先日友人に頼まれてマンションの内覧会に行ってきました。
一年半ほど前に購入したマンションがようやく完成に近づき、施主のチェック段階に来たというのです。
自邸を建設中の私としては、マンションを購入という事もまずないもので・・・
マンションの販売、引渡しの現場がどのような形で行われるのか興味があったんですよね。
---
施主チェックといっても、全て仕上がった状態での確認の意味合いが多くて、これからこうしたいとか考えがあってももう手遅れ。
壁の汚れや傷など確認してください・・・
という事で、クロスの不具合はもちろん玄関の石のカケやフローリングの傷などを指摘させていただきました・・・
しかし、本当はもっと問題があって、それは傷や汚れといった見た目の問題でなく・・・
コンセントの位置や丁番の選定ミスや、配管のダクト経路の問題など手遅れの事がイロイロあって・・・
こういった事は何処まで友人に伝えるか迷ったんですよね。
直らない問題を指摘しても不信に思ってしまうだけで、これから住む家に対して悪いイメージが付いてしまって良くないかなぁと思って内覧会の前に何処まで言った方がいいか聞いてあったんです。
そこは気になる事は全て言って欲しいという事でいろいろ指摘させていただいたわけです。
---
しかし、ズルイのはマンションの売主。
内覧の時に付き添う人と、最後の確認の人が別の人で、口のうまいベテランさんが最後に出てきてイロイロ言いくるめようとするんですね。
全体を通して大きな問題は特になかったんですが、収納の扉の開き角度に問題があって、コレでは使いづらいから変更してもらいたかったんですよ。
しかし、うちのルールでは・・・
という、一方的な決まり事を持ち出し正当性を主張する売主。
つっこんで、こちらもかなり強い口調で言い争って変更を求めたんですよね。
周りには他の施主もいたので少しは売主に気を使ったつもりですが、我々だけになった瞬間により強い態度で交渉したんですよ。
結局、そのルール付けが住戸内でもバラバラでそんなのはルールじゃなくてあなたが今考えたこじつけですよねと言い寄って、何とか「後日回答します」という所までこぎつけたのですが・・・
あの感じだと、新たな言い訳を考えて「やっぱり直せません」という連絡が来るだけだなぁと思いました。
---
コレが住宅の建築現場だったらほぼ間違いなく変更してくれて、問題なしなんですけど・・・
その例外が一戸でも出来ると皆が同じ事を言い出すと数百戸の住戸で変更が起きるのを嫌っているんでしょうね。
だから頑なにも拒むんだろうなぁって。
もう一つ問題がコレ。
住戸には照明がなく、中住戸は物凄く薄暗いのです。
そしてそこに用意された仮設照明も暗い明かり。
コレではクロスの不具合なども見つけられません。
現に太陽光を直接受ける部屋の一面は補修指示だらけ。
光の加減で見え方が違うので、目立つんですよねぇ~
だから、住み始めるともっと気になるところが出てきてしまうかもしれません。
それなのに、この内覧会(一時間)の間にご指摘下さい。
それ以降の指摘は一切受け付けません。
という、書類にサインさせられるわけですよ・・・
う~ん消費者の立場が弱すぎる。
---
ほんと、マンションって内容の薄いプラン図のみで契約してそれを押し付けるわけで、この図面からどれだけの内容を読み取って皆さん契約しているんだろうと不思議に思ってしまいます。
友人も建築学科を卒業しているのですが・・・
それを仕事としていないのでやはりキチンとイメージしきれていなかったし、そういった人がほとんどだと思うのです。
モデルルームの華やかなイメージが先行して、自分の購入した間取りがどんな感じになるかイメージしきれないんですよね。
だから、内覧会ではもう手遅れ。
この時点で我々が見ても手助けできる事ってほとんどありません。
もう少し前に相談してくれていたらもっと良いアドバイス出来たかなぁって思ってます。
だからといってその要望を売主が聞いてくれるとも限らないんですけどね。
なんか、こういう事を書くとマンション買うのは間違いだからと言っている様に思われてしまうかもしれませんが・・・
決してそういうわけではありません。
マンションの良いところは良いところとしてある訳です。
それが共用部の充実。
このマンションはカフェコーナーがあって住人同士のコミュニケーションを促進させるわけです。
