無垢のフローリングで床暖房をする場合、気を付けねばならないのがフローリングの反りや割れ。
通常の床材は含水率が比較的多いので、暖房によって乾燥状態になると反りや割れを生じるのです。
しかも、急激な温度変化を与えると尚悪影響を与えます。
自然界の木材はどんなに暑くても40~50度の温度までしか体験した事がありません。
その為それ以上の温度にさらされると”より”問題を起こしやすいのです。
その問題を少しでも改善しようとするのがこの低温式の床暖房。
通常より温度の低い温水で床暖房をするので、普通の床暖房に比べ問題の起きる可能性が低くなります。
---
では、なぜ他の床暖房は低温式でないのか?
というと、東京ガス(TES)に代表される床暖房パネルは、合板の厚みと同じ12mmの厚みで温水を流しています。
その為、温水パイプの太さは7mm(一部異なります)となります。
細いパイプで高温の温水(70℃~80℃)で短時間に暖めようというのが東京ガスに代表される床暖房の考え方。
しかし、この温水パネルは10~12mmの径。
たったの3mmの差なんですけど、小学校で習った算数を思い出していただきたい。
温水パイプの断面積を計算すると、東京ガスは、
3.5×3.5×π(3.14・・・)=12.25π
5×5×π(3.14・・・)=25π
と、この3mmの差が2倍の流量の差になるのです。
つまり、細いパイプではすぐに熱が奪われてしまう。
奥のパイプまで熱を伝えるためにはより高温のお湯を流さなければいけないという訳。
ですから、低い温水で床暖房をするのにはより太いパイプで温水を流す必要があるという訳です。
それと、この商品は銅板を使った熱伝導率を高めたもの。
銅は架橋ポリエチレンパイプの1000倍の熱伝導率。
しかも、パイプを囲むように放熱板があるのでより伝わりやすいのです。
低温水と放射板の効果で今までにない快適な床暖房を実現できるはずである。
銅管同士のの接続にはこの器具を使う。
クラッチ付きなので管をムダに潰すことなく圧着できる。
溶接するより確実な方法だという。
床暖房のパネルの接続風景はこんな感じ。
丁寧に一本一本接続する。
---
こんなパネルだとさぞかし高いのだろうと思うかもしれませんが・・・
実は、TESより安かったのです・・・
始めて使う工法は何かと使いづらいのですが、今回のお客様は多少反っても暴れても無垢材の床の方が良いといってくれたのです。
それなので、この床暖房を推薦させて頂いたわけです。
さて?どうなることでしょう?
この暖房は快適でしょうか?
その回答はもう少しでわかります・・・
---
ちなみに無垢の床材で床暖房をする場合、低温式の床暖房という選択肢より確実な方法として、床暖房対応の無垢材を使うという方法があります。
これは、床材を人工乾燥で5%ほどまで含水率を下げた商品。
木を5%程まで乾燥させると結合水と呼ばれる水分まで蒸発させる事ができる。
その為、再度湿潤な状態に木が曝されても含水しづらくなるのです。
故に、乾燥収縮しづらい木材となるのです。
よって、各フローリングメーカーが実験を行ったうえで”床暖房対応品”という事で高額な床材を販売しているのです。
しかし、この様に人工乾燥させた床材は広葉樹のフローリングが多く、選択の巾があまりにも狭い。
できることならもっと安い床材で床暖房をしたいと考えるのが我々なのです。
また、あしもとポカポカというより熱々の床暖房にも疑問を持っているのは確か。
床暖房はやはり輻射熱で直接体を温めなければ本来の性能でないと思うのです。
早く体験できる事を楽しみにしてま~す!
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■低温式床暖房”うらら”についてはこちらから
”うらら”富士環境システム株式会社の低温式床暖房です。
その他、私が調べた範囲ではSUNPOT(サンポット株式会社)のジョイントレスゴムチップパネルも信頼性が高いと思っています。
■SUNPOT(サンポット株式会社)のHPはこちらから
尚、商品採用にあたり不具合等発生しても責任は負いかねますので、今一度皆様の目で吟味してご採用ください。
我々が使う無垢材に関しても、”反りや割れが全く生じない”という事はないと思っていますので。
その辺の”問題と感じる範囲”にもそれぞれ差がありますので・・・
尚、著しい問題が発生した場合はキチンと追記するつもりでおります・・・
通常の床材は含水率が比較的多いので、暖房によって乾燥状態になると反りや割れを生じるのです。
しかも、急激な温度変化を与えると尚悪影響を与えます。
自然界の木材はどんなに暑くても40~50度の温度までしか体験した事がありません。
その為それ以上の温度にさらされると”より”問題を起こしやすいのです。
その問題を少しでも改善しようとするのがこの低温式の床暖房。
通常より温度の低い温水で床暖房をするので、普通の床暖房に比べ問題の起きる可能性が低くなります。
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では、なぜ他の床暖房は低温式でないのか?
