ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

放射能マンション・発癌マンション

2012-01-17 10:01:57 | ■建築話
ついに起きてしまいましたね。。。
確か、以前台湾かどこかで放射性物質が含まれたマンションがあって発癌マンションと呼ばれていたと思いますが、この場合も実際にがん患者が通常より多くでて、長い年月を経て訴訟を勝ち取った事例だったと思います。
今回はどうなるのでしょう?
とにかく住民の方はその先の保障よりも、まず癌にならないこと。
すぐさまリスクを回避できる方法が何かを知り、早く対策が取れるように行政が全力で取り組まなければならないことだと思います。

しかし・・・

なんでこんなに発覚が遅れたんでしょう?
私のブログでさえ何度か建築資材の放射能汚染の危険性について指摘してきました。
→建築資材の放射能汚染~対策の難しさ
震災後のすぐにはお施主さんからお借りしたガイガーカウンターで生コンのチェックを行いました。
→生コンクリートの放射能測定~コンクリートの強度と安全を確保せよ!

別に問題になる前から関心を持っていてチェックしていたんですよ。。。
すごいでしょう!といいたいのではなく。

普通に知識とニュースに耳を傾けていれば疑問を持つ事をなんでコレまで見過ごされてきたのかが信じられないのです。
私の現場でも砕石の放射能測定等は行っていないですが、そこはセメントの焼却汚泥が規制されているように、当然測定しているだろうと勝手に思い込んでしまっていたところもあります。。。
完全ではありませんが、放射能に対して確認を行ってきました。
今回発覚した現場でどの現場でも監督さんがガイガーカウンターで物件の放射能を測定しなかったなんて信じられません。。。
測定していれば、その時点で発覚したかもしれないし、わざと見過ごしていたのか?

しかし、まさか砕石には規制がかかっていなかったなんて。

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問題となった採石場の社長は復興支援のために、一生懸命出荷し工事が遅延しないように奮闘していたのだと思います。
この時に放射能を測定していなかったという落ち度はあるかもしれませんが、こんなに大きな問題になるだろうとは予見できなかったんでしょうね。。。

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放射能の専門家。
政府関係者。
国土交通省の方。。。

お願いします!

僕ら末端の建築家の力では限界があります。。。

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でも、いつかは起きると思っていたこの事故も、まさかコレだけ拡大して発覚するとは思っていませんでした。
やはり、汚染地域のものを移動してはいけないんだと思います。
震災瓦礫の焼却等一部で規制が解除されることで、さらに抜け道、予期しない問題が増えることは明白です。

本当にそういう議論が進まないのに「復興支援・エコポイント」なんてものがすぐさま復活して制定されるなど”復興”の本質を間違っている人・政策が多すぎです!

衣食住。

安心して日本に住むために。
もっともっと議論されなければならないのに・・・
消費税増税やら内閣の人事やらで・・・

もっと真剣に仕事して欲しいものです。
ほんと、最近のニュースは。。。
と久しぶりに愚痴でした(笑)





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2 Comments

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そうだねえ (tqma)
2012-01-17 10:57:35
末端の人間がいろいろやるにも限界があるけど、
今のお上の動きみてると、もはやあてにはしてられないし、
末端でやるしかないよなーと思います。
コンクリートの放射線量測るときはβ線が主になるのかしら。
どういう機器使ったか参考までに教えてほしいです。
過去のログに出てますかね?
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放射能対策 (akatuki)
2012-01-18 01:45:30
>tqmaさん

子供が小さいからこそ気になることなんでしょうかね。
ガイガーカウンターはお施主さんに借りたものなので詳細がわからないのですよ。
過去ログの写真にはでていますが・・・
事務所用に買わなければと思うのですが、買うとなるとなかなか選べませんね。
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