ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

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最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■実家のリフォーム~予算は?~第5話

2005-12-25 12:56:55 | ■建築家の自邸・構想~建築、竣工まで
先日のレポートと内容前後してすみませんが・・・

自宅建設までの道のりとして、まず実家を売却せねばならない。
そこで、実家の基本情報

・ローンは完済
・築28?年
・駅から徒歩15分程
・小学校まで徒歩1分
・広大なグランドや公園至近
・一団の団地の中にあり、修繕計画がきっちりされ外観も綺麗
・5階建ての1階。(階段室型)
・ベランダからは敷地内の緑と、道路挟んで向かいの公園の緑。日当たり良好。
・無断熱RC壁式
・天井高さ2.3m
・この20年ほど全くリフォームなし・・・
・2年ぐらい誰も住んでない
・床面積:約77㎡

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まずは、リフォームをしないでこのまま売ったらどうか?
と、”三井のリハウス”の方に家を見てもらった。

「すみません。言いにくいのですが、このままの状況だと売れません。売れたとしても、相当値段を落とさなければ難しいですね。」
リフォームが出来るのであれば、それからの方が良いというのだ。

どうも、壁紙破れてたり、ジュータンが黒ずんでたりするとイメージが悪いらしい。
それに、現状ゴミ御殿の我が家。
この家を買いたいと思うわけがない・・・

でも、なんかこのリハウスの方はあまり信用が置けない。
不動産屋さんとしては、100万高く売っても取り分が6万円上がるだけ。
だから、さっさと早く売れる物件の方が割がいいのだ。
なんか、我々の事を考えて提案してくれているように思えない・・・

チラシをみると、同じマンション内でも販売価格が全然違う。
そこで、地場の不動産屋に声を掛けてみる。

そして、それによってわかった事。

①実際に人が住んで生活している方が売れる。
生活像を描きやすい為、自分が住んだときに家具を何処においてどう生活するか?がイメージしやすいという。

②”設備完全リニューアル”
など広告にうちやすい条件があるとグッド。
キャッチフレーズで内装がイメージできるものの方がお客の心を掴み易い。
もちろん、中途半端に古いところがあると目だってしまう。

③照明器具は全室装備
照明器具がないと、夜にお客さんに見せる事が出来なく、暗く雰囲気がよくない。
と、それだけでなく、住み始めてからの購入品を出来るだけ抑えるのがポイントだそうです。

なぜかというと、お客さんは今の家賃と変わらないか安いローンで購入するケースが多いからだという。
出費が結果的に抑えられるので、購入に踏み切りやすいというのだ。
フムフム。

そして、貯金のない若い世帯でも、引越し後購入するものが少ないと(ローンに含まれていると)食いつきがいいらしい。
とても、解りやすい考え方。


④購入層は?
このマンションの今までの購入者を聞いた。
主に、同じマンション内の(間取りの違う)狭い世帯からの移住。
 →団塊世代
近隣居住者の借り換え
 →若い夫婦(これから子育て)
同じマンションを賃貸している人が購入
 →若い夫婦(これから子育て)
団地内にもう一軒
 →子供世帯の新居
1階なので
 →老夫婦

という、お客さんの像だそうだ。

どうもこの営業の方の話は説得力がある。
この会社は、ターゲットを絞って、近隣居住者(同じマンション居住者)にチラシを配り販売するのが得意だそうだ。
三井のリハウスは、相場でこれくらい。3ヶ月買い手が着かなければ、価格を落として・・・みたいな話だったが、
こちらは、基本は顧客の希望額でがんばるという話。
成約価格も他社より大分高い印象を受ける。

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付き合う不動産屋さん一つでも随分違うんだなぁ~と改めて思う。
結局のところ、リフォームして売った方が良さそうだ。
自分でリフォームして住みたい購入者にはそれでいいが、私の実家の近辺にはそのような購買者はほとんどいないと思う。
建売住宅でもいい人たちには、リフォームされていてすぐ住める家。
公園の近い日当たり良好の我が家は”若夫婦の為の新居”としてリフォームしようと思う。
とりあえず、その線で考えていこうかな・・・

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■夢のマイホーム計画
設計士の自宅建設までの苦悩を日記に掲載しています。
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