[020/052] 161 - 衆 - 予算委員会 - 3号
平成16年10月19日
○永田委員
法務大臣、総務大臣その他厚生労働大臣にも、本当に、残っていただきましたけれども、総理の答弁がこの程度ですから、残念ながら時間がとれませんでした。私も反省するところはたくさんありますけれども……(発言する者あり)そんなに答弁したければ、総務大臣、ぜひ、あの総務省のホームページにおける政治資金収支報告書の公開方法は、僕はもう少し改善する余地があると思います。通告どおりの質問ですから答えてください。
それから、南野法務大臣には、私が告発をした数名の政治家及びその他の、民間の方もいらっしゃいますけれども、なぜ不起訴処分になったのか、ぜひ御答弁をいただきたいと思います。
厚生労働大臣におかれましては、日本歯科医師会と歯科医師連盟が事実上一体の活動をしていることについて、前大臣から引き続き、私、指摘をしておきたいと思いますので、大臣の答弁をまとめていただきたいと思います。
以上です。
○甘利委員長 だれを。
○永田委員 質問もわからない人に質問をするのは本当にきついんですけれども、総務大臣、ホームページで政治資金収支報告書を公開していますけれども、プロテクトがかかっていて非常に使いにくいんです。あれは改善の余地があると思います。ぜひ直していただきたいと思いますが、いかがでしょう。
○麻生国務大臣 最高裁の判決を読まれましたか。(永田委員「どんな判決ですか」と呼ぶ)だって、法律全部を知らなきゃこの質問には、最高裁の判決の例が出ていますので、読まれている上で御質問なんだと思っておりましたので、さようではないなら読ませていただきます。
政治資金規正法におきましては「閲覧」という規定がされておりまして、最高裁判所、平成七年二月二十四日判決におきまして、「規正法は、写しの交付を権利として保障しているものでないことは明らかである。」と判決がもう出ておりますので、私どもは、収支報告書等々をインターネットによる公表をさせていただいてはおりますけれども、権利として保障されていないということでありますので、現行法の解釈に従いまして、インターネットの公表の事務ということでしているということで、最高裁の判決に従っておるということです。
○永田委員 政府が国民に与えた権利でなければ保障しない、こういうことですよ。今の小泉内閣というのはそういう姿勢が上から下まで貫かれていると思いますけれども、政府が国民に対するサービスとして、この収支報告書をコピーできるような状態で公開しても何ら不都合はないと思います。別に、最高裁は、それは法律違反だとは言わないと思いますよ。その辺の考え方はぜひ改めた方がいいと思いますね。
それから、南野法務大臣、なぜ私が告発をした人たちが不起訴になったのか、ぜひ簡潔に御答弁をお願いします。
○南野国務大臣 お答えしたいと思うんですが、中身が間違っているといけませんので、余り、早口でございましたので聞き取れませんでした。もう一度御質問いただけませんか。
○甘利委員長 永田寿康君、落ちついて御質問ください。
○永田委員 いいですか。私が告発をした数名の方々がどうして不起訴になったのかということを教えていただきたい、こういう質問であります。
○甘利委員長 法務大臣、わかりましたか。
○南野国務大臣 そういうお尋ねであれば、わかりました。
不起訴処分の詳細な理由については、今お尋ねがございませんでしたが、起訴されなかった事件の証拠関係にかかわる事柄でありますので、お答えを差し控えさせていただきたいと思います。
事案の内容につきましては、先ほどございました村岡及び滝川の公判において、必要な範囲で明らかにされるものと思っております。
以上でございます。
○永田委員 最後に厚生労働大臣にも当てておかないと理事会で怒られそうなので、しておきますけれども、厚生労働大臣、日本歯科医師連盟と日本歯科医師会がいまだに事実上一体化した活動をしているというのは、やはりこれは大ごとだと思いますよ。前任だった坂口大臣は、日本歯科医師会は学術団体だというふうにおっしゃっていましたけれども、先ほどの総理の答弁では、三割負担を阻止するために何億もばらまいている、そういう団体だというふうに総理は言われているわけですよ。そういうふうに思われるようであれば、これは大ごとですよ。
厚生労働大臣、ぜひこの厳格な分離と、やはり日本歯科医師連盟のような、歯科医師会と一体化しているような団体とのおつき合いは、自民党の節度としてこれはお控えになるのがよろしいんじゃないかと思いますけれども、厚生労働大臣の御答弁をお願いします。
○尾辻国務大臣 公益法人の活動と政治活動に関する寄附を行う団体の活動とは峻別が図られるべきでございます。両者の活動が一体であるような誤解を与える行為は望ましくないと考えております。
今後とも、必要に応じまして、日本歯科医師会に対して、公益法人と政治団体の峻別を行うよう指導してまいりたいと考えております。
○永田委員 最後に一言だけ言っておきますけれども、厚生労働大臣、今回の日歯連のスキャンダルでは、日歯連のスキャンダルが問題になって、日本歯科医師会の理事が全員辞職をしているんです。政治団体のスキャンダルで社団法人の理事が全員辞職をしたんです。これは、一体化しているということを認めたに等しいんですね。
しかも、きのう原口議員が指摘をするときに使ったメモでは、日歯連のスキャンダルについて、検察とのやりとりが日本歯科医師会の緊急理事会メモに出ているんです。これは、一体化していることを認めているに等しいわけですよ。ですから、そこはもう本当に実態的に分けるということをしっかりと指導力を発揮していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
大変時間が超過いたしましたが、おわびを申し上げまして、私からの質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
