ゴースト作曲家の心情
投稿者 歯職人 2015年8月1日
「佐村河内事件」と呼べばよいのか、ニセ作曲家事件とでも言ってよいのか、そこそこのマスコミも騙された、あるいは加担した事件の一方の当事者である新垣隆氏の回想録、或は懺悔録である。
作曲家として待っていても大きな仕事の機会に恵まれない境遇の方と、そこそこのハッタリと演技、営業力で仕事を引っ張ってこれた作曲家を名乗りたい男の重なり合った時間と思惑、その破たんに向かう日々の記録です。
佐村河内氏を評価していた関係者の眼力を、再評価する際の素材になめ一冊です。
http://www.amazon.co.jp/%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86-lt-%E7%9C%9F%E5%AE%9F-gt-%E6%96%B0%E5%9E%A3/dp/4093884218/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1435233706&sr=8-1&keywords=%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%88%E7%9C%9F%E5%AE%9F%E3%80%89
音楽という“真実”
新垣 隆【著】
価格 \1,404(本体\1,300)
小学館(2015/06発売)
サイズ B6判/ページ数 207,/高さ 19cm
商品コード 9784093884211
NDC分類 762.1
内容説明
ベートーヴェンに憧れて作曲家になった青年は、ある日もうひとりの「ベートヴェン」に出会った。天才作曲家の18年にわたる「ゴースト生活」の真相。
目次
第1章 ベートーヴェンになりたい!
第2章 音楽ばかりの青春
第3章 もうひとりの「ベートーヴェン」
第4章 『HIROSHIMA』をめぐる賭け
第5章 肥大する虚像
第6章 終わり、そして始まり
第7章 現在そして未来
著者紹介
新垣隆[ニイガキタカシ]
作曲家、ピアニスト。1970年東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒。現代音楽のホープとして活躍し、ピアニストとしての評価も高い。2014年2月、人気作曲家、佐村河内守氏のゴーストライターだったことを公表し、話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
元ゴーストライターが語る音楽への愛
2014年2月、佐村河内守氏の「ゴーストライター」であることを告白し、日本中に衝撃を与えた作曲家、新垣隆氏は、幼少のころから天才少年と呼ばれ、日本の現代音楽界で最も期待されてきた人物だ。クラシック、現代音楽、歌謡曲、ジャズ、アニメソングなど、さまざまな音楽を愛し、自分の糧としてきた新垣氏は、騒動の後も音楽の力を信じ、音楽に救われて新たな人生をスタートした。幼少期から現在までに出会ったさまざまな音楽と恩師や音楽仲間とのエピソードを紹介し、佐村河内事件の顛末を振り返りつつ、人間を救う「音楽」の力を語る。
【編集担当からのおすすめ情報】
発売直後に新垣隆=吉田隆一(バリトンサックス)のジャズ・ライブがあります! 6月19日(金)仙台市サテンドール2000、20日(土)八戸市はっち、21日(日)函館市FMいるかホール、22日(月)東京荻窪ベルベットサン。いずれの日も本の即売とサイン会を行います。また、6月30日(火)にはイオンモール幕張新都心グランドコートでミニライブ&サイン会が開催されます。
プロローグ 二〇一四年二月六日
第一章 ベートーヴェンになりたい!
ピアノとの出会い/ショパンとカーペンターズ/
ベートーヴェンになりたい!/私のテレビ・デビュー/
先生の伴奏をする小学生/楽譜が大好き/作曲教室の仲間たち/
これが初恋?/ドビュッシー、ストラヴィンスキー、武満徹/
すばらしい先生たち/
第二章 音楽ばかりの青春
高校入学と指揮のレッスン/中川俊郎先生のこと/YMOの衝撃/
オーケストラが自分の曲を演奏する!/自己主張とコミュニケーション/
桐朋学園大学へ/作曲家として目指したもの/レストランのピアノ弾き/
三善晃先生のレッスン/ピアニストとしての私/非常勤講師とCM音楽/
第三章 もうひとりの「ベートーヴェン」
「ユニーク」な依頼者/バイオハザード/二〇〇人のオーケストラ!/
聞こえない作曲家/「請負仕事」の誇り/
第四章 『HIROSHIMA』をめぐる賭け
「交響曲に着手」?/演奏されないための交響曲/史上最大が好きな男/
「吹奏楽のための小品」/『交響曲第一番』出版/エンタテインメントと芸術/
打ち合わせの情景/
第五章 肥大する虚像
路線変更/『HIROSHIMA』をめぐる思い/演奏された『HIROSHIMA』/
「みっくん」/何のための音楽か/初めての告白/NHKスペシャル/演技する「作曲家」/
第六章 終わり、そして始まり
自分の中の味方と敵/大河ドラマ音楽と芸術音楽/なぜ断れなかったのか/
衝撃の野口論文/急展開/記者会見/会見の後に/
二〇一四年二月六日、記者会見での発表、質疑応答/
第七章 現在そして未来
その後の私/冬の劇場/伴奏ピアニストという仕事/恋愛についてのつぶやき/
ジャズとの出会い/吉田隆一さん/サイレント映画の伴奏/「クラシックのようなもの」/
調性音楽の難しさ/『HIROSHIMA』を超えて/
あとがき
投稿者 歯職人 2015年8月1日
「佐村河内事件」と呼べばよいのか、ニセ作曲家事件とでも言ってよいのか、そこそこのマスコミも騙された、あるいは加担した事件の一方の当事者である新垣隆氏の回想録、或は懺悔録である。
作曲家として待っていても大きな仕事の機会に恵まれない境遇の方と、そこそこのハッタリと演技、営業力で仕事を引っ張ってこれた作曲家を名乗りたい男の重なり合った時間と思惑、その破たんに向かう日々の記録です。
佐村河内氏を評価していた関係者の眼力を、再評価する際の素材になめ一冊です。
http://www.amazon.co.jp/%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86-lt-%E7%9C%9F%E5%AE%9F-gt-%E6%96%B0%E5%9E%A3/dp/4093884218/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1435233706&sr=8-1&keywords=%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%88%E7%9C%9F%E5%AE%9F%E3%80%89
音楽という“真実”
新垣 隆【著】
価格 \1,404(本体\1,300)
小学館(2015/06発売)
サイズ B6判/ページ数 207,/高さ 19cm
商品コード 9784093884211
NDC分類 762.1
内容説明
ベートーヴェンに憧れて作曲家になった青年は、ある日もうひとりの「ベートヴェン」に出会った。天才作曲家の18年にわたる「ゴースト生活」の真相。
目次
第1章 ベートーヴェンになりたい!
