石川 拓治(著) 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

茂木健一郎さんが推した青森のリンゴ農家・木村秋則さんの奇跡, 2013/10/13

By 歯職人

　ＮＨＫ「プロフェッショナル仕事の流儀」で木村秋則さんを取り上げた回は見逃していたが、茂木健一郎さんが講演の中で取り上げられていたので購入した。
　著者の石川拓治さんは慎重な筆運びで、あくまで木村秋則さんの語りに基礎を置き、木村さんの語りを最大限読者に伝えることに力点を置いている様だ。
　読者にとっては、木村秋則さんの生き方と自然と農業に対するスタンスを考える上での材料提供という意味で、丁寧な一冊と言える。
　福岡正信さんの『自然農法わら一本の革命』を、読んでみたくなった。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344416457/ref=cm_cr_mts_prod_img

幻冬舎文庫
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家　木村秋則の記録

石川 拓治【著】/ＮＨＫ「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班【監修】

価格 \559（税込） 幻冬舎（2011/04発売）

内容説明

リンゴ栽培には農薬が不可欠。誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。農家、木村秋則。「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、醤油、牛乳、酢など、農薬に代わる「何か」を探して手を尽くす。やがて収入はなくなり、どん底生活に突入。壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村が辿り着いたもうひとつの「真実」とは。