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歯科技工士・岩澤 毅

官僚のレトリック―霞が関改革はなぜ迷走するのか (単行本)

2010年05月30日 | amazon.co.jp・リストマニア
官僚叩きではなく、官僚の生態と手口を知るために, 2010/5/30

By 歯職人

 2007年から安倍・福田内閣で渡辺喜美行政改革担当大臣の補佐官を務めた原英史氏による霞ヶ関官僚の暗闘記という趣の一冊です。
 現在の鳩山政権民主党政権をはじめ様々な内閣が、政治家と官僚の関係のあり方を時に模索し、時に無策に陥る構造を理解する素材にしたい一冊です。
 野党や非主流派時代は、「官僚叩き」による人気取りに勤しみ、ポストを得ると官僚の振り付けに従順な「理解者」に「成長」する背景構造を知る手がかりとなる。
 原英史氏による本書は、渡辺喜美行政改革担当大臣の補佐官として見た官邸と霞ヶ関とのバイアスはあるが、現在入手し得る類書の中で直近の出来事まで含むものとして意義がある。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4103251514/ref=cm_cr_mts_prod_img

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官僚のレトリック―霞が関改革はなぜ迷走するのか―

原英史/著

政治家を手玉に取る言葉と論理のマジックが、この国をどんどん歪めていく!

「脱官僚」を高らかに宣言して政権を獲った民主党が、いまや天下りを乱発し、官僚依存にひた走る。この逆転現象は、どこで仕組まれたのか? 介在した「レトリックの罠」とは何か? 元行革大臣補佐官が、霞が関の官僚たちが駆使する“言葉と論理のマジック”をいま初めて明らかにし、改革がいかに歪められてきたかを暴く!

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 223ページ
ISBN : 978-4-10-325151-4
C-CODE : 0095
発売日 : 2010/05/18

原英史/著
ハラ・エイジ

1966年東京都生まれ。東京大学法学部卒、米シカゴ大学ロースクール修了。1989年通商産業省入省。内閣安全保障・危機管理室などを経て、2007年から安倍・福田内閣で渡辺喜美行政改革担当大臣の補佐官を務める。その後、国家公務員制度改革推進本部事務局を経て、2009年7月退官。株式会社政策工房を設立し、政策コンサルティング業を営む。大阪府人事委員会特別顧問、政策研究大学院大学客員准教授も務めている。

官僚のレトリック ― 霞が関改革はなぜ迷走するのか

原英史
新潮社 (2010/05 出版)

223p / 20cm / B6判
ISBN: 9784103251514
NDC分類: 310.4
価格: ¥1,470 (税込)

詳細
総理の答弁や法案に潜り込ませる「一言」で、改革はまるで逆方向に。“霞が関修辞学”の恐るべき罠を解き明かし、「脱官僚」実現の方法を示す。

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