第2章 音楽ばかりの青春
第3章 もうひとりの「ベートーヴェン」
第4章 『HIROSHIMA』をめぐる賭け
第5章 肥大する虚像
第6章 終わり、そして始まり
第7章 現在そして未来
著者紹介
新垣隆[ニイガキタカシ]
作曲家、ピアニスト。1970年東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒。現代音楽のホープとして活躍し、ピアニストとしての評価も高い。2014年2月、人気作曲家、佐村河内守氏のゴーストライターだったことを公表し、話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
元ゴーストライターが語る音楽への愛
2014年2月、佐村河内守氏の「ゴーストライター」であることを告白し、日本中に衝撃を与えた作曲家、新垣隆氏は、幼少のころから天才少年と呼ばれ、日本の現代音楽界で最も期待されてきた人物だ。クラシック、現代音楽、歌謡曲、ジャズ、アニメソングなど、さまざまな音楽を愛し、自分の糧としてきた新垣氏は、騒動の後も音楽の力を信じ、音楽に救われて新たな人生をスタートした。幼少期から現在までに出会ったさまざまな音楽と恩師や音楽仲間とのエピソードを紹介し、佐村河内事件の顛末を振り返りつつ、人間を救う「音楽」の力を語る。
【編集担当からのおすすめ情報】
発売直後に新垣隆=吉田隆一(バリトンサックス)のジャズ・ライブがあります! 6月19日(金)仙台市サテンドール2000、20日(土)八戸市はっち、21日(日)函館市FMいるかホール、22日(月)東京荻窪ベルベットサン。いずれの日も本の即売とサイン会を行います。また、6月30日(火)にはイオンモール幕張新都心グランドコートでミニライブ&サイン会が開催されます。
プロローグ 二〇一四年二月六日
第一章 ベートーヴェンになりたい!
ピアノとの出会い/ショパンとカーペンターズ/
ベートーヴェンになりたい!/私のテレビ・デビュー/
先生の伴奏をする小学生/楽譜が大好き/作曲教室の仲間たち/
これが初恋?/ドビュッシー、ストラヴィンスキー、武満徹/
すばらしい先生たち/
第二章 音楽ばかりの青春
高校入学と指揮のレッスン/中川俊郎先生のこと/YMOの衝撃/
オーケストラが自分の曲を演奏する!/自己主張とコミュニケーション/
桐朋学園大学へ/作曲家として目指したもの/レストランのピアノ弾き/
三善晃先生のレッスン/ピアニストとしての私/非常勤講師とCM音楽/
第三章 もうひとりの「ベートーヴェン」
「ユニーク」な依頼者/バイオハザード/二〇〇人のオーケストラ!/
聞こえない作曲家/「請負仕事」の誇り/
第四章 『HIROSHIMA』をめぐる賭け
「交響曲に着手」?/演奏されないための交響曲/史上最大が好きな男/
「吹奏楽のための小品」/『交響曲第一番』出版/エンタテインメントと芸術/
打ち合わせの情景/
第五章 肥大する虚像
路線変更/『HIROSHIMA』をめぐる思い/演奏された『HIROSHIMA』/
「みっくん」/何のための音楽か/初めての告白/NHKスペシャル/演技する「作曲家」/
第六章 終わり、そして始まり
自分の中の味方と敵/大河ドラマ音楽と芸術音楽/なぜ断れなかったのか/
衝撃の野口論文/急展開/記者会見/会見の後に/
二〇一四年二月六日、記者会見での発表、質疑応答/
第七章 現在そして未来
その後の私/冬の劇場/伴奏ピアニストという仕事/恋愛についてのつぶやき/
ジャズとの出会い/吉田隆一さん/サイレント映画の伴奏/「クラシックのようなもの」/
調性音楽の難しさ/『HIROSHIMA』を超えて/
あとがき