平成16年10月19日
○永田委員
法務大臣、総務大臣その他厚生労働大臣にも、本当に、残っていただきましたけれども、総理の答弁がこの程度ですから、残念ながら時間がとれませんでした。私も反省するところはたくさんありますけれども……(発言する者あり)そんなに答弁したければ、総務大臣、ぜひ、あの総務省のホームページにおける政治資金収支報告書の公開方法は、僕はもう少し改善する余地があると思います。通告どおりの質問ですから答えてください。
それから、南野法務大臣には、私が告発をした数名の政治家及びその他の、民間の方もいらっしゃいますけれども、なぜ不起訴処分になったのか、ぜひ御答弁をいただきたいと思います。
厚生労働大臣におかれましては、日本歯科医師会と歯科医師連盟が事実上一体の活動をしていることについて、前大臣から引き続き、私、指摘をしておきたいと思いますので、大臣の答弁をまとめていただきたいと思います。
以上です。
○甘利委員長 だれを。
○永田委員 質問もわからない人に質問をするのは本当にきついんですけれども、総務大臣、ホームページで政治資金収支報告書を公開していますけれども、プロテクトがかかっていて非常に使いにくいんです。あれは改善の余地があると思います。ぜひ直していただきたいと思いますが、いかがでしょう。
○麻生国務大臣 最高裁の判決を読まれましたか。(永田委員「どんな判決ですか」と呼ぶ)だって、法律全部を知らなきゃこの質問には、最高裁の判決の例が出ていますので、読まれている上で御質問なんだと思っておりましたので、さようではないなら読ませていただきます。
政治資金規正法におきましては「閲覧」という規定がされておりまして、最高裁判所、平成七年二月二十四日判決におきまして、「規正法は、写しの交付を権利として保障しているものでないことは明らかである。」と判決がもう出ておりますので、私どもは、収支報告書等々をインターネットによる公表をさせていただいてはおりますけれども、権利として保障されていないということでありますので、現行法の解釈に従いまして、インターネットの公表の事務ということでしているということで、最高裁の判決に従っておるということです。
○永田委員 政府が国民に与えた権利でなければ保障しない、こういうことですよ。今の小泉内閣というのはそういう姿勢が上から下まで貫かれていると思いますけれども、政府が国民に対するサービスとして、この収支報告書をコピーできるような状態で公開しても何ら不都合はないと思います。別に、最高裁は、それは法律違反だとは言わないと思いますよ。その辺の考え方はぜひ改めた方がいいと思いますね。
それから、南野法務大臣、なぜ私が告発をした人たちが不起訴になったのか、ぜひ簡潔に御答弁をお願いします。
○南野国務大臣 お答えしたいと思うんですが、中身が間違っているといけませんので、余り、早口でございましたので聞き取れませんでした。もう一度御質問いただけませんか。
○甘利委員長 永田寿康君、落ちついて御質問ください。
○永田委員 いいですか。私が告発をした数名の方々がどうして不起訴になったのかということを教えていただきたい、こういう質問であります。
○甘利委員長 法務大臣、わかりましたか。
○南野国務大臣 そういうお尋ねであれば、わかりました。
不起訴処分の詳細な理由については、今お尋ねがございませんでしたが、起訴されなかった事件の証拠関係にかかわる事柄でありますので、お答えを差し控えさせていただきたいと思います。
事案の内容につきましては、先ほどございました村岡及び滝川の公判において、必要な範囲で明らかにされるものと思っております。
以上でございます。
○永田委員 最後に厚生労働大臣にも当てておかないと理事会で怒られそうなので、しておきますけれども、厚生労働大臣、日本歯科医師連盟と日本歯科医師会がいまだに事実上一体化した活動をしているというのは、やはりこれは大ごとだと思いますよ。前任だった坂口大臣は、日本歯科医師会は学術団体だというふうにおっしゃっていましたけれども、先ほどの総理の答弁では、三割負担を阻止するために何億もばらまいている、そういう団体だというふうに総理は言われているわけですよ。そういうふうに思われるようであれば、これは大ごとですよ。
厚生労働大臣、ぜひこの厳格な分離と、やはり日本歯科医師連盟のような、歯科医師会と一体化しているような団体とのおつき合いは、自民党の節度としてこれはお控えになるのがよろしいんじゃないかと思いますけれども、厚生労働大臣の御答弁をお願いします。
○尾辻国務大臣 公益法人の活動と政治活動に関する寄附を行う団体の活動とは峻別が図られるべきでございます。両者の活動が一体であるような誤解を与える行為は望ましくないと考えております。
今後とも、必要に応じまして、日本歯科医師会に対して、公益法人と政治団体の峻別を行うよう指導してまいりたいと考えております。
○永田委員 最後に一言だけ言っておきますけれども、厚生労働大臣、今回の日歯連のスキャンダルでは、日歯連のスキャンダルが問題になって、日本歯科医師会の理事が全員辞職をしているんです。政治団体のスキャンダルで社団法人の理事が全員辞職をしたんです。これは、一体化しているということを認めたに等しいんですね。
しかも、きのう原口議員が指摘をするときに使ったメモでは、日歯連のスキャンダルについて、検察とのやりとりが日本歯科医師会の緊急理事会メモに出ているんです。これは、一体化していることを認めているに等しいわけですよ。ですから、そこはもう本当に実態的に分けるということをしっかりと指導力を発揮していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
大変時間が超過いたしましたが、おわびを申し上げまして、私からの質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。