休日、事務所で仕事をしていたら掛かって来た一本の電話。
「すみません、今建築中なんですけど・・・」
「ご相談したい事があってお電話したのですけどいいですか?」
「え~と・・・」
「大工さんに家の工事を頼んだのですが、完成間際になって追加の工事費を沢山請求してきて困っています。」
「建築士の方は、間に入られていないのですか?」と、私。
「ええ、大工さんに直接頼んでいます。」
「始めの見積書はあるんですか?」と、私。
「はい。ちゃんと、見積書を元に契約しました。
工事中に変更を何箇所か頼んでいて、その度ごとに、追加費用がないかは確認していたつもりなんですが・・・
その時は、何とかなるから(他で吸収できる)と言われ、見積をもらわずに進めていました。」
なるほど、なるほど・・・
結局、大工さんも工事が終わって清算してみたら、大幅に足が出て困って請求してきたという事かなぁ?
「その、請求が何百万ってあって・・・
とても、とても、払えなくて・・・
ご相談してるのですが・・・
何かいい手ありますかねぇ?」
「結局のところ、内情が全くわかりませんのでなんとも申し上げられませんが、始めの金額だから契約して工事を頼んだわけで、始めから追加の工事含んだ工事費だったらお宅に頼んでないと、交渉してみては?」
と、アドバイスしておきました。
こういう問題って難しい。
決して、大工さんが悪い人じゃないと思うけど・・・
やはり、第三者(我々設計者等)が介在しないと、そういったコスト管理は難しくなる。
同じ工事でも段取りが悪ければ、手間がかかって高くなるし、無駄も生じる。
取引の少ない大工さんのような人だったら、もちろん材料も安く買えないし、割高になる。
でも、大工さんとしては、自分の手間賃は安くしてお客さんの為の工事だと思っている・・・
でも、でも、結果高い金額をお客様に請求しているかもしれないし、そうでないかもしれない・・・
---
今回のお客様は、
「あ~こんなトラブルになるんだったら、ちゃんと建築家の方にお頼みすれば良かった」と、思っているらしい・・・
この問題に関しては、一長一短。
建築家に設計監理を頼んでいれば、最低建築費の10%ぐらいは費用として掛かるわけで、この金額と、余分に掛かってしまった数百万円のどっちが安いか?
という問題。
でも、我々建築家に仕事を頼んでいただいた方が、きっと満足な家造りが出来ると思うし、そうありたいと思う。
もちろん、頂いた設計料の内のいくらかは、工事費を抑えてお客さんに還付されているはずだし、それも仕事のひとつ。
設計監理料を高いと感じるか?
金額だけでなく、もう少しその裏側まで考えてもらいたいものだなぁと、
思ったというお話でした。
---
あ、でもでも・・・
設計した家が、全然予算オーバーで大変!
なんて話は良くあるもの。
まぁ、コレは工事スタート前に問題は処理するんだけど・・・
家の値段て難しい。
建築士が間に入ったからといって、全て予算どおりにいくなんて事はないのであしからず・・・
「すみません、今建築中なんですけど・・・」
「ご相談したい事があってお電話したのですけどいいですか?」
「え~と・・・」
「大工さんに家の工事を頼んだのですが、完成間際になって追加の工事費を沢山請求してきて困っています。」
「建築士の方は、間に入られていないのですか?」と、私。
「ええ、大工さんに直接頼んでいます。」
「始めの見積書はあるんですか?」と、私。
「はい。ちゃんと、見積書を元に契約しました。
工事中に変更を何箇所か頼んでいて、その度ごとに、追加費用がないかは確認していたつもりなんですが・・・
その時は、何とかなるから(他で吸収できる)と言われ、見積をもらわずに進めていました。」
なるほど、なるほど・・・
結局、大工さんも工事が終わって清算してみたら、大幅に足が出て困って請求してきたという事かなぁ?
「その、請求が何百万ってあって・・・
とても、とても、払えなくて・・・
ご相談してるのですが・・・
何かいい手ありますかねぇ?」
「結局のところ、内情が全くわかりませんのでなんとも申し上げられませんが、始めの金額だから契約して工事を頼んだわけで、始めから追加の工事含んだ工事費だったらお宅に頼んでないと、交渉してみては?」
と、アドバイスしておきました。
こういう問題って難しい。
決して、大工さんが悪い人じゃないと思うけど・・・
やはり、第三者(我々設計者等)が介在しないと、そういったコスト管理は難しくなる。
同じ工事でも段取りが悪ければ、手間がかかって高くなるし、無駄も生じる。
取引の少ない大工さんのような人だったら、もちろん材料も安く買えないし、割高になる。
でも、大工さんとしては、自分の手間賃は安くしてお客さんの為の工事だと思っている・・・
でも、でも、結果高い金額をお客様に請求しているかもしれないし、そうでないかもしれない・・・
---
今回のお客様は、
「あ~こんなトラブルになるんだったら、ちゃんと建築家の方にお頼みすれば良かった」と、思っているらしい・・・
この問題に関しては、一長一短。
建築家に設計監理を頼んでいれば、最低建築費の10%ぐらいは費用として掛かるわけで、この金額と、余分に掛かってしまった数百万円のどっちが安いか?
という問題。
でも、我々建築家に仕事を頼んでいただいた方が、きっと満足な家造りが出来ると思うし、そうありたいと思う。
もちろん、頂いた設計料の内のいくらかは、工事費を抑えてお客さんに還付されているはずだし、それも仕事のひとつ。
設計監理料を高いと感じるか?
金額だけでなく、もう少しその裏側まで考えてもらいたいものだなぁと、
思ったというお話でした。
---
あ、でもでも・・・
設計した家が、全然予算オーバーで大変!
なんて話は良くあるもの。
まぁ、コレは工事スタート前に問題は処理するんだけど・・・
家の値段て難しい。
建築士が間に入ったからといって、全て予算どおりにいくなんて事はないのであしからず・・・
予算内に収めるって難しいですよね(^^;)
予算あっての建築。
この調整が難しいんですよね。
特にあとから追加工事がどっと出るようだと問題ですからね・・・
図面の時に充分練らないといけないのです。