海外旅行で訪れた国のなかで、どの国が一番良かった?
と聞かれ、私はこう答えていた。
「その時々の思い出なので、一番を決めるのは難しいけど”ビルマ”かな。」
と。
そう私のお気に入りの国で大事件が起こっている。
カナダ旅行中に、CNNのニュースで報道されているのを見たものの、一体何が起こっているのか良く解らず帰国したのです。
それなので、事件の詳細な背景とか良く解らないのでいるのですが、ともかく”ビルマ”を"ミャンマー”と呼ばないで頂きたい。
コレは、国連の代表権を持つ軍事政権が”ミャンマー”と名乗っているダケの事。
そこに住む、民主主義的な思想はあくまで”ビルマ”であって、軍事力で国民を抑えつけて作り上げた仮想国家の”ミャンマー”ではないと思っているからです。
報道の中では、どうも、中国とソ連が軍事的な理由で”ミャンマー”の軍事政権を擁護する動きを非難するような感じがするのですが・・・
過去に、軍事政権が代表権を得る事に一番に賛同したのは日本。
軍事政権を国と認めてしまった責任をどう考えているのか?
その辺は全く語られる事無く、長井さんというジャーナリストの被害者を出してしまった問題だけが一人歩きしているようでなりません。
”ビルマ”という国は今まであまりメジャーでなかったかもしれません。
建築関係者の中ではミャンマーチークのミャンマーといえばなんとなく国を知っていたかもしれませんが、今回の騒動のおかげでその位置と宗教・政治構造・位置までもを正確に日本の人が知るようになってしまいました・・・
コレは、悪い事ではないのですがビルマという国はとても閉ざされた国。
隣国のタイや中国等と出島のような国境(その町のみ入域が許可された場所)をもって行き来するか、飛行機で入国し強制両替(確か300ドルだと思いました)で現地通貨に換金しないと入国しないといけないなどの煩わしい一面があり、その国の文化を尊重しないツーリストに荒らされていない側面も持っていたのです。
実際のところ、外国人の入域を拒む軍事地区が点在していて、その為陸路での入国がとても厳しいという事や、そこで麻薬を栽培しているとの噂もあるのですが・・・
しかし、実際に”ビルマ”という国を訪れてみると、そんな麻薬や軍事的な臭いは微塵も感じられません。
まん丸の目を輝かせた少年の心を持った仏教徒の国。
皆が親切で、とても明るく笑顔の耐えない国。
”ビルマ”では、”国”の面構えをしている軍事政権は学問や医療を整備しないので、寺院がその役割を担っています。
町の寺院には学校が併設されていて、オレンジ色の袈裟を着た子供たちが笑顔で迎えてくれます。
仏教とともに教育があり、仏教こそ”ビルマ”の精神だ。
だからこそ、”ミャンマー”は形式だけで、”ビルマ”こそ国だと思うのです。
朝になると托鉢を持った僧侶と子供たちが、お布施や食料を集めてまわります。
そうやって集めたお金や食料で子供たちの教育をまかない成り立っているのです。
---
シュエダゴン・パゴダは旧首都ヤンゴンの中心的存在な寺院。
その寺院を中心に今回の民主化デモの軍事弾圧が決行された事はとても遺憾です。
この寺院こそ”ビルマ”の精神。
国民の心のよりどころである場所。
軍事政権は数年前に首都をヤンゴンからネピドーという内陸部に移動させました。
コレは、政治的な意味と戦争時に海からの攻撃をかわす狙いがあると噂されています。
(こういった反政府デモで政府が転覆しないように人口の少ない都市に移転させた)
そんな、戦争準備期間のような国家をどう捉えていくのか?
混沌とする国際社会の中で注目すべき事件です。
---
とにもかくも、”ビルマ”の国民にまたいつもと同じ笑顔が溢れる事をただただ祈るばかりであります。
■Akatukiのビルマ旅行記はこちらからご覧いただけます。
多数の旅行写真を掲載しています。
本当の”ビルマ”に是非触れてみてください。
---
そうそう、数年前の選挙では、確かアウン・サン・スーチーさんが勝利をあげたのに、軍事政権は銃撃・軟禁して今日に至っているわけです・・・
国際社会がもっと働きかけて良い方向に進んでくれればいいのですが。
■Wikipediaによるミャンマー解説はこちらから
と聞かれ、私はこう答えていた。
「その時々の思い出なので、一番を決めるのは難しいけど”ビルマ”かな。」
と。
そう私のお気に入りの国で大事件が起こっている。
カナダ旅行中に、CNNのニュースで報道されているのを見たものの、一体何が起こっているのか良く解らず帰国したのです。
それなので、事件の詳細な背景とか良く解らないのでいるのですが、ともかく”ビルマ”を"ミャンマー”と呼ばないで頂きたい。
コレは、国連の代表権を持つ軍事政権が”ミャンマー”と名乗っているダケの事。
そこに住む、民主主義的な思想はあくまで”ビルマ”であって、軍事力で国民を抑えつけて作り上げた仮想国家の”ミャンマー”ではないと思っているからです。
報道の中では、どうも、中国とソ連が軍事的な理由で”ミャンマー”の軍事政権を擁護する動きを非難するような感じがするのですが・・・
過去に、軍事政権が代表権を得る事に一番に賛同したのは日本。
軍事政権を国と認めてしまった責任をどう考えているのか?
