ヴァチカン市国はイタリアの中に存在する小国。
キリスト教(カトリック)の総本山。
法の教えで統治している行政区である。
私が訪れたのは、2004年の4月。
ちょうど復活祭の前日で、たまたま特別なミサが行われる日だったのです。
サン・ピエトロ広場には大勢の参拝客が行列をなしていました。
午後6時頃から始まったミサは広場に併設された大型液晶モニターから中の様子が映し出されている・・・
う=ん。
中にはいってみたいなぁと思っていると、一般信者も順々に中に入っている様子。
コレは、間近で法皇を拝まなければと思い列に並んでみました。
すると、荷物・服装などのセキュリーティーチェックを無事クリアして中に入る事が出来たのです。
人の波に押されながら奥へ奥へ進んでいくと・・・
なんと、なんと、間近で故ヨハネ・パウロ二世のミサを受けることが出来たのです。
(全世界でその様子が中継されていたこのミサは、故ヨハネ・パウロ2世の最後の正式なミサだったのではないでしょうか?)
熱心な信者の中には、法皇の姿を一目見てないてしまうお婆ちゃんがいたり・・・
手を合せて拝んでいる人もいたり・・・
なんかキリスト教ってすごいなぁと思ってしまう。
先日記事を書いたシナイ山での出来事もそうですが、こういった神秘的な体験をするとよりキリスト教に引き込まれます。
”ダ・ヴィンチ・コード”では、ヴァチカンの教皇たちはかなり悪者風に描かれていました。
その内容がフィクションといいつつも多少の事実を含んでいる事は否めないと思うのですが、その教えによって救われている信者がいる事。
こうやって素晴らしい文化を築き伝えてくれていることはとても感謝すべきことです。
私はカトリック教徒ではありませんが、やはり世界各国の教会を見るとすばらしいなぁと思います。
その教えを具現化する形を建築に求めて出来上がった空間は興味深い物があります。
もちろん、それは寺院やモスクもそうです。
キリスト教を考える時、素直にそういった視線で見るのが一番だと思います。
キリスト教の歴史に闇の点があったかどうかは解りませんが、純粋に今あるキリスト教の姿を崇拝してみてはいかがでしょうか・・・
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サン・ピエトロ寺院の入り口です。
サン・ピエトロ寺院は通常7:00~19:00の開館時間。
私が訪れた日は特別ミサの為、閉館時間以降の翌朝まで中に入る事が出来ました。
通常の拝観とちがってミサの中荘厳な雰囲気で寺院の内部を眺めるとまた違った雰囲気を楽しめました。
私はYHの門限があったため11時に帰路に。
闇の中に浮かび上がるサン・ピエトロ寺院もなかなかです。
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隣のヴァチカン宮殿は歴代の法皇がコレクションした美術品が納められた美術館。
ローマに訪れたらまずここ。
とても混み合うので早朝から訪れるのがお勧めです。
ミケランジェロの大作”最後の審判”の納められたシスティーナ礼拝堂が最も人気のある場所。
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品だと”聖ヒエロニムス”という未完成の作品が飾られています。
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と、映画”ダ・ヴィンチ・コード”を見て思い出すように書いてみました・・・
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