歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

宮本亜門(著) 引きだす力 奉仕型リーダーが才能を伸ばす

2012年10月21日 | amazon.co.jp・リストマニア
他人との関係性の中で自己実現を求める生き方, 2012/10/21

By 歯職人

 プロ野球の監督とオーケストラの指揮者が、昔男が一度はやりたい職業・指導者像の典型として表現される場合があった。ある種の「絶対性」に対する、「男子たる者」の憧れであるべきとの意識が含まれていたようだ。
 時は移り、指標が見えない時代の空気感から現れたのが、宮本亜門氏の「引きだす力」かもしれない。
 本書は、宮本亜門氏が自身の人間形成、成育歴から帰結した「奉仕型リ-ダ-」論です。従来の答えがある時代、答えがあると思われていた時代から、答えは関係性の中から立ち現れる、「奉仕型リ-ダ-」はその伴走者の役割があるとの立場が読み取れる。宮本氏が高校時代にお付き合いがあったという、精神科医、精神分析家の小此木啓吾氏の影響がありはしないだろうか。
 「奉仕型リ-ダ-」の各論について、宮本氏が演出した各舞台の出演者とのやり取りを通してより具体的に提示されている。
 様々な組織や企業で、無理なリ-ダ-像に囚われ悩む人々には福音の書になるのではないだろうか。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4140883898/ref=cm_cr_mts_prod_img

NHK出版新書
引きだす力 ― 奉仕型リ-ダ-が才能を伸ばす


宮本亜門
NHK出版 (2012/10 出版)

187p / 18cm / 新書判
ISBN: 9784140883891
NDC分類: 771.6

AKB48、森田剛、中越典子ら、多彩な役者の個性をどのように伸ばし、輝かせてきたのか? ポイントは従来のトップダウンによる指導ではなく、相手の目線に立ち、その良さを引きだそうとする“奉仕型リーダーシップ”にあった。舞台の経験にもとづいた、互いに高め合う会話術や創作術など、仕事現場に生かせるヒントが満載!


最新の画像もっと見る