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会長年頭所感 明るい未来を築くために
公益社団法人日本歯科技工士会
会長 杉 岡 範 明
会長 杉 岡 範 明
新年明けましておめでとうございます。
本年もご家族の皆さまと和やかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。平素より公益社団法人日本歯科技工士会の活動にご支援いただいておりますことに深く感謝申し上げます。
まず、昨年のエポックメーキングな話題は、本会の公益事業の一つである国際貢献事業として2015年から取り組みを強めているベトナムとの交流を一歩前に進め、「医療の向上に貢献する日本の歯科技工」をテーマにハノイでセミナーを開催し、日本の歯科医療、歯科技工士と本会を大きくアピールしたことです。このセミナーには日本からも会員の皆様にご参加いただき、アジアで安定した成長を遂げているベトナム視察を実施し、個々の可能性に夢を抱いていただきました。
また、本会初の厚生労働省からの直接の委託事業となる「平成29年度歯科補てつ物製作過程等の情報提供推進事業」への応札とその実施、「無届の歯科技工所における歯科技工の防止に関する厚生労働省医政局長通知」の発出など、歯科技工士の環境整備を確実にするために、行政との協力関係のもと着実に前進しています。
本会の事業の柱である中長期総合計画“日技新発展『7』プラン”は、私たちの国が直面する少子高齢社会に貢献する歯科医療とそれを支える歯科技工を、より質の高いものとし、国民にとって安心・安全な歯科補てつ物等を持続的に供給するため、歯科技工士の社会的評価を教育、業務、経済の各側面からその役割に見合ったものにして行くための基礎となるものです。中でも、増え続ける女性歯科技工士が存分に活躍できる環境を目指すための「女性歯科技工士セミナー」の開催は、組織と歯科技工士を明るくすることに大きな役割を果たしていただいたと思っています。これらの視点に立ち、本年も会員の皆様と共に歯科技工士のナショナルセンターとして確実に前進する一年とする所存です。
さらに、歯科技工士に係わる重要政策は、日本歯科技工士連盟と連携して「歯科技工士に関する制度推進議員連盟」との信頼関係の上に、“良好な歯科技工経済”を実現するための「製作技工に要する費用」や「修業年限の延長」について、しっかりと訴えを強めてまいります。
これらの私達が主張する政策を前に進め、ナショナルセンターをハード・ソフト両面で整備して次の世代にバトンタッチすることが、今を生きる私の使命と思い定め確実に担ってまいります。
どうか、本年も引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。