■おりない確認申請～姉歯・シンドラーリミックス

確認申請がなかなか下りない・・・

新宿区役所に書類を出してもう一ヶ月以上。
いったい何に時間が掛かっているのか？

確認申請は法律で２週間で下ろす事となっている。
しかしながら、「期限内に確認ができない旨の通知書」という封書が届き、２週間じゃ確認下ろせませんよという通知が来るのが通例。
申請上の不備を指摘し、期限を先延ばしするのです。

今回も期限内に確認ができない旨の通知書を頂いた私。
指摘事項を変更しに行ったのですが、今回は”中断”扱いとなっていたのです。
この時の指摘は、
1.地下室天井の地盤からの高さを記入してください。
2.申請書の施主の電話番号を削除してください（個人情報保護の為）
3.容積緩和の式を記入してください。
といった軽微な物。

いつもだったら、この程度の指摘は後日訂正で、書類審査は続けられるのですが・・・
今回は違ったのです。
訂正に来ないと審査は進みませんと。

その後も小出しに訂正をさせられつつ２週間。
意匠の審査が終わり次は構造・設備の審査という段階でもなかなか審査が進んでないようなのです。

しびれを切らして構造担当者に電話したらなんと・・・

まだ、全然見れていません。
まだ3物件前に控えています。
何とかお待ちいただけないか？

と・・・

どうも姉歯事件以来役所に確認を出す業者が多く物凄く忙しいのだと。
現に構造担当者に電話しても全然つかまらないし、訪問しに行っても列が出来て30～40分待たされるわ。

しまいには「このように日中は仕事にならず、残業して書類を片付けていますので・・・何とか協力していただけないか？」という話。

しかも、設備担当は「シンドラー事件以来エレベーターのチェックに追われて忙しいのです。」

と・・・

建築の確認申請を民間業者に開放して以来、審査に応じる役所の人員を削減してきた区役所。
その為、このような事態になっているらしいのです。

う＝む。
役所の事情も解るけれども、確認が下りないと工事がスタートしないわけで。
ほんと大変です。

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構造計算ではこんな事まで指摘されました。

「構造計算書の端数処理があっていません。
計算ソフト上は少数桁を細かく計算しているのでしょうけど、私は紙に印刷された物を電卓でチェックするので、食い違いが出ます。合せてくれないか？」

と・・・

とにかく指摘が細かい。

今日ようやく構造のチェックを抜けました。

後は消防のチェックをクリアすれば晴れて確認が下ります。
後もうちょっと・・・