情報化社会を解き明かす、「情報現象」と「情報武装」, 2007/9/29
By 歯職人
IT社会の到来、「Web2.0」と情報技術の進歩と普及が社会を変える契機になるような錯覚に陥りがちな昨今であるが、本書は最近の著名な事件・事故を例にとりながら、情報にまつわる誤解を解明する。
ややもすれば、情報により多く接し理解しているつもりの人間が、情報の単なる受け手であり、情報という力の対象でしかない現実、情報の作り手の側から見た対象でしかない現実が、著者の情報理論によって解き明かされる。
貴方自身が、正しい意思決定を行うために、情報を使うための技術を知る入り口となる一冊になると思います。
ちくま新書
人を動かす情報術
ISBN:9784480063786 (4480063781)
245p 18cm
筑摩書房 (2007-08-10出版)
・春木 良且【著】
[新書 判] NDC分類:007 販売価:777(税込) (本体価:740)
情報化社会と言われ、情報リテラシーの重要性が叫ばれてひさしい。
しかし、いままでの情報論は、少々「受身」にすぎなかっただろうか?情報は、相手の行動を決定する非常に積極的な武器でもあるのだ。
新聞、テレビからブログまでのメディアのちがい、集団と個人の感覚の差、無意識のレベルに作用する広告の作り方…。
情報の効果的な使い方は、すべて場面によって変わってくることを踏まえた上での、それぞれにあわせた戦略―「情報スタイリング」―を提唱する。
第1章 情報には力がある
第2章 メディアが見えなくしているもの
第3章 情報には受け手がいる
第4章 メディアと意思決定
第5章 情報に情報で戦う
第6章 技術で変わるもの、変わらないもの
春木良且[ハルキヨシカツ]
1956年生まれ。東京大学工学系研究科博士課程単位取得期間満了退学(先端学際工学専攻)。フェリス女学院大学国際交流学部教授。1970年代の後半から小型コンピュータに関心を持ち、企業で研究開発などに携わる。1995年に現職に就いて以降、消費者側からの技術評価に軸足を移す。学問領域を横断した、新しい学問手法「繋げる学問」の体系化をライフワーク的なテーマとし、著書『人を動かす情報術』はその一環でもある。近年では、ネット配信の進展により、音楽がメディアを脱し、「音楽=情報」となる現象に大きな関心を持つ
By 歯職人
IT社会の到来、「Web2.0」と情報技術の進歩と普及が社会を変える契機になるような錯覚に陥りがちな昨今であるが、本書は最近の著名な事件・事故を例にとりながら、情報にまつわる誤解を解明する。
ややもすれば、情報により多く接し理解しているつもりの人間が、情報の単なる受け手であり、情報という力の対象でしかない現実、情報の作り手の側から見た対象でしかない現実が、著者の情報理論によって解き明かされる。
貴方自身が、正しい意思決定を行うために、情報を使うための技術を知る入り口となる一冊になると思います。
ちくま新書
人を動かす情報術
ISBN:9784480063786 (4480063781)
245p 18cm
筑摩書房 (2007-08-10出版)
・春木 良且【著】
[新書 判] NDC分類:007 販売価:777(税込) (本体価:740)
情報化社会と言われ、情報リテラシーの重要性が叫ばれてひさしい。
しかし、いままでの情報論は、少々「受身」にすぎなかっただろうか?情報は、相手の行動を決定する非常に積極的な武器でもあるのだ。
新聞、テレビからブログまでのメディアのちがい、集団と個人の感覚の差、無意識のレベルに作用する広告の作り方…。
情報の効果的な使い方は、すべて場面によって変わってくることを踏まえた上での、それぞれにあわせた戦略―「情報スタイリング」―を提唱する。
第1章 情報には力がある
第2章 メディアが見えなくしているもの
第3章 情報には受け手がいる
第4章 メディアと意思決定
第5章 情報に情報で戦う
第6章 技術で変わるもの、変わらないもの
春木良且[ハルキヨシカツ]
1956年生まれ。東京大学工学系研究科博士課程単位取得期間満了退学(先端学際工学専攻)。フェリス女学院大学国際交流学部教授。1970年代の後半から小型コンピュータに関心を持ち、企業で研究開発などに携わる。1995年に現職に就いて以降、消費者側からの技術評価に軸足を移す。学問領域を横断した、新しい学問手法「繋げる学問」の体系化をライフワーク的なテーマとし、著書『人を動かす情報術』はその一環でもある。近年では、ネット配信の進展により、音楽がメディアを脱し、「音楽=情報」となる現象に大きな関心を持つ