実験 4/1
密閉ボトルテラリウム
ボトルガーデン実験
※見た目が悪いので要注意
とある記事を読みました。
なんと密閉された瓶の中で、40年以上も植物が育成されているというもの。イギリス人のデビッド・ラティマーさんが当時、流行ってたからなんの気なし作ってみたら、なんとムラサキツユクサが種から成長したらしいのです。
うらやましい!
私もやるぅ!
とばかりに興奮冷めやらぬ中、100均やホームセンターに行ってきました。
密閉空間。
地球の擬似的再現。
私は考えました。
仮説として、瓶の中なので高温多湿となる可能性があります。まず外的なエネルギーを太陽光に頼ります。当然、瓶は密閉された空間なので、ビニールハウスのように温室効果があるかもしれません。高温多湿環境が期待できます。
そして瓶の中の水分を水蒸気化させ、飽和水蒸気となった水分が結露によって水滴化。なんちゃって雨を再現して瓶の底に水がたまり、それがさらに水蒸気となって永久機関の完成です。
水がほとんどいらない植物なら作りやすそうですが、それだとロマンがありませんからね。水の惑星。素晴らしい。上手くいくかはやってみなければわからないところがあるようで、運の要素もありそうです。
さて。
仮説の通り高温多湿環境だとすると、やはりシダ植物でしょうか。古生代であるデボン紀から石炭紀に繁栄した植物です。大量の酸素、そして中生代の恐竜。
ふひひ
ということは種子ではなくポット苗ということ!
ヨシ!
善は急げです。
私はホームセンターにさっそく出向き、園芸コーナーにて開口一番に言いました。
「高温多湿環境に適したシダ植物下さい!」
ホームセンターのおばちゃんはめちゃくちゃ困惑しながら「〇〇ならありますけど......」ととある植物を紹介してくれました。あとは気になる商品などもついでに購入!
用意したものは以下。
瓶。
軽石。
土。
炭。
バクテリア。
メダカ用栄養水。
植物。
植物の種類はヒューケレラ。【ユキノシタ科ヒューケレラ属】、通称カラーリーフです。それから同じくカラーリーフの【ユキノシタ科ツボサンゴ属】のヒューケラです。
ヒューケラ。
ヒューケレラ。
ヒューケレラはヒューケラとティアレラをかけ合わせたものらしいです。誤植かと思ったらどうやら違うらしいです。
いやねぇ。
そうなんですよ。
瓶の中に入れた後に調べてわかったんですけど、ユキノシタ科なんですよね。シダじゃなくて。シタでした。ユキノシタ。
これは私のミスですね。知識不足が招いたミスです。実験の雲行きが早くも怪しくなってきました。
バクテリアは枯草菌。
これも後で調べてみて知りました。
バクテリアを購入したのは、地球の疑似再現という実験のため、腐食物などを分解させるのに良いと考えたからです。
が、枯草菌。
タンパク質を分解するのは良かったのですが、分解した結果、酸を生成するという文章をネットで発見してしまいました。
それは良いのですが、問題はヒューケラ、ヒューケレラです。この子たちはどうやら酸性を嫌う性質があるようなのです。
雲行きが怪しいどころか、暗雲ですよ。ほぼほぼ失敗が確定してますよこの実験。
しかししかし!
アルカリ性である炭を入れていますから、もしかしたら瓶の中の環境に彼らが適応する可能性もなきにしもあらず。炭は炭素補充のために入れたのですが、思わぬ産物を得ることができました。地球ってすごい。
水をどれくらい入れれば良いのかわからなく、シダ植物だと思い込んで少し多めに入れてしまいました。ゆえに根腐れの心配もありますが、ひとまず様子見ですね。見た目が悪いのは諦めました。実験の本質は擬似的地球環境の再現ですから。
見た目を求めるならプランターで育てるのがイチバンです。こっちもヒマワリやコスモス、ペチュニアなどしか育てたことのない初心者ですけど。
さて。
ホームセンターで購入してきたプランターに100円均一の種をテキトーに植えましょうかね。
ボトルガーデン実験は高確率で失敗しそうですが、それはそれでデータとして日記します。
1週間、生きてくれるかなぁ
追記
4/10現在
まだ生きてます。
季節の変化からか、葉っぱの色が変わってきました。気まぐれに入れたブロッコリースプラウトも芽が出て伸びてきてます。
あと10日間、生き伸びて欲しいです。できれば1年ぐらい生きてほしいのですけど、水分量間違えてしまって根腐れしそうな状況ですから、無理でしょうねぇ