https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%94%E3%81%A8%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E-%E3%82%8C%E3%81%84%E3%82%8F%E6%96%B0%E9%81%B8%E7%B5%84-%E9%80%B1%E5%88%8A%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A5-2019%E5%B9%B411-28%E8%87%A8%E6%99%82%E5%A2%97%E5%88%8A%E5%8F%B7/dp/B07Z75PQ8K/ref=pd_bxgy_14_img_2/355-7474536-1071109?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B07Z75PQ8K&pd_rd_r=7f39573e-9fbd-49b4-a47d-a0fdbf51d0a8&pd_rd_w=AalLB&pd_rd_wg=uRUjX&pf_rd_p=b25bd748-082b-4f2a-b724-125316a35a9c&pf_rd_r=X9237BMJ76D6E1HAB2EB&psc=1&refRID=X9237BMJ76D6E1HAB2EB
歯職人
5つ星のうち5.0
山本太郎とれいわ新選組を知るうえで肝として活用したい一冊
2019年12月27日に日本でレビュー済み
形式: 雑誌Amazonで購入
「週刊金曜日」の臨時増刊号として発行された一冊です。本号は、「週刊金曜日」の過去記事、そして参議院選挙の結果を受けての新規記事などなどで構成されている。蓄積資産とれいわ新選組の参議院議員選挙での公式文書(公約など)を、資料としても整理し次につなぐ作業の一環とも言えよう。
「週刊金曜日」の編集委員であり、山本太郎が社会に目覚めた初期から伴走してきた雨宮処凛さんと日本の近代政治史を独特の視点で分析してきた同じく編集委員である中島岳志さんが大きく手腕を発揮している号である。
山本太郎とれいわ新選組の主張と活動は、動画サイトで公開されており、そちらと重複する部分もあるが、特に注目する企画は、■NPO法人「抱樸」理事長の奥田知志×山本太郎(10月2日、北九州市)と■徹底討論 「山本太郎現象」と左派ポピュリズム 石戸諭×中島岳志である。
従来、政治に近づくうえで、左翼、右翼の分類、○○主義を自称したり他称されることがお決まりの様にあったが、この二本の企画に、山本太郎とれいわ新選組の骨格となる「フリースタイル」と呼ばれる行動原理の一部が現れていると思われる。
木村英子氏にもページが割かれ、類似企画との違いが出ている。
注目したいみたい一冊です。
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/01/13/hira/
臨増「まるごと山本太郎」
ぜひ書店でお求めを!
植村隆|2020年1月13日12:31PM
(過去記事です)読者の要望に応えて、『臨時増刊号 まるごと山本太郎れいわ新選組』のウラ話を紹介するコラムのネット配信。2回目は、発売の翌日(2019年11月29日)、『週刊金曜日』に掲載したコラムです。
/////////////////////
2019年11月28日発売の『週刊金曜日』臨時増刊号(臨増)「まるごと山本太郎 れいわ新選組」のゲラ(校正刷り)の束を持ち歩いている。ずしりと重い。山本太郎さんの言葉に連日触れて、元気が湧いてきた。彼と共に野党が結集すれば、政権交代ができるのではないかと思うようになった。
『週刊金曜日』は2011年から8年間、山本さんを追い続けてきた。臨増はその主な記事の再録、及び新規の記事との組み合わせで成り立つ。
目玉の一つは、山本さんが最も会いたかった人・奥田知志(おくだ・ともし)さんとの対談である。これは新規の企画だ。奥田さんは1963年生まれで、北九州に住むキリスト教の牧師。学生時代から始めた「ホームレス支援」を、教会の課題として続け、「抱樸」の理事長として多くのホームレスの人々を自立に導いている。元SEALDsの奥田愛基さんの父親でもある。
対談は8ページ。奥田さんの無料低額宿泊所(無低)「抱樸館北九州」は定員30人、6畳の完全個室でスプリンクラー付き。山本さんは無低へのイメージが変わったという。奥田さんは「自分の人生は自分で頑張るしかないと思っても(中略)独りでは難しいのです。出会いや『他者性』が必要です。(中略)あなた(路上生活者)が大切と伝えるために抱樸館を建てました」と語る。
