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歯科技工士・岩澤 毅

ロバート・B・ライシュ (著) 余震(アフターショック) そして中間層がいなくなる

2011年10月11日 | amazon.co.jp・リストマニア
「ウォール街を占拠せよ」(Occupy Wall Street)の背景理解のために, 2011/10/11

By 歯職人

 2011年10月現在、「ウォール街を占拠せよ」(Occupy Wall Street)をスローガンとする運動が継続している。参加者が語る「我々は99%だ」を理解するには、本書が適切である。
 本書は、中間層が枯れていくアメリカ経済の姿を歴史的な経済の流れから解き起こし
、2011年現在のアメリカ経済を描く。
 格差がより鋭利に姿を現した時代の社会・経済分析として、一読したい。
 運動には、高揚期もあれば衰退期、停滞期もあるが、「ウォール街を占拠せよ」が、
ウェブサイトや、TwitterやSNSサイトなどのツールを用い、どの様に展開すしていくのかも注目したい。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4492443800/ref=cm_cr_mts_prod_img

アフターショック ヨシン ソシテチュウカンソウガイナクナル
余震(アフターショック)―そして中間層がいなくなる
原書名:AFTERSHOCK:THE NEXT ECONOMY AND AMERICA’S FUTURE(Reich,Robert B.)
ライシュ,ロバート・B.【著】〈Reich,Robert B.〉 雨宮 寛 今井 章子【訳】
東洋経済新報社 (2011/07/28 出版)

207p / 19cm / B6判
ISBN: 9784492443804
NDC分類: 332.53
価格: ¥2,100 (税込)


詳細
資本主義はもはや「富が集中するよう仕組みまれたゲーム」であり、その暴走によって格差はますます拡大し続ける。
暴走の先にはどんな社会が待っているのか?『暴走する資本主義』の著者が提言する中間層のための新しいニューディール政策。


第1部 破たんした取引(エクルズの洞察;二つの恐慌の類似性;あるべき取引 ほか)
第2部 反動(二〇二〇年大統領選挙;経済をめぐる政治―二〇一〇~二〇年;「前より減ること」に満足できない理由 ほか)
第3部 まっとうな取引を取り戻せ(何をすべきか―中間層のための新しいニューディール政策;どうすればよいか)

著者紹介
ライシュ,ロバート・B.[ライシュ,ロバートB.][Reich,Robert B.]
1946年、ペンシルバニア州に生まれる。ハーバード大学教授、ブランダイス大学教授などを経て、現在、カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院教授。クリントン政権での労働長官をはじめ三つの政権に仕えたほか、オバマ大統領のアドバイザーも務めた。雑誌『アメリカン・プロスペクト』の共同創立編集人。2003年、経済・社会思想における先駆的業績によりバーツラフ・ハベル財団賞受賞。2008年、『タイム』誌の「最も業績を収めた20世紀の閣僚10人」の1人に選ばれたほか、『ウォールストリート・ジャーナル』紙で「最も影響力のある経営思想家20人」にも選出された

雨宮寛[アメミヤヒロシ]
コーポレートシチズンシップ代表取締役。コロンビア大学ビジネススクール経営学修士およびハーバード大学ケネディ行政大学院行政学修士。クレディ・スイスおよびモルガン・スタンレーにおいて資産運用商品の商品開発を担当。2006年コーポレートシチズンシップを創業。DWMアセット・マネジメント日本代表。明治大学公共政策大学院兼任講師。CFA協会認定証券アナリスト

今井章子[イマイアキコ]
コーポレートシチズンシップ取締役。ハーバード大学ケネディ行政大学院行政学修士。英文出版社にて外交評論誌の編集を担当。2005年ジョンズホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所客員研究員。2006年1月東京大学法学政治学研究科客員研究員等を経て、現在、東京財団研究員兼ディレクター(広報渉外)、昭和女子大学国際学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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