■8坪住宅～竣工写真

本当はまだ竣工してないのですが・・・
部分的に写真を撮れる状態だったのでちょっとだけ載せちゃいます。

上の写真は苦労して納めた階段。
狭小地に建つ建坪8坪の家の為、階段の踊り場が玄関という独特のつくりをしているのです。
出来る限り階段の存在を消して、少しでも空間が広く見えるように工夫しています。
本当は、リビング側からの写真の方がその雰囲気を伝えられるのですが、まだ若干工事中で写真を撮る事ができませんでした・・・



二階の階段脇の書斎。
スロープシーリングに取り付いた天窓から明るい陽光が降り注ぎます。
カウンターの頭上に天窓を設けることで、部分的に高い天井を作り出し窮屈間を少し和らげています。



梁型を見せた寝室。
この建物は天空率を駆使して設計しているのですが、それでも充分な高さが取れませんでした。
それなので、リビングの天井高さを優先し寝室はグッと天井を抑え、落ち着きのある空間としています。
外断熱の本物件では、要所要所に壁の懐を利用した収納を設け無駄な空間がないように工夫しました。

本当に、このような狭小住宅は大変。
設計も大変でしたが、それ以上に工事も手間取り大分工期をオーバーしてしまいました。

先日の施主の立会いでは、飛ぶように？喜んでくれたお客様。
いい家はお客さんあってのもの。
この様な設計をさせていただいた事に感謝しつつ。
この家がお客様に受け継がれる事にちょっと悲しくなります・・・

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※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。