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歯科技工士・岩澤 毅

日経新聞の黒い霧 (単行本) 大塚 将司 (著)

2009年02月19日 | amazon.co.jp・リストマニア
 読売のドン渡辺恒雄氏が可愛く思える能面の様な日経の闇, 2009/2/19

By 歯職人

 テレビ画面の中の読売のドン渡辺恒雄氏は、既に憂国の士と言うよりは、テレビ界・スポーツニュース番組の玩具の色合いが増してきているが、能面の様な日経の闇は深い。
 本書は、内部告発者・同紙の元エース記者の体験をベースとした、「小説」の衣を着たほぼ実録と言えるであろう「近似値小説」。
 日本が「会社社会」、上場企業ベースの社会ある限り、日経という企業の動向は日本の表裏に根ざし尚且つ相互に影響されるものと思われる。
 日本社会を見る視点を得る一冊と言える。 

ニッケイシンブンノクロイキリ
日経新聞の黒い霧

大塚 将司【著】
講談社 (2005/06/25 出版)

351p / 19cm / B6判
ISBN: 9784062128551
NDC分類: 070.67
価格: ¥1,890 (税込)

詳細
イトマン事件、コスモ信組事件、TCW事件…経済犯罪史に残る三事件の裏面で蠢いた日経幹部がいた。
元・日経エース記者だった著者は、疑惑を追及するため孤独な闘いを挑む。
精緻な分析・調査によって、浮かび上がってきた背筋の寒くなるような真相とは―。

第1部 汚れたカネ(スクープ;闇に食われたイトマン;歪められた第一報 ほか)
第2部 サラリーマン記者(赤坂「クラブひら川」;社説の欺瞞;沈黙という「未必の故意」 ほか)
第3部 決起(鶴田卓彦という男;懲戒解雇;後に続いた現役記者、OB ほか)


著者紹介
大塚将司[オオツカショウジ]
1950年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。1975年日経新聞入社。証券部、経済部で証券業界、銀行、大蔵省、通産省などを担当。「三菱銀行と東京銀行の合併」で1995年度新聞協会賞受賞。鶴田社長(当時)の疑惑を追及したことなどにより2003年日経新聞社を懲戒解雇されたが、法廷闘争の末2004年12月に復職

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