私も新築のマンションで生まれ育っていて、その環境にはとても満足しているわけです。
”新築”の場合購入層が似通っているので、同年代の友人が多くいてそれは楽しい生活を送る事が出来ました。
それがマンション暮らしの最大のメリットだと思うのです。
子供の社交性を養うのには素晴らし環境だと思うんですよね。
それと羨ましいのがディスポーザー。
(上の写真はディスポーザーの処理タンク)
戸建では(簡単に)取り付けることが出来ないので、マンションのメリットの一つであります。
そして見晴らしがいい事。
セキュリティーも充実していて、最近ではちょっと過剰なくらい。
集合郵便受けも外部の人からは見られずに、クリーニングや宅急便も出す事が出来るわけです。
エントランスホールも賃貸住宅とは比べ物にならないほど豪華でコンシェルジュも在中。
いやぁ~便利です。
内覧会でひとつ収穫があったのがこの押入れ。
奥行きの深い収納の棚が前後で分かれていて、好きな様に組み替えられる設定だったんですね。
コレはちょっといいアイデアだなぁと思いました。
内覧会では部屋の中はもちろんの事、TVの契約やダスキン、新聞の勧誘など様々なオプションサービスの話もありました。
また、一部ではフローリングのコーティングサービスやカーテン採寸販売などいろいろな勧誘がありました。
しかし、驚いたのがマンションを出た後です。
内覧会を終えた私たちに声を掛けてきた人が数人。
カーテン屋なんですけど、オプションサービスは申し込まれました?
まだでしたら、格安でご提供しますよって。
なるほど~こういう勧誘もあるんですね。
一年半ほど前に購入したマンションがようやく完成に近づき、施主のチェック段階に来たというのです。
自邸を建設中の私としては、マンションを購入という事もまずないもので・・・
マンションの販売、引渡しの現場がどのような形で行われるのか興味があったんですよね。
---
施主チェックといっても、全て仕上がった状態での確認の意味合いが多くて、これからこうしたいとか考えがあってももう手遅れ。
壁の汚れや傷など確認してください・・・
という事で、クロスの不具合はもちろん玄関の石のカケやフローリングの傷などを指摘させていただきました・・・
しかし、本当はもっと問題があって、それは傷や汚れといった見た目の問題でなく・・・
コンセントの位置や丁番の選定ミスや、配管のダクト経路の問題など手遅れの事がイロイロあって・・・
こういった事は何処まで友人に伝えるか迷ったんですよね。
直らない問題を指摘しても不信に思ってしまうだけで、これから住む家に対して悪いイメージが付いてしまって良くないかなぁと思って内覧会の前に何処まで言った方がいいか聞いてあったんです。
そこは気になる事は全て言って欲しいという事でいろいろ指摘させていただいたわけです。
---
しかし、ズルイのはマンションの売主。
内覧の時に付き添う人と、最後の確認の人が別の人で、口のうまいベテランさんが最後に出てきてイロイロ言いくるめようとするんですね。
全体を通して大きな問題は特になかったんですが、収納の扉の開き角度に問題があって、コレでは使いづらいから変更してもらいたかったんですよ。
しかし、うちのルールでは・・・
という、一方的な決まり事を持ち出し正当性を主張する売主。
つっこんで、こちらもかなり強い口調で言い争って変更を求めたんですよね。
周りには他の施主もいたので少しは売主に気を使ったつもりですが、我々だけになった瞬間により強い態度で交渉したんですよ。
結局、そのルール付けが住戸内でもバラバラでそんなのはルールじゃなくてあなたが今考えたこじつけですよねと言い寄って、何とか「後日回答します」という所までこぎつけたのですが・・・
あの感じだと、新たな言い訳を考えて「やっぱり直せません」という連絡が来るだけだなぁと思いました。
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コレが住宅の建築現場だったらほぼ間違いなく変更してくれて、問題なしなんですけど・・・
その例外が一戸でも出来ると皆が同じ事を言い出すと数百戸の住戸で変更が起きるのを嫌っているんでしょうね。
だから頑なにも拒むんだろうなぁって。
もう一つ問題がコレ。
住戸には照明がなく、中住戸は物凄く薄暗いのです。
そしてそこに用意された仮設照明も暗い明かり。