奥田さんは、OECD(経済協力開発機構)の「社会的孤立の調査」で日本の「孤立」の程度が米国の約5倍だと指摘する。衝撃的だ。ひきこもりの問題もテーマとなった。奥田さんは「『いのち』という普遍的な価値が政治の根っこにあるべきだ」と強調する。
山本さんは「頭の中にふわりとあったものが、(中略)ハッキリと言語化されて整理がついたものがいくつもありました」と感謝する。「いのち」が軽視されている日本。スポンジのような吸収力と感性で、それに立ち向かっていこうとする山本さんのパワーを感じる。
注目記事が満載
目次を見れば、山本さんの考えがわかる。
▽フォト・ドキュメント「政治をひとびとに取りもどす」
▽街頭記者会見「れいわが始まる 生きてるだけで価値がある」
▽単独インタビュー(聞き手は中島岳志・本誌編集委員)「地獄を作り出せるのが政治なら、その逆を作り出せるのも政治」
▽日本ジャーナリスト協会での記者会見「20年以上に及ぶ経済政策の失敗が貧困を増大させた」
▽90分インタビュー(聞き手・藤田正)「私は首相になる!」など。
日本共産党の志位和夫委員長との共同会見の内容も重要だ。2人は(1)野党連合政権を作るために協力、(2)9条改憲に反対、(3)消費税増税の中止などを求める――の3点で合意した。山本さんは「野党側が手を組んで政権交代を一刻も早く進めるということを先に持ってくることが順序として正しい」と発言した。どうする立憲民主党よ!
臨増では、7月の参院選で当選した「れいわ新選組」の舩後靖彦さんと木村英子さんの2人の生の声も詳しく伝えている。
編集部名で発表した臨増の前書きは、副編集長の伊田浩之が書いた。安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を例に政治の私物化が進んでいると批判し、こう訴える。
「わたしたちの手に政治を取り戻すにはなにが必要なのか。山本太郎さんを好きな人も、嫌いな人も、そして無関心な人も、この臨時増刊号をぜひ手にとってください。そして一緒に考えましょう」
税込み定価800円。84ページ。予約殺到しています。2019年11月21日時点では、発売前にもかかわらずアマゾンの「文芸総合雑誌」部門でベストセラー1位です。どうぞお買い求めください。
(うえむら たかし・『週刊金曜日』発行人。2019年11月29日号)
まるごと山本太郎 れいわ新選組 (週刊金曜日 2019年11/28臨時増刊号 [雑誌]) (日本語) 雑誌 – 2019/11/28
商品の説明
内容紹介
内容
■表紙
■写真特集 2019年参院選、2012年官邸前抗議、2013年参院選初当選
■れいわが始まる 山本太郎街頭記者会見(8月1日、 東京・新宿駅西口)
■NPO法人「抱樸」理事長の奥田知志×山本太郎(10月2日、北九州市)
■単独インタビュー 「旋風」を巻き起こした「山本太郎」とは何者か
■志位和夫・共産党委員長、山本太郎・れいわ新選組代表の共同会見(9月14日、国会)
■参院選総括と今後 山本太郎代表記者会見(8月7日、日本ジャーナリスト協会)
■街頭会見の魅力 及川健二
■木村英子、舩後靖彦両参議院議員が初登院(8月1日) 写真・文 薄井崇友
■らんきりゅう「当事者のパワー」 雨宮処凛
■舩後靖彦さん当選の舞台裏 人間の可能性に限界がないこと示す議員の誕生 雨宮処凛
■“いのち”でつながるために 若松英輔×木村英子
■山本太郎が吠えた90分「私は首相になる!」(19年5月24日号)
■新・わたしと憲法シリーズ 山本太郎(13年6月14日号)
■風速計「使えるツール、発見!」 雨宮処凛(13年9月6日号)
■山本太郎「本当の芸能人なら声を上げてファンを守れ!!」(11年11月4日号)
■れいわ新選組「決意」
■れいわ新選組「政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策」
■編集後記
出版社からのコメント
「れいわ新選組」の勢いが止まらない。2019年7月の参議院選挙では2議席を獲得。
山本太郎代表が8月に北海道から始めた全国ツアーには多くの人々が詰めかけている。
〈あなたが明日の生活を心配せず、人間の尊厳を失わず、胸を張って人生を歩めるよう全力を尽くす〉(れいわ新選組「決意」)
という訴えはなぜ人の心を打つのか
2011年から山本太郎さんを取り上げてきた『週刊金曜日』が、
「れいわ新選組」の魅力に迫り、新しいラディカル・デモクラシーについて分析する。
登録情報
雑誌: 84ページ
出版社: 金曜日; 臨時増刊版 (2019/11/28)
言語: 日本語
ASIN: B07Z75PQ8K
発売日: 2019/11/28
梱包サイズ: 25.2 x 20.6 x 1.2 cm
