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歯科技工士・岩澤 毅

中野 剛志(著) TPP亡国論

2020年07月28日 | amazon.co.jp・リストマニア
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hontoレビュー 歯職人 2020/7/28

反グローバリズムの論客、「反TPP芸人」中野剛志氏の2011年の著作

 動画サイトなどに登場する中野剛志氏は、あえて世間と不調和を招く「おやじギャグ」や「失言」を織り交ぜながら、民主党政権、復帰した自民党政権と常に反グローバリズム、当たり前に考えた独立国としての日本を保つ立場から、学識と論理に裏打ちされた言説を展開している。
 本書は、トランプ米大統領の登場によって急激に報道されなくなっている「TPP」を、2011年時点で解明し、警告を発した書です。2020年米大統領選挙の結果によっては、「TPP」が頻発する事態も考えられる。
 中野剛志氏の著作としては、手に取りやすい一冊と思います。


TPP亡国論 著者:中野 剛志

TPPで輸出は増えない!デフレが進むだけ!
アメリカの仕掛けた罠に日本はまた、はまるのか!?
 TPP(環太平洋経済連携協定)参加の方針を突如打ち出し、「平成の開国を!」と喧伝した民主党政権。そして賛成一色に染まったマス・メディア。しかし、TPPの実態は日本の市場を米国に差し出すだけのもの。自由貿易で輸出が増えるどころか、デフレの深刻化を招き、雇用の悪化など日本経済の根幹を揺るがしかねない危険性のほうが大きいのだ。
 いち早くTPP反対論を展開してきた経済思想家がロジカルに国益を考え、真に戦略的な経済外交を提唱する。

[著者情報]
中野 剛志(なかの たけし)
一九七一年、神奈川県生まれ。京都大学大学院工学研究科助教。東京大学教養学部(国際関係論)卒業。エディンバラ大学より博士号取得(社会科学)。経済産業省産業構造課課長補佐を経て現職。専門は経済ナショナリズム。イギリス民族学会Nations and Nationalism Prize受賞。主な著書に『国力論ー経済ナショナリズムの系譜』(以文社)、『自由貿易の罠ー覚醒する保護主義』(青土社)など。




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