらいなぁと感心してしまいます。
SE工法は更に防水の中間検査も行う予定ですので検査にまた立ち会えればレポートしてみたいと思います。
(SE工法の検査には立ち会えませんでした)
自宅建設と同時進行で書き綴っている為、初めて記事を読まれる方は第一話からご覧ください。
すこしづつ更新していきますので、お引き立ての程宜しくお願いいたします。
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いろいろと現場が進んでいます。
今回は来年秋から施行される瑕疵担保履行法に先駆けて、その法律に基づいた検査を行う事になっています。
通常、木造の二階建て程度だと公的な中間検査はないのですが、第三者期間が入り金物や筋交いなどが適切に取り付いているかを確認します。
■先日の第三者機関の配筋検査の様子はこちらから
SE工法を採用している我々の家屋は構造用の合板が裏表に貼られるところがあり予め断熱材などを施工します。
我々の家屋は基本的には外張り断熱なのですが、蓄熱式の床暖房が実験的なものなので、効きがよくなるように補助的に充填断熱も併用しているのです。
(本来は過剰設計です)
合板を留めるのに柱の内面に胴縁を入れキチンと力が伝わるようにしています。
ここに合板が貼られ更に強化石膏ボードが貼られる予定です。
合板は、75mm間隔で留めつけられています。
在来工法では150mmが基本なのですが、その倍の密度。
釘の打つ場所をマーキングしてある合板を使用しているのですが、その青いマークの間にも一本釘が打たれています。
コレは頑丈です!
1mも跳ね出す屋根部分。
ここにはひねり金物といって屋根が浮き上がるのを留める金物が取り付きます。
高いマンションの隣に建つので、重点的に補強します。
驚いたのが、コレラ金物部分の断熱補強。
ヒートブリッジ(熱橋)が起きないようにSE工法の金物部分に断熱材の蓋が詰めてありました。
いやぁ~ココまで気を使っているとは恐れ入りました。
在来工法のほうも同じように羽子板ボルトの取り付けようの金物部分などが発泡ウレタンを注入して断熱補強してありました。
コレは私から頼んだ訳ではなく、工務店の標準工法だとか。
細かいケアに感心です。
屋根の下地を施工しているところ。
高いところでもヒョイヒョイと留めつけていきます。
SE工法が初めてな私が一番困ったのが電気の配線について。
先ほどのように先に合板が貼られ、その部分にコンセント等を設ける場合は予め開口補強を行わないといけないんです。
この時点でコンセント等を決めなければいけないところが沢山あって、もう少し後で決めればいいやと思っていた私はアタフタと現場で決めています。
外張り断熱だけなら後から配線も可能なのですが・・・
ギッシリと断熱材を詰めているので後で配線が通らない為、先日話題にしたスピーカー配線も方針を決めなければなりません。
空配管で予備線を通しておいて後でスピーカーの線を通すという事も可能なのですが、経路が複雑になる為・・・
後でその管を通すの事が出来ないかもと電気屋さんに脅されています(TロT)
※このように充填断熱の場合、胴縁(外壁を留める木材)や柱、梁で断熱材がブツブツに切れてしまっているため、完全な断熱が困難です。
さて、今日は金物の検査がありまして母親の世帯(在来工法)の検査をしています。
金物の種類や留めつけるビスの数などを確認します。
SE工法はがっちりとした合板張りなのに対し、在来工法はこの筋交いと外周部の合板張りがメインで構造を構成しています。
SE工法の躯体を見た後にこちらを見ると随分貧弱に感じてしまいます・・・
二階の小屋組み。
1階の天井高さをめいいっぱい取る為に2階の天井高さはぐんと抑えています。
基準法の最低基準である2100mmの天井高さ。
やはりちょっと低い気がしますが・・・
その分リビングは快適なハズです。
検査では大きな指摘はありませんでしたが、金物のビスが二箇所留め忘れがあったのと、こちらが指定した金物と違うものがついていた個所があり、そこの補強方法などを打ち合わせして完了しました。
瑕疵担保履行法など、銀行の為にお客さんに無駄なお金を払わせるつまらない法律だと思っていたのですが・・・
こうして検査を受けてみると、このように現場のチェック体制も完璧でないので、設計監理が行き届かない建売や自社設計の物件などは絶対第三者にチェックしてもらうべきだなぁと思うのです。
今からそういった法律に対して体制を整える我々の工務店は本当にえらいなぁと感心してしまいます。
SE工法は更に防水の中間検査も行う予定ですので検査にまた立ち会えればレポートしてみたいと思います。
(SE工法の検査には立ち会えませんでした)