最近事務所でもBlogを書くようになったもので・・・
また記事を書くのが大変なので、
ほぼ、同じ内容の記事で掲載させて頂きます。
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先日、某メーカーの方からお誘いがあり断熱改修の現場見学に行ってきました。
政府の補助金事業で、小学校の断熱改修のモデル事業として取り上げられた物件です。
この小学校は築30年以上経っており、断熱という概念のない建物でしたが、外断熱工法ですっぽり断熱材で包む形で改修しています。
言葉で言うと、今ある建物を断熱材で包むだけ。
内装はいじらないで改修が簡単そうに思えるのですが、
このように、苦労している箇所が多くありました。
学校の運営をしながらの工事のため、給水管や配水管などいじれない部分が多い事。
給食室は、衛生上気をつけなければならないので、工事できる時間が限られる事。
古い建物なので設備配管が多く露出していて、それらを断熱材を介して保持する為の工夫や、既存のサッシ枠を活かしながらペアガラスのサッシに交換するノウハウなど。
今回の工事では、まだそれらが確立していなく、試行錯誤している様子が伺えました。
ただ、この経験を活かし様々な建物の断熱改修が進めば実物大の実験棟として大きな成果を挙げる事でしょう。
面白いのが、コレラの事業がただの建築工事にとどまらない事。
この改修工事を踏まえ、エコ教育をカリキュラムの中に取り込み、子供たちにそのエコに対する意識を植え付けようという試みが行われています。
人の意識の向上ほど、有効なエコ活動はありません。
そういった意味で、すばらしい断熱改修だと感じました。
ただ、教育の場に立つ教師の意識の方が低いとそのメーカーの担当者さんは嘆いていました。
まずは、改善しなければいけないのは我々大人の意識なのでしょう・・・
また記事を書くのが大変なので、
ほぼ、同じ内容の記事で掲載させて頂きます。
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先日、某メーカーの方からお誘いがあり断熱改修の現場見学に行ってきました。
政府の補助金事業で、小学校の断熱改修のモデル事業として取り上げられた物件です。
この小学校は築30年以上経っており、断熱という概念のない建物でしたが、外断熱工法ですっぽり断熱材で包む形で改修しています。
言葉で言うと、今ある建物を断熱材で包むだけ。
内装はいじらないで改修が簡単そうに思えるのですが、
このように、苦労している箇所が多くありました。
学校の運営をしながらの工事のため、給水管や配水管などいじれない部分が多い事。
給食室は、衛生上気をつけなければならないので、工事できる時間が限られる事。
古い建物なので設備配管が多く露出していて、それらを断熱材を介して保持する為の工夫や、既存のサッシ枠を活かしながらペアガラスのサッシに交換するノウハウなど。
今回の工事では、まだそれらが確立していなく、試行錯誤している様子が伺えました。
ただ、この経験を活かし様々な建物の断熱改修が進めば実物大の実験棟として大きな成果を挙げる事でしょう。
面白いのが、コレラの事業がただの建築工事にとどまらない事。
この改修工事を踏まえ、エコ教育をカリキュラムの中に取り込み、子供たちにそのエコに対する意識を植え付けようという試みが行われています。
人の意識の向上ほど、有効なエコ活動はありません。
そういった意味で、すばらしい断熱改修だと感じました。
ただ、教育の場に立つ教師の意識の方が低いとそのメーカーの担当者さんは嘆いていました。
まずは、改善しなければいけないのは我々大人の意識なのでしょう・・・
自邸の設計楽しみに拝見しています。
今回の外断熱改修は湿式外断熱のようですね?
ドライビットですか?それともパッシブウォールですか?施工状況はいかがでしたか?問題ないようでしたら、教えてください。
よろしくお願いします。
そう考えると、茅葺き屋根の家って、維持し続けるだけで仕事が発生して、それでいて自然を傷つけない。
見事なエコシステムだ。
果たして人間は進化してるのだろうか?
すばらしいですね。
写真を見ただけですぐおわかりになるなんて。
この現場は三社の競合だったようですが、国内の材料で国内の技術のもので採用になったという話です。
そう、もうおわかりだと思いますがポッキーさんの選ばれた業者さんです。
ゼネコンさんが、資材などを国外から輸入するコストを考えると断然国産のものが安いと考えたそうです。
また、日本の気候に合った仕上げ材といった面も考慮されたとおっしゃっていました。
具体的な仕上がりですが・・・
改修工事ならではの問題点やうまく施工できていないなぁと思う箇所もありました。
それらは新築の時は起きない問題がほとんどです。
私が一番注意しなければいけないと思ったのは、サッシ廻りの”ダキ”の部分。
コーキングの幅がマチマチで、あまり綺麗に施工できていませんでした。
コレは改修の為か、工法上の問題かはわかりません・・・
ただし、海外の工法でもコレはおなじことと思います。
まぁ、とにかく確立されていない分野だけに難しいですね。
そうですよね~。
政府が200年住宅など言っていますが、私はもってのほかだと思っています。
aonumaさんはメーカー勤務なので良く解ると思いますが、以前メーカーのお客さんから聞いた話で・・・
「機械製品など、8年とか10ねんとか区切りをつけて壊れていい設計をしています。」
という話をしていました。
もうその頃には技術が進歩して無用の長物になるからだと。
もちろん20年30年壊れない回路を設計することも出来るのですが、それは無駄なコストだと。
と、話はエコからそれましたが・・・
保証するのは大変なんです。
あと長持ちするものを作ると、修理用に部品も保管しておかないといけないし。
発売後30年間は修理しますなんてことになったら、どれだけ倉庫が余分にいるのやら。
きれい事じゃなくて、エコと消費をどうやって両立させていくかを確立することが大事なんでしょうね。
そうですよね~。
政府の唱えている200年住宅みたいのが実現してしまうと、少なからず建設業の仕事が減ってしまうわけで・・・
悩ましい問題ですよね。