歯職人
5つ星のうち5.0
山本太郎とれいわ新選組を知るうえで肝として活用したい一冊
2019年12月27日に日本でレビュー済み
形式: 雑誌Amazonで購入
「週刊金曜日」の臨時増刊号として発行された一冊です。本号は、「週刊金曜日」の過去記事、そして参議院選挙の結果を受けての新規記事などなどで構成されている。蓄積資産とれいわ新選組の参議院議員選挙での公式文書(公約など)を、資料としても整理し次につなぐ作業の一環とも言えよう。
「週刊金曜日」の編集委員であり、山本太郎が社会に目覚めた初期から伴走してきた雨宮処凛さんと日本の近代政治史を独特の視点で分析してきた同じく編集委員である中島岳志さんが大きく手腕を発揮している号である。
山本太郎とれいわ新選組の主張と活動は、動画サイトで公開されており、そちらと重複する部分もあるが、特に注目する企画は、■NPO法人「抱樸」理事長の奥田知志×山本太郎(10月2日、北九州市)と■徹底討論 「山本太郎現象」と左派ポピュリズム 石戸諭×中島岳志である。
従来、政治に近づくうえで、左翼、右翼の分類、○○主義を自称したり他称されることがお決まりの様にあったが、この二本の企画に、山本太郎とれいわ新選組の骨格となる「フリースタイル」と呼ばれる行動原理の一部が現れていると思われる。
木村英子氏にもページが割かれ、類似企画との違いが出ている。
注目したいみたい一冊です。
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/01/13/hira/
臨増「まるごと山本太郎」
ぜひ書店でお求めを!
植村隆|2020年1月13日12:31PM
(過去記事です)読者の要望に応えて、『臨時増刊号 まるごと山本太郎れいわ新選組』のウラ話を紹介するコラムのネット配信。2回目は、発売の翌日(2019年11月29日)、『週刊金曜日』に掲載したコラムです。
/////////////////////
2019年11月28日発売の『週刊金曜日』臨時増刊号(臨増)「まるごと山本太郎 れいわ新選組」のゲラ(校正刷り)の束を持ち歩いている。ずしりと重い。山本太郎さんの言葉に連日触れて、元気が湧いてきた。彼と共に野党が結集すれば、政権交代ができるのではないかと思うようになった。
『週刊金曜日』は2011年から8年間、山本さんを追い続けてきた。臨増はその主な記事の再録、及び新規の記事との組み合わせで成り立つ。
目玉の一つは、山本さんが最も会いたかった人・奥田知志(おくだ・ともし)さんとの対談である。これは新規の企画だ。奥田さんは1963年生まれで、北九州に住むキリスト教の牧師。学生時代から始めた「ホームレス支援」を、教会の課題として続け、「抱樸」の理事長として多くのホームレスの人々を自立に導いている。元SEALDsの奥田愛基さんの父親でもある。
対談は8ページ。奥田さんの無料低額宿泊所(無低)「抱樸館北九州」は定員30人、6畳の完全個室でスプリンクラー付き。山本さんは無低へのイメージが変わったという。奥田さんは「自分の人生は自分で頑張るしかないと思っても(中略)独りでは難しいのです。出会いや『他者性』が必要です。(中略)あなた(路上生活者)が大切と伝えるために抱樸館を建てました」と語る。
奥田さんは、OECD(経済協力開発機構)の「社会的孤立の調査」で日本の「孤立」の程度が米国の約5倍だと指摘する。衝撃的だ。ひきこもりの問題もテーマとなった。奥田さんは「『いのち』という普遍的な価値が政治の根っこにあるべきだ」と強調する。
山本さんは「頭の中にふわりとあったものが、(中略)ハッキリと言語化されて整理がついたものがいくつもありました」と感謝する。「いのち」が軽視されている日本。スポンジのような吸収力と感性で、それに立ち向かっていこうとする山本さんのパワーを感じる。
注目記事が満載
目次を見れば、山本さんの考えがわかる。
▽フォト・ドキュメント「政治をひとびとに取りもどす」
▽街頭記者会見「れいわが始まる 生きてるだけで価値がある」
▽単独インタビュー(聞き手は中島岳志・本誌編集委員)「地獄を作り出せるのが政治なら、その逆を作り出せるのも政治」
▽日本ジャーナリスト協会での記者会見「20年以上に及ぶ経済政策の失敗が貧困を増大させた」
▽90分インタビュー(聞き手・藤田正)「私は首相になる!」など。
日本共産党の志位和夫委員長との共同会見の内容も重要だ。2人は(1)野党連合政権を作るために協力、(2)9条改憲に反対、(3)消費税増税の中止などを求める――の3点で合意した。山本さんは「野党側が手を組んで政権交代を一刻も早く進めるということを先に持ってくることが順序として正しい」と発言した。どうする立憲民主党よ!
