セックスがこわい―精神科で語られる愛と性の話 (単行本) 香山 リカ (著)

中年期香山リカの投影図, 2008/10/10

By 歯職人

　辻元清美と香山リカは、共に1960年生まれ。他に漫画家の浦沢直樹、外交官(休職中)の佐藤優、スポーツジャーナリストの二宮清純等々がいる。
　閑話休題。
　さて本書であるが、香山リカの語り口である。特に大発見も無いが、有害性も無い。
　編集者にとって一定程度発売部数が見込める作家(大切なことである)を生かした、一定程度の発売部数が可能な一冊である。
　中年期香山リカによる、香山リカの診療室を訪れる人々の観察記、あるいは「観察」に名を借りた不安の投影図である。


セックスがこわい ― 精神科で語られる愛と性の話

香山リカ
筑摩書房 （2008/03 出版）

173p / 19cm / B6判
ISBN： 9784480842848
NDC分類： 493.7

価格： ￥1,365 (税込)

詳細
心の悩みを抱えた人には、実は深刻な性の問題のある人が少なくない。精神科医である著者が、様々な症例を基に、今の日本人に深く巣くう性と愛の悩みをあぶりだす。