コレではクロスの不具合なども見つけられません。
現に太陽光を直接受ける部屋の一面は補修指示だらけ。
光の加減で見え方が違うので、目立つんですよねぇ~
だから、住み始めるともっと気になるところが出てきてしまうかもしれません。
それなのに、この内覧会(一時間)の間にご指摘下さい。
それ以降の指摘は一切受け付けません。
という、書類にサインさせられるわけですよ・・・
う~ん消費者の立場が弱すぎる。
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ほんと、マンションって内容の薄いプラン図のみで契約してそれを押し付けるわけで、この図面からどれだけの内容を読み取って皆さん契約しているんだろうと不思議に思ってしまいます。
友人も建築学科を卒業しているのですが・・・
それを仕事としていないのでやはりキチンとイメージしきれていなかったし、そういった人がほとんどだと思うのです。
モデルルームの華やかなイメージが先行して、自分の購入した間取りがどんな感じになるかイメージしきれないんですよね。
だから、内覧会ではもう手遅れ。
この時点で我々が見ても手助けできる事ってほとんどありません。
もう少し前に相談してくれていたらもっと良いアドバイス出来たかなぁって思ってます。
だからといってその要望を売主が聞いてくれるとも限らないんですけどね。
なんか、こういう事を書くとマンション買うのは間違いだからと言っている様に思われてしまうかもしれませんが・・・
決してそういうわけではありません。
マンションの良いところは良いところとしてある訳です。
それが共用部の充実。
このマンションはカフェコーナーがあって住人同士のコミュニケーションを促進させるわけです。
私も新築のマンションで生まれ育っていて、その環境にはとても満足しているわけです。
”新築”の場合購入層が似通っているので、同年代の友人が多くいてそれは楽しい生活を送る事が出来ました。
それがマンション暮らしの最大のメリットだと思うのです。
子供の社交性を養うのには素晴らし環境だと思うんですよね。
それと羨ましいのがディスポーザー。
(上の写真はディスポーザーの処理タンク)
戸建では(簡単に)取り付けることが出来ないので、マンションのメリットの一つであります。
そして見晴らしがいい事。
セキュリティーも充実していて、最近ではちょっと過剰なくらい。
集合郵便受けも外部の人からは見られずに、クリーニングや宅急便も出す事が出来るわけです。
エントランスホールも賃貸住宅とは比べ物にならないほど豪華でコンシェルジュも在中。
いやぁ~便利です。
内覧会でひとつ収穫があったのがこの押入れ。
奥行きの深い収納の棚が前後で分かれていて、好きな様に組み替えられる設定だったんですね。
コレはちょっといいアイデアだなぁと思いました。
内覧会では部屋の中はもちろんの事、TVの契約やダスキン、新聞の勧誘など様々なオプションサービスの話もありました。
また、一部ではフローリングのコーティングサービスやカーテン採寸販売などいろいろな勧誘がありました。
しかし、驚いたのがマンションを出た後です。
内覧会を終えた私たちに声を掛けてきた人が数人。
カーテン屋なんですけど、オプションサービスは申し込まれました?
まだでしたら、格安でご提供しますよって。
なるほど~こういう勧誘もあるんですね。
しかもこの段階まで、現場で立会いはゼロ?
本当に形だけの施主チェック、馬鹿にされているようで腹が立ちますね。
兄もマンションを買う時に一応同業者なので「施工図面をくれ」と要求したそうですが、社内規定で渡せないと断られたそうです。
マンションのメリット・デメリット、こんなところにもあるんだなぁと勉強になりました。
ほんと社内規定って一体なんなんだろうと思っちゃいますよね。
「建てつけが悪いのはわが社の標準です」
「クロスの傷や汚れは50箇所まで無料でお付けしています」なんて言っているようなもんだよねぇ。
いやぁ~わからなくもないけど、融通が気かなすぎますね。
販売した人が責任もって最後まで対応してくれないと・・・
↑の口のうまい人にバトンタッチするだけで、逃げちゃうんで戸建と違ってマンションは少し性質が悪いなぁと感じました。
契約した時の人が最後まで付いていればもっと文句言えるんだろうけどね。
その辺が上手いんだろうなぁ。。。