常識が壊され、文化の壁を崩す破壊力, 2008/6/30
By 歯職人
米原万里の様々な媒体での原稿をまとめた書籍も中々楽しめるが、本書は書籍としての完成度が高い。編集者と著者の意気込みと計画性が感じられる完成度である。単行本となることを見据えて、活字作品を作り上げる、活字媒体に対する尊敬と愛を感じる。全編の記述とスピードに統一感のあるものとなっている。
本書によって、米原万里の学識と見聞の深さと広さを、今文庫本で手に出来る幸せを噛み締めた。
米原万里の手により正義と常識の儚さと薄っぺらさが、次々と暴かれる。お見事である。
(マジョノ1ダースマジョノイチダースセイギトジョウシキニヒヤミズヲアビセル13ショウセイギトジョウシキニヒヤミズヲアビセルジュウサンショウシンチョウブンコ)
新潮文庫
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章
ISBN:9784101465227 (4101465223)
294p 15cm(A6)
新潮社 (2000-01-01出版)
・米原 万里【著】
[文庫 判] NDC分類:914.6 販売価:499(税込) (本体価:476)
私たちの常識では1ダースといえば12。
ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。
そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。
異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。
大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。
プロローグ
文化の差異は価値を生む
言葉が先か概念が先か
言葉の呪縛力
人類共通の価値
天動説の盲点
評価の方程式
○○のひとつ覚え
美味という名の偏見
悲劇が喜劇に転じる瞬間
遠いほど近くなる
悪女の深情け
人間が残酷になるとき
強みは弱みともなる
By 歯職人
米原万里の様々な媒体での原稿をまとめた書籍も中々楽しめるが、本書は書籍としての完成度が高い。編集者と著者の意気込みと計画性が感じられる完成度である。単行本となることを見据えて、活字作品を作り上げる、活字媒体に対する尊敬と愛を感じる。全編の記述とスピードに統一感のあるものとなっている。
本書によって、米原万里の学識と見聞の深さと広さを、今文庫本で手に出来る幸せを噛み締めた。
米原万里の手により正義と常識の儚さと薄っぺらさが、次々と暴かれる。お見事である。
(マジョノ1ダースマジョノイチダースセイギトジョウシキニヒヤミズヲアビセル13ショウセイギトジョウシキニヒヤミズヲアビセルジュウサンショウシンチョウブンコ)
新潮文庫
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章
ISBN:9784101465227 (4101465223)
294p 15cm(A6)
新潮社 (2000-01-01出版)
・米原 万里【著】
[文庫 判] NDC分類:914.6 販売価:499(税込) (本体価:476)
私たちの常識では1ダースといえば12。
ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。
そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。
異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。
大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。
プロローグ
文化の差異は価値を生む
言葉が先か概念が先か
言葉の呪縛力
人類共通の価値
天動説の盲点
評価の方程式
○○のひとつ覚え
美味という名の偏見
悲劇が喜劇に転じる瞬間
遠いほど近くなる
悪女の深情け
人間が残酷になるとき
強みは弱みともなる