今回はリビングの竣工写真をご紹介します。
※上記写真は工事中のものです。
リビングの考え方は住まい手・設計者によって様々で、コレが一番って自信を持って言える間取りはありません。
住む人の家族構成や家に求めるものによっても随分と回答が変わってきます。
その中で、キッチンからリビングが全て見渡せるという事を理想とする家づくりをする方も多いのではないかと思います。
しかし、私はあまりそういう間取りを好みません。
(もちろん条件によってはそういう提案もしますが・・・)
むしろ、キッチンからちょっと死角になる部分に落ち着く場所を造りたいと思うのです。
気配を感じあえるけども、視線が通わない関係。
そんな微妙な距離感が空間に奥行きを持たせ、一体感が生まれると思っています。
いつも、絶えず家族から見られているという状況はホッと一息つきたいときには落ち着かないものです。
キッチンに立つお母さん(もちろんお父さんの場合もあります)と、距離の近いところにいたい場合はダイニングに座ればいいし、距離をおきたい場合はソファに座れば良いのです。
絶えず、顔を合わせちょっかいを出されるのが嫌で個室に引っ込んでしまうという事がないように、間取りで緩く領域を別けたいと考えています。
その、”微妙な距離感”の具合が実に難しいのでいつも苦労します。
では、竣工写真をご覧下さい。
そのイメージが少しは写真で伝わりますでしょうか・・・
※写真の上にマウスを置くとリフォーム後の写真に切り替わります。
→マウスオーバーしても画像が切り替わらない場合はこちらをクリックして別画面表示してください。
(リフォーム後の写真が開きます)
この写真はソファーを置く想定位置からキッチンを眺めた写真です。
(既存写真はキッチンからリビングを眺めた写真)
ダイニングテーブル脇の本棚でキッチンが見え隠れしているのが解ると思います。
実際キッチンではコンロの前に張り付いている訳ではないので、調理をしながら家族と会話を交わすことも可能です。
※写真の上にマウスを置くとリフォーム後の写真に切り替わります。
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(リフォーム後の写真が開きます)
スタディーコーナーには洋服掛けスペースと、電球や蛍光灯、長物のストックスペースを設けています。
既存家屋で存在感の大きかった柱型を収納と一体にして目立たなくし、凸凹だった天井もスッキリさせています。
※写真の上にマウスを置くとリフォーム後の写真に切り替わります。
→マウスオーバーしても画像が切り替わらない場合はこちらをクリックして別画面表示してください。
(リフォーム後の写真が開きます)
書斎スペースからダイニングを眺めた写真。
恐らくお子様が小さいうちは書斎スペースがプレイルームになるので、逆にキッチンから見渡せる位置に設けています。
子供が成長し、スタディコーナー(PCコーナー・書斎)として利用する際は緩いパーティションで区切り利用していただく予定です。
照明は間接照明を設けて、空間に明るさの強弱をつけています。
部屋全体が明るい空間は求めておらず、適材適所に明るい場所を設けて奥行きと領域を演出しています。
しかし、設定していた照明の一つが想定より明るく感じなかった為(照度は足りているのですが、期待しているイメージとちょっと異なるものでした)、スタンドライト等での調整を考えています。
ライティングダクトを設けているので、器具を追加すれば解決も容易いのですがなんとなくそれでは雰囲気が出ない気がしています。
引越し後家具が一度セットされてから方針を決める予定です。
---
以前、著名な照明デザイナーの方と一緒に仕事をした事あるのですが・・・
その時は様々なシーンを想定して多数の回路を設け、調光システムを組んだのですが、やはり最後はご自身の目で見て微調整を繰り返していらっしゃいました。
設計段階に諸データ(照度分布だったりW数だとか)である程度の想定は出来るのですが、やはり一発でバッチリ決めるのは難しいものです。
(お施主様の感じる明るさの感覚も人それぞれだし、壁や床の仕上材によっても光の広がり方が異なるので。)
どんな方が見ても明るいと感じる照明器具を利用して、失敗のない照明計画を組む事が出来ますが、雰囲気を出す事が難しい。
器具を増やして調光して明るさを抑えるほうがよっぽど簡単なのですが、それでは必要のない明りの分まで器具代を支払う事になってしまうので勿体無いんですよね。
それに、天井部分がDL(ダウンライト)の孔だらけになってしまったりして、それもそれで宜しくないんですよね。。。
出来るだけ少ない器具で無駄ない配置で満足する明るさを手に入れる。
コレが私の目指す所ですが・・・
雰囲気のある明るさをコントロールする事って本当に難しいのです。
多くの器具を設置して必要のない照明を引くのではなく、必要最低限の明るさを確保して足す照明計画。
今回は住宅版エコポイントで手に入るポイントを充てて追加購入もらう予定です。
---絆を深める家・竣工写真---
リフォーム前と後の平面図です。
下記のリストより間取りの解説などご覧いただけます。
別の記事も併せてご覧下さい。
1.延べ16坪の間取りについて
2.多機能で使いやすいシンプルキッチン
3.家具工事の洗面化粧台・水廻りの収納
4.家族の気配を感じる死角のあるリビング(当ページ)
5.無駄なく空間を使いこなすリノベーションは水周りが鍵
→家族の絆を深める家の竣工写真はこちらからご覧いただけます
(Akatuki Design 一級建築士事務所 HPにて)
※上記写真は工事中のものです。
リビングの考え方は住まい手・設計者によって様々で、コレが一番って自信を持って言える間取りはありません。