というと、東京ガス(TES)に代表される床暖房パネルは、合板の厚みと同じ12mmの厚みで温水を流しています。
その為、温水パイプの太さは7mm(一部異なります)となります。
細いパイプで高温の温水(70℃~80℃)で短時間に暖めようというのが東京ガスに代表される床暖房の考え方。
しかし、この温水パネルは10~12mmの径。
たったの3mmの差なんですけど、小学校で習った算数を思い出していただきたい。
温水パイプの断面積を計算すると、東京ガスは、
3.5×3.5×π(3.14・・・)=12.25π
5×5×π(3.14・・・)=25π
と、この3mmの差が2倍の流量の差になるのです。
つまり、細いパイプではすぐに熱が奪われてしまう。
奥のパイプまで熱を伝えるためにはより高温のお湯を流さなければいけないという訳。
ですから、低い温水で床暖房をするのにはより太いパイプで温水を流す必要があるという訳です。
それと、この商品は銅板を使った熱伝導率を高めたもの。
銅は架橋ポリエチレンパイプの1000倍の熱伝導率。
しかも、パイプを囲むように放熱板があるのでより伝わりやすいのです。
低温水と放射板の効果で今までにない快適な床暖房を実現できるはずである。
銅管同士のの接続にはこの器具を使う。
クラッチ付きなので管をムダに潰すことなく圧着できる。
溶接するより確実な方法だという。
床暖房のパネルの接続風景はこんな感じ。
丁寧に一本一本接続する。
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こんなパネルだとさぞかし高いのだろうと思うかもしれませんが・・・
実は、TESより安かったのです・・・
始めて使う工法は何かと使いづらいのですが、今回のお客様は多少反っても暴れても無垢材の床の方が良いといってくれたのです。
それなので、この床暖房を推薦させて頂いたわけです。
さて?どうなることでしょう?
この暖房は快適でしょうか?
その回答はもう少しでわかります・・・
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ちなみに無垢の床材で床暖房をする場合、低温式の床暖房という選択肢より確実な方法として、床暖房対応の無垢材を使うという方法があります。
これは、床材を人工乾燥で5%ほどまで含水率を下げた商品。
木を5%程まで乾燥させると結合水と呼ばれる水分まで蒸発させる事ができる。
その為、再度湿潤な状態に木が曝されても含水しづらくなるのです。
故に、乾燥収縮しづらい木材となるのです。
よって、各フローリングメーカーが実験を行ったうえで”床暖房対応品”という事で高額な床材を販売しているのです。
しかし、この様に人工乾燥させた床材は広葉樹のフローリングが多く、選択の巾があまりにも狭い。
できることならもっと安い床材で床暖房をしたいと考えるのが我々なのです。
また、あしもとポカポカというより熱々の床暖房にも疑問を持っているのは確か。
床暖房はやはり輻射熱で直接体を温めなければ本来の性能でないと思うのです。
早く体験できる事を楽しみにしてま~す!
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■低温式床暖房”うらら”についてはこちらから
”うらら”富士環境システム株式会社の低温式床暖房です。
その他、私が調べた範囲ではSUNPOT(サンポット株式会社)のジョイントレスゴムチップパネルも信頼性が高いと思っています。
■SUNPOT(サンポット株式会社)のHPはこちらから
尚、商品採用にあたり不具合等発生しても責任は負いかねますので、今一度皆様の目で吟味してご採用ください。
我々が使う無垢材に関しても、”反りや割れが全く生じない”という事はないと思っていますので。
その辺の”問題と感じる範囲”にもそれぞれ差がありますので・・・
尚、著しい問題が発生した場合はキチンと追記するつもりでおります・・・