深夜の『スナック』・・・女は一人で飲んでくれていた・・・
早くから寝ていた私は、メールで起こされ・・・『スナック』へ・・・
女は私に身体を預け・・・『いい香水の匂いがするね・・・』と、微笑んだ・・・
『俺は仕事があるから・・・』
と言って、ママさんからお茶をもらった・・・
女は、私のキープをごくごくと飲んで、完全に『泥酔状態』だった・・・
お互い、『一線を越えてはいけない』と感じながら・・・
深夜の歩道を、手を絡ませて一緒に歩いた・・・
時折、腰に手をまわし、女の身体を引き寄せた・・・
深夜の交差点で、きつく抱き合い・・・女は耳元で『キスはやめてね・・・』とささやいて、頬をよせた・・・
暗闇の中、お互いの家路を辿りながら・・・『ギリギリの感情』を押し殺していたのかもしれない・・・