先日建築無料相談にいらしたお施主様から話を伺っていて思ったのですが・・・
ハウスメーカーのメリットは昔に比べて随分と無くなってきた様に思います。
私たちのハウスメーカーは阪神淡路大震災でも半壊・全壊がありませんでした。
10年後・20年後・・・の定期点検をして必要なメンテナンスをしていただければ私どもの保証が続きますよ・・・
なんて営業トークも、去年施行された瑕疵担保履行法で第三者機関のチェックが入る様になった事。
住宅性能評価などによって耐震性能や断熱性能の基準が定められたことで、大手ハウスメーカーが温めてきた安心・安全というイメージがあまり重要でなくなってきているように感じているからです。
つまり、地場の工務店の建物でも、基準が厳しくなる事でハウスメーカーと同様の性能を発揮できる。メンテナンスをしやすい住まい造りも法的整備で随分容易になってきたのです。
(Flat35の基準や長期優良住宅の出現によって)
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しかし、一方で地元工務店の現場をチェックさせていただくと、やはりまだまだ技術力や意識が追いついていない現状を目のあたりにします。
法律や施工要領書などの言葉だけをとらえた施工で、本質をとらえていない手抜き工事が行われている事があります。
もちろんそういった工事は知識が及ばず曖昧な施工を続けている場合、工事の都合を重視した手抜きや、施工ミスを是正せずに気づかないフリして行われる工事など、監理業務がキチンと行われていないが故のいい加減な工事が散見されるんです。。。
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理想は、やはりお施主さん側の目で第三者が管理する事が一番です。
ですが、余分なお金が掛かることだし、第三者が監理しなくともきちんとした工事が行われる優秀な工務店であれば、その費用は無駄になり勿体無いですよね・・・
コレは家に対する保険として考えるべきなのか?
民間の検査機関の検査でヨシとするのか?(最低限の構造等のチェックは行われるが、工務店がお客さんになる為、チェックがなぁなぁになりがち・・・)
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やはり大手ハウスメーカーは安全で、法整備が進んでも地場の工務店だとちょっと不安。
その関係は変わらないと思うのですが、着実にその差は縮まってきていると思います。
ハウスメーカーがこれからどんなブランディングを行っていくのか?
とても興味があるところです。
大量生産(工業化)=低価格で室の良い住宅を売りにしてきたハウスメーカーも新着着工戸数の激減(10年前の2/3)の中でどのようにコストパフォーマンスを発揮するのか?
一般の工務店が技術力をつけ、法律が整備されればされるほど、ハウスメーカーの立ち位置が難しくなるのかなぁ?
ってそれは設計事務所においても言える事なんですけどね。。。
最近は特に工務店の力が増してきているように感じます。
(Webの普及で安い広告費で宣伝できるようになってきたから?CADソフトの進歩で容易にプレゼンテーションが作成できるようになったから?)
設計事務所としてのスタンスをキチンともって仕事に挑まなければなりませんね。
ハウスメーカーのメリットは昔に比べて随分と無くなってきた様に思います。
私たちのハウスメーカーは阪神淡路大震災でも半壊・全壊がありませんでした。
10年後・20年後・・・の定期点検をして必要なメンテナンスをしていただければ私どもの保証が続きますよ・・・
なんて営業トークも、去年施行された瑕疵担保履行法で第三者機関のチェックが入る様になった事。
住宅性能評価などによって耐震性能や断熱性能の基準が定められたことで、大手ハウスメーカーが温めてきた安心・安全というイメージがあまり重要でなくなってきているように感じているからです。
つまり、地場の工務店の建物でも、基準が厳しくなる事でハウスメーカーと同様の性能を発揮できる。メンテナンスをしやすい住まい造りも法的整備で随分容易になってきたのです。
(Flat35の基準や長期優良住宅の出現によって)
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しかし、一方で地元工務店の現場をチェックさせていただくと、やはりまだまだ技術力や意識が追いついていない現状を目のあたりにします。
法律や施工要領書などの言葉だけをとらえた施工で、本質をとらえていない手抜き工事が行われている事があります。
もちろんそういった工事は知識が及ばず曖昧な施工を続けている場合、工事の都合を重視した手抜きや、施工ミスを是正せずに気づかないフリして行われる工事など、監理業務がキチンと行われていないが故のいい加減な工事が散見されるんです。。。
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理想は、やはりお施主さん側の目で第三者が管理する事が一番です。
ですが、余分なお金が掛かることだし、第三者が監理しなくともきちんとした工事が行われる優秀な工務店であれば、その費用は無駄になり勿体無いですよね・・・
コレは家に対する保険として考えるべきなのか?
民間の検査機関の検査でヨシとするのか?(最低限の構造等のチェックは行われるが、工務店がお客さんになる為、チェックがなぁなぁになりがち・・・)
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やはり大手ハウスメーカーは安全で、法整備が進んでも地場の工務店だとちょっと不安。
その関係は変わらないと思うのですが、着実にその差は縮まってきていると思います。
ハウスメーカーがこれからどんなブランディングを行っていくのか?
とても興味があるところです。
大量生産(工業化)=低価格で室の良い住宅を売りにしてきたハウスメーカーも新着着工戸数の激減(10年前の2/3)の中でどのようにコストパフォーマンスを発揮するのか?
一般の工務店が技術力をつけ、法律が整備されればされるほど、ハウスメーカーの立ち位置が難しくなるのかなぁ?
ってそれは設計事務所においても言える事なんですけどね。。。
最近は特に工務店の力が増してきているように感じます。
(Webの普及で安い広告費で宣伝できるようになってきたから?CADソフトの進歩で容易にプレゼンテーションが作成できるようになったから?)
設計事務所としてのスタンスをキチンともって仕事に挑まなければなりませんね。