１７００円のホテル：その３

ガイドブックの地図は当てになりません。おまけにフランス語だし。

ガイドブックにホテルの電話番号が書いてあったので電話してみました。
・・・おじいさんが「はいはい～」って出たから、間違えたかと思ったら・・・○○ホテルですぅ～」って。外人さんの予約は通っているか聞くと「あるよー」って軽くいわれました。そして「おっちゃん、迎えに行ってあげてもいいけど・・・一人やから・・・フロントもせなあかんさかい・・・やっぱり迎えに行かれへんわー」・・・って、一人で切り盛りしてるのぉ？？？？
めっちゃ普通の大阪のおっちゃんなんやけど・・・？？ほんまにホテル？フランス人に言うべきか・・・私の家に泊めてあげるべきか・・・でも遠いし・・・予定があるだろうし・・・といろんな考えが浮かびます。

ホテルのおじいさん、道がよくわからないっていうと、親切に教えてくれました。
けど「○○交差点を渡って、真直ぐやでぇ。そっから２筋目を左やわ」っていうんです。○○交差点がわからないし、どれに対して真直ぐなんかもわからない。

ほぼ５分ほど質問を繰り返して、やっと何となくわかり電話を切り、フランス人と行きつ戻りつ・・・何とかホテルを探し当てました。

入り組んだ路地にホテルはありました。ホテルといっても想像通り、昭和初期のアパートみたいでした。もう築１００年でしょうか？？お風呂も無くてシャワーのみでしかも共同なんですって。誰か入ってたら時間をずらして浴びにいくみたい。
でもフロントで少し安心！！一人旅らしき大学生風の子や、若い外国人がチラホラいたのです。貧乏旅行の穴場なんでしょうか。

つたない英語の単語をつなぎ合わせて「柄のいい町じゃなくて、おまけにホテルは汚いけど大丈夫？ってな事を確認しましたら・・・「寝るだけなのでOK！！」と安さから、ほぼ想像は付いていたようです。
なんとフランス人の宿泊料金はネット価格なのか１３００円と格安です。

私、使命を果たしたら何だか疲れちゃって、眠気が襲ってきて帰る気力がうせてきました。ここからだと勤務先も近いし・・・社会勉強かなーなんて思い・・・ちょっと興味もあったし、泊まることにしたんです。




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