臨増では、7月の参院選で当選した「れいわ新選組」の舩後靖彦さんと木村英子さんの2人の生の声も詳しく伝えている。
編集部名で発表した臨増の前書きは、副編集長の伊田浩之が書いた。安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を例に政治の私物化が進んでいると批判し、こう訴える。
「わたしたちの手に政治を取り戻すにはなにが必要なのか。山本太郎さんを好きな人も、嫌いな人も、そして無関心な人も、この臨時増刊号をぜひ手にとってください。そして一緒に考えましょう」
税込み定価800円。84ページ。予約殺到しています。2019年11月21日時点では、発売前にもかかわらずアマゾンの「文芸総合雑誌」部門でベストセラー1位です。どうぞお買い求めください。
(うえむら たかし・『週刊金曜日』発行人。2019年11月29日号)
まるごと山本太郎 れいわ新選組 (週刊金曜日 2019年11/28臨時増刊号 [雑誌]) (日本語) 雑誌 – 2019/11/28
商品の説明
内容紹介
内容
■表紙
■写真特集 2019年参院選、2012年官邸前抗議、2013年参院選初当選
■れいわが始まる 山本太郎街頭記者会見(8月1日、 東京・新宿駅西口)
■NPO法人「抱樸」理事長の奥田知志×山本太郎(10月2日、北九州市)
■単独インタビュー 「旋風」を巻き起こした「山本太郎」とは何者か
■志位和夫・共産党委員長、山本太郎・れいわ新選組代表の共同会見(9月14日、国会)
■参院選総括と今後 山本太郎代表記者会見(8月7日、日本ジャーナリスト協会)
■街頭会見の魅力 及川健二
■徹底討論 「山本太郎現象」と左派ポピュリズム 石戸諭×中島岳志
■木村英子、舩後靖彦両参議院議員が初登院(8月1日) 写真・文 薄井崇友
■らんきりゅう「当事者のパワー」 雨宮処凛
■舩後靖彦さん当選の舞台裏 人間の可能性に限界がないこと示す議員の誕生 雨宮処凛
■“いのち”でつながるために 若松英輔×木村英子
■山本太郎が吠えた90分「私は首相になる!」(19年5月24日号)
■新・わたしと憲法シリーズ 山本太郎(13年6月14日号)
■風速計「使えるツール、発見!」 雨宮処凛(13年9月6日号)
■山本太郎「本当の芸能人なら声を上げてファンを守れ!!」(11年11月4日号)
■れいわ新選組「決意」
■れいわ新選組「政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策」
■編集後記
出版社からのコメント
「れいわ新選組」の勢いが止まらない。2019年7月の参議院選挙では2議席を獲得。
山本太郎代表が8月に北海道から始めた全国ツアーには多くの人々が詰めかけている。
〈あなたが明日の生活を心配せず、人間の尊厳を失わず、胸を張って人生を歩めるよう全力を尽くす〉(れいわ新選組「決意」)
という訴えはなぜ人の心を打つのか
2011年から山本太郎さんを取り上げてきた『週刊金曜日』が、
「れいわ新選組」の魅力に迫り、新しいラディカル・デモクラシーについて分析する。
登録情報
雑誌: 84ページ
出版社: 金曜日; 臨時増刊版 (2019/11/28)
言語: 日本語
ASIN: B07Z75PQ8K
発売日: 2019/11/28
梱包サイズ: 25.2 x 20.6 x 1.2 cm