ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■きれいトイレが綺麗じゃない!~東京水の意外な落とし穴

2009-06-03 21:50:01 | ■建築話
新居に住み始めて約2ヶ月がたち。
ちょっとづつ生活感が出てきてしまいました。

一つ気になるのがこの便器の汚れ。
一週間おき位にお掃除はしているのですが、桃色の汚れが付着するんですよね。
以前住んでいた賃貸のおトイレではそんなに気にならなかったんですが、なんか新居はすぐ赤くなっちゃう気がします。

そこで水道やさんにお願いして、塩素濃度のチェックをしてもらったら0.1~0.2という結果に。
一応、0.1~5の範囲であれば水質としてはOKの範囲らしいのですが・・・
(プールの塩素濃度は1.0ぐらいだそうです)

後日、水道局の方に聞いてみると0.1という数値は低すぎるという事が判明。
計り方によっても数値が変わるみたいなので、水道局の方に水質検査に来てもらう事にしました。

水質検査


まず、さっそく水道局の方に一番気になるトイレのお手洗い部分で検査してもらうと0.3~0.5の値に。
「コレなら正常ですね」
「たぶん、検査する時に、水をあまり流さないで古い水で検査してしまったんでしょう」
と。

はて?
それはどういうことだ?
と、詳しく聞いてみると、暫く使わないでいると水道管の中の水がどんどん殺菌されて塩素濃度が低くなってしまうんだとか。
ん~なんだか納得いきません。

塩素濃度0


母の家もついでに検査を頼んでいて、キッチンの蛇口は問題ない値がでました。
念の為一番水を使わない、2階のおトイレの手洗いの水質検査を頼んでみると数値0という結果に!

これじゃ全然殺菌されてなくて雑菌が繁殖してしまいます。

どうも、話を整理すると・・・
普段あまり利用しない蛇口の水は殺菌作用があまりなくて飲み水としては危険のようです。
東京水は美味しいという反面、他の都道府県の水より塩素濃度を低くして供給しているそうで逆にこういう結果を招いているのかも。
我が家の水は金町のほうから供給されてくるんですけど、我が家に出る水の塩素濃度をあげようとすると浄水場近くの世帯の塩素濃度が高くなりすぎちゃうらしんです。
ですから甘んじてこの状況を受け入れないといけないんですけど、ひねる蛇口によって水質がコレだけ違うというのは驚きです。

で、問題のトイレですが、INAXのサティスの最新機種”きれいトイレ”を採用しているんですけど、使用する水量が極端に少ないんですよね。
超節水ECO5トイレという謳い文句で小なら4リットル大で5リットル。
従来のトイレ(タンク付き)だと13リットルぐらい消費していたので、1/2.6の水量ってわけです。
その事を水道局の人にいったら「多分その使用水量だと水道管の中の古い水も一回では流れませんね。古い水が残ってしまい、塩素濃度が低くなってしまっているかも」との話し・・・

え、それってもっと水を使わないと綺麗じゃないって事?
一日に何度も何度も使って水を消費すればいいのかもだけど、使ってもいないトイレに水を流すのもおかしいし、どうしたもんでしょ?
もっともっとこまめにお掃除しなさいって事でしょうか?

汚れが落ちやすいように改良されたエコトイレですが、そのトイレゆえに汚れが付着しているんだとしたら本末転倒。
ちょっと今度INAXの人に聞いてみよう!

でも、逆にこれからはこの超節水型の便器が主流になるので水道局が対応考えないといけないんじゃないのかなぁ??と思ったり・・・

---あとがき?---

トイレの手洗いはどの家庭での使用水量が少ないと思うので、飲んだりするのはやめておいたほうがいいですね。
気になる方は水道局に問い合わせすれば塩素濃度測定してもらえます。
ただ、面白半分で水質検査をお願いするのはやめましょうね(笑)
(建築竣工時には必ず検査しているので供給される水道水が問題ある事はまずないと思います。我が家はスプリンクラーなどを入れていたので念の為水道局の方の意見も聞きたく調査をお願いしたわけです・・・)


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1 Comments

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もしかしたら (aonuma)
2009-06-04 22:09:21
旅行から帰ってきたあとにお腹を壊しやすいのは、しばらく使ってない水道の水を飲んだからだったりして。

塩素濃度が高すぎる方が問題ですが、低すぎるのも問題なんですね。
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