ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■マイホームストーリー第二章~自邸建設へ向けて~第27話

2006-05-03 20:37:24 | ■建築家の自邸・構想~建築、竣工まで
実家のリフォームが終わり、ついに自邸建設へと駒を進めました。

実家の売却によって得た資金を元に自宅の検察を行う予定。

---

住宅を建設する時によく言うのが”頭金は建設費の二割”という話。

銀行に建設費を融資してもらう場合、全額を貸し付けてくれたりはしないのです。
※この記事以降FLAT35・保障型で100%融資が可能となりました。
 詳細は金融機関にお問い合わせ下さい。

中には9割近い金額を貸してくれる銀行もあるようですが、日本の不動産価値の評価の仕方は厳しく、新築でも売却すると満額で売れない様に、価値を低く見られてしまうのです。

ですから頭金がないと家が建てられないとはこの事を言います。
(中には裏技?もあって、ウソの高い契約書を作り融資額を高く見積もるという話も聞きますが・・・)

と、まずこの頭金問題の土俵にまずは乗ったわけです。

---

さて、残りの建築費は当然ローンを組むわけになります。
コレは私の年収から逆算して支払える金額から融資額を逆算していきます。

住宅金融公庫のフラット35では年間負担率は年収に応じて下記のようになります。
※H18.4.1現在

300万円未満:25%以下
300万円以上~400万円未満:30%以下
400万円以上~700万円未満:35%以下
700万円以上:40%以下

となります。
仮に年収が500万円だとすると

500万円×0.35=175万円
この175万円が年間返済能力?となります。

一月当たりに直すと175万円/12=14.6万円
コレをさらに100万円あたりの毎月返済額4,200円(30年ローン、金利約3%)で割ると
14.6万円/0.42×100万円=約3,470万円という計算になります。

この”計算ではじき出した数字”と”建築費の8割の金額”との
いずれか少ない金額が融資限度額となるのです。

---

さて、私の場合は・・・
と、年収をココで公表するわけにもいかないので結果だけ。

私の希望建設費より遥かに下回る結果に・・・
(都内での二世帯住宅の為、建設費がかなり必要になると思っている)

はて、コレはどうしましょう?

---

銀行等のコレラの融資条件の中には、収入合算という考え方が存在します。

親子や夫婦の収入を自分の収入とみなして融資を受けられる制度。
この制度を利用すれば、私のような収入の少ない若い世代の人でも融資金額を引き上げることが出来ます。

私も、この制度をうまく利用できれば希望の融資額までローンを組むことが出来るはずです。

嫁さんが今月から正式に契約社員になったので近々相談に行こうと思っています。
正社員でないとなかなか収入合算できないのですが、直接銀行担当者と話をして様子を伺う予定です。

---

また、融資金額を確保できても、その返済方法・目処もキチンと立てねばなりません。
人生設計とはよく言ったものです。

妻の収入をいくらか頼りにせざるを得ないので、子供が産まれたらどうする?
学費や母の医療費など、これから我が家に必要な経費をキチンと整理し、返済可能な資金計画を立ててねばなりません。

家の細かい設計に移る前にキチンとこの辺の問題は考えとかなければなりませんね。
本当に一言”家を建てる”といっても様々な問題をクリアせねばならず大変ですね。

自邸の設計=人生設計
ほんと、我々のしている仕事の重要性・責任の大きさを改めて思い知りました。
ついに、自分の将来についてもキチンとした点を打たねばならない時が来てしまったのかなぁ・・・

---
■夢のマイホーム計画
設計士の自宅建設までの苦悩を日記に掲載しています。
◆建築家の自邸・二世帯住宅建設記の目次はこちらから

■道のりまでの第一歩”実家のリフォーム”が完成いたしました。
リフォームの全容はこちらからどうぞ
コレを足がかりに自宅建設へと駒を進めます・・・


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。