その辺は全く語られる事無く、長井さんというジャーナリストの被害者を出してしまった問題だけが一人歩きしているようでなりません。
”ビルマ”という国は今まであまりメジャーでなかったかもしれません。
建築関係者の中ではミャンマーチークのミャンマーといえばなんとなく国を知っていたかもしれませんが、今回の騒動のおかげでその位置と宗教・政治構造・位置までもを正確に日本の人が知るようになってしまいました・・・
コレは、悪い事ではないのですがビルマという国はとても閉ざされた国。
隣国のタイや中国等と出島のような国境(その町のみ入域が許可された場所)をもって行き来するか、飛行機で入国し強制両替(確か300ドルだと思いました)で現地通貨に換金しないと入国しないといけないなどの煩わしい一面があり、その国の文化を尊重しないツーリストに荒らされていない側面も持っていたのです。
実際のところ、外国人の入域を拒む軍事地区が点在していて、その為陸路での入国がとても厳しいという事や、そこで麻薬を栽培しているとの噂もあるのですが・・・
しかし、実際に”ビルマ”という国を訪れてみると、そんな麻薬や軍事的な臭いは微塵も感じられません。
まん丸の目を輝かせた少年の心を持った仏教徒の国。
皆が親切で、とても明るく笑顔の耐えない国。
”ビルマ”では、”国”の面構えをしている軍事政権は学問や医療を整備しないので、寺院がその役割を担っています。
町の寺院には学校が併設されていて、オレンジ色の袈裟を着た子供たちが笑顔で迎えてくれます。
仏教とともに教育があり、仏教こそ”ビルマ”の精神だ。
だからこそ、”ミャンマー”は形式だけで、”ビルマ”こそ国だと思うのです。
朝になると托鉢を持った僧侶と子供たちが、お布施や食料を集めてまわります。
そうやって集めたお金や食料で子供たちの教育をまかない成り立っているのです。
---
シュエダゴン・パゴダは旧首都ヤンゴンの中心的存在な寺院。
その寺院を中心に今回の民主化デモの軍事弾圧が決行された事はとても遺憾です。
この寺院こそ”ビルマ”の精神。
国民の心のよりどころである場所。
軍事政権は数年前に首都をヤンゴンからネピドーという内陸部に移動させました。
コレは、政治的な意味と戦争時に海からの攻撃をかわす狙いがあると噂されています。
(こういった反政府デモで政府が転覆しないように人口の少ない都市に移転させた)
そんな、戦争準備期間のような国家をどう捉えていくのか?
混沌とする国際社会の中で注目すべき事件です。
---
とにもかくも、”ビルマ”の国民にまたいつもと同じ笑顔が溢れる事をただただ祈るばかりであります。
■Akatukiのビルマ旅行記はこちらからご覧いただけます。
多数の旅行写真を掲載しています。
本当の”ビルマ”に是非触れてみてください。
---
そうそう、数年前の選挙では、確かアウン・サン・スーチーさんが勝利をあげたのに、軍事政権は銃撃・軟禁して今日に至っているわけです・・・
国際社会がもっと働きかけて良い方向に進んでくれればいいのですが。
■Wikipediaによるミャンマー解説はこちらから
その国に行ったことがあると説得力あるね。
なんだかヘンなわけの分からない国かも?と緊張。
行ってみたら普通にテレビにはアイドルのような子が出てたり、
韓国のテレビドラマが人気だったり、日本と変わらない。
子供達の目が輝いていて、私が珍しいらしく声をかけてくれる。
とても素敵な国でしたねぇ~ビルマ。
今回の事件で10月に行く予定だった母のことを心配し、
いろんな人から連絡が。
母はたまたまキャンセルしていたので行かないけど、
仲間は予定通り出発するそう。
どんなビルマを見て帰ってくるのかなぁ~?
ラングーンの日本語教室の先生や生徒達と知り合い、いろいろとお世話してくれたのですが、彼らが無事なのか心配です。。。
強制両替が300USドルから200USドルに変わり、4年前には強制両替が無くなって行きやすくなっていたんですけどねぇ・・・・
昨年夏の、イスラエル空軍によるレバノン空爆や、今回のビルマ等、自分が訪れた国がこのような事になると、身近に感じるだけにショックも大きいです。
海外事情は実際訪れてみないと解らない事が沢山。
アメリカから悪の枢軸扱いされているイランもとってもいい国でした。
そこに暮らす国民と政府とではかなり距離があるなぁというのが感想。
海外旅行を重ねると、いろいろ海外情勢に敏感になってしまいます(笑)
>やっち~さん
そうなんですね。この時期のビルマがどんな姿なのか見れる貴重な体験をなさってくるのですねお友達さんは。
やっぱ子供たちがほんと可愛かったですよね。
皆アイドルというのもうなづけます。
同じ瞳でともだちさんと接してくれればいいのですが・・・
>てんさん
そうですよね。
自分が旅行した国だと、こういうニュースがほんと辛いですよね。
あの時であった人たちがどうしているのか?
とても、気がかりでなりません。
強制両替なくなったんですか!
これは、どんどんツーリストズレが進んでしまいそうですね・・・