住む人の家族構成や家に求めるものによっても随分と回答が変わってきます。
その中で、キッチンからリビングが全て見渡せるという事を理想とする家づくりをする方も多いのではないかと思います。
しかし、私はあまりそういう間取りを好みません。
(もちろん条件によってはそういう提案もしますが・・・)
むしろ、キッチンからちょっと死角になる部分に落ち着く場所を造りたいと思うのです。
気配を感じあえるけども、視線が通わない関係。
そんな微妙な距離感が空間に奥行きを持たせ、一体感が生まれると思っています。
いつも、絶えず家族から見られているという状況はホッと一息つきたいときには落ち着かないものです。
キッチンに立つお母さん(もちろんお父さんの場合もあります)と、距離の近いところにいたい場合はダイニングに座ればいいし、距離をおきたい場合はソファに座れば良いのです。
絶えず、顔を合わせちょっかいを出されるのが嫌で個室に引っ込んでしまうという事がないように、間取りで緩く領域を別けたいと考えています。
その、”微妙な距離感”の具合が実に難しいのでいつも苦労します。
では、竣工写真をご覧下さい。
そのイメージが少しは写真で伝わりますでしょうか・・・
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(リフォーム後の写真が開きます)
この写真はソファーを置く想定位置からキッチンを眺めた写真です。
(既存写真はキッチンからリビングを眺めた写真)
ダイニングテーブル脇の本棚でキッチンが見え隠れしているのが解ると思います。
実際キッチンではコンロの前に張り付いている訳ではないので、調理をしながら家族と会話を交わすことも可能です。
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(リフォーム後の写真が開きます)
スタディーコーナーには洋服掛けスペースと、電球や蛍光灯、長物のストックスペースを設けています。
既存家屋で存在感の大きかった柱型を収納と一体にして目立たなくし、凸凹だった天井もスッキリさせています。
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※写真の上にマウスを置くとリフォーム後の写真に切り替わります。
→マウスオーバーしても画像が切り替わらない場合はこちらをクリックして別画面表示してください。
(リフォーム後の写真が開きます)
書斎スペースからダイニングを眺めた写真。
恐らくお子様が小さいうちは書斎スペースがプレイルームになるので、逆にキッチンから見渡せる位置に設けています。
子供が成長し、スタディコーナー(PCコーナー・書斎)として利用する際は緩いパーティションで区切り利用していただく予定です。
照明は間接照明を設けて、空間に明るさの強弱をつけています。
部屋全体が明るい空間は求めておらず、適材適所に明るい場所を設けて奥行きと領域を演出しています。
しかし、設定していた照明の一つが想定より明るく感じなかった為(照度は足りているのですが、期待しているイメージとちょっと異なるものでした)、スタンドライト等での調整を考えています。
ライティングダクトを設けているので、器具を追加すれば解決も容易いのですがなんとなくそれでは雰囲気が出ない気がしています。
引越し後家具が一度セットされてから方針を決める予定です。
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以前、著名な照明デザイナーの方と一緒に仕事をした事あるのですが・・・
その時は様々なシーンを想定して多数の回路を設け、調光システムを組んだのですが、やはり最後はご自身の目で見て微調整を繰り返していらっしゃいました。
設計段階に諸データ(照度分布だったりW数だとか)である程度の想定は出来るのですが、やはり一発でバッチリ決めるのは難しいものです。
(お施主様の感じる明るさの感覚も人それぞれだし、壁や床の仕上材によっても光の広がり方が異なるので。)
どんな方が見ても明るいと感じる照明器具を利用して、失敗のない照明計画を組む事が出来ますが、雰囲気を出す事が難しい。
器具を増やして調光して明るさを抑えるほうがよっぽど簡単なのですが、それでは必要のない明りの分まで器具代を支払う事になってしまうので勿体無いんですよね。
それに、天井部分がDL(ダウンライト)の孔だらけになってしまったりして、それもそれで宜しくないんですよね。。。
出来るだけ少ない器具で無駄ない配置で満足する明るさを手に入れる。
コレが私の目指す所ですが・・・
雰囲気のある明るさをコントロールする事って本当に難しいのです。
多くの器具を設置して必要のない照明を引くのではなく、必要最低限の明るさを確保して足す照明計画。
今回は住宅版エコポイントで手に入るポイントを充てて追加購入もらう予定です。
---絆を深める家・竣工写真---
リフォーム前と後の平面図です。
下記のリストより間取りの解説などご覧いただけます。
別の記事も併せてご覧下さい。
1.延べ16坪の間取りについて
2.多機能で使いやすいシンプルキッチン
3.家具工事の洗面化粧台・水廻りの収納
4.家族の気配を感じる死角のあるリビング(当ページ)
5.無駄なく空間を使いこなすリノベーションは水周りが鍵
→家族の絆を深める家の竣工写真はこちらからご覧いただけます
(Akatuki Design 一級建築士事務所 HPにて)
人によって快適な距離感が違う所を私の物差しで判断すると事に少し無理があるのですが、お施主さんとの会話の中でうまくその距離を建築でコントロール出来ればと思っています。
万人に通じる解答がないので難しいですよね・・・