17歳に語りかけること、ドラッカーを語ること, 2011/6/5
By 歯職人
タイトルを読み最初に浮かんだ言葉は、「17歳にドラッカーを語ることは必要か」でしたが、本書を読み終え確かに必要と納得しました。
既にある出来上がったと思われていた秩序が、実は不安定なものと感じられる時代に、生き抜くためには、十代の人生を選択し自分を作り上げる時期に、ドラッカーが必要なのでしょう。ドラッカーの名前を知ったのがつい最近の老眼が気になりだしたおじさんとしては、やや落ち着きませんが。
著者の中野明氏の語りかける文体や明瞭な章立て、端正な物言い、イラストや図表の用い方に、学ぶところ大です。
17歳に語りかけることドラッカーを語ることに、成功していると思います。他のドラッカー入門書では得られない、読者をはっきりと想定した本作りが本書の成功の要因と思います。
グローバル化の進展による変化予測は、ややドラッカーの直接の論述から離れ、中野明氏の自説の披露の様でもある。この予想は、外れて欲しい部分もある。
その上で、中野明氏の「17歳に語りかける」その手法・方法論を学ぶという観点からも、読むに値する一冊です。
お勧めします。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/405404834X/ref=cm_cr_mts_prod_img
１７サイカラノドラッカー ジュウナナサイカラノドラッカー
１７歳からのドラッカー
中野 明【著】
学研パブリッシング 学研マーケティング〔発売〕 （2011/02/08 出版）
226p / 19cm / B6判
ISBN： 9784054048348
NDC分類： 159.7
価格： ￥1,470 (税込)
詳細
「格差に負けない働き方とは」「コミュニケーション能力を伸ばすには」「期待通りの成果を上げるには」…これからを生き抜く知恵が満載。
すべての人に伝えたい「人生のマネジメント術」。
１ 勉強は君の未来にどうつながるか（なぜ、勉強は大切なのか；知識は君の人生にどんな影響を与えるか ほか）
２ 仕事の目的は「お金」か、「やりがい」か（仕事で最も大切なこと；君の「使命」はどこにあるか ほか）
３ 「目標をもって生きること」は、なぜ大切か（世の中には「カッコイイ生き方」がある；目標とは「なりたい自分」に向かうステップ ほか）
４ 成果を上げるにはどうしたらよいか（努力はしているのに成果が出ない人へ；ドラッカーは時間の使い方にこだわった ほか）
５ 日本と世界の未来は、これからどう変わるのか（これから社会の中心となる職業は何か；格差社会をはね返す新しい働き方 ほか）
著者紹介
中野明［ナカノアキラ］
ノンフィクション作家。１９６２年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。関西学院大学、同志社大学の非常勤講師を歴任。「それは自分にとって面白いか」を自問し、結果として、経済経営、情報通信、歴史の三本柱で執筆活動を行っている。中国語や韓国語に翻訳された著作は１０作品を超える（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
By 歯職人
タイトルを読み最初に浮かんだ言葉は、「17歳にドラッカーを語ることは必要か」でしたが、本書を読み終え確かに必要と納得しました。
既にある出来上がったと思われていた秩序が、実は不安定なものと感じられる時代に、生き抜くためには、十代の人生を選択し自分を作り上げる時期に、ドラッカーが必要なのでしょう。ドラッカーの名前を知ったのがつい最近の老眼が気になりだしたおじさんとしては、やや落ち着きませんが。
著者の中野明氏の語りかける文体や明瞭な章立て、端正な物言い、イラストや図表の用い方に、学ぶところ大です。
17歳に語りかけることドラッカーを語ることに、成功していると思います。他のドラッカー入門書では得られない、読者をはっきりと想定した本作りが本書の成功の要因と思います。
グローバル化の進展による変化予測は、ややドラッカーの直接の論述から離れ、中野明氏の自説の披露の様でもある。この予想は、外れて欲しい部分もある。
その上で、中野明氏の「17歳に語りかける」その手法・方法論を学ぶという観点からも、読むに値する一冊です。
お勧めします。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/405404834X/ref=cm_cr_mts_prod_img
１７サイカラノドラッカー ジュウナナサイカラノドラッカー
１７歳からのドラッカー
中野 明【著】
学研パブリッシング 学研マーケティング〔発売〕 （2011/02/08 出版）
226p / 19cm / B6判
ISBN： 9784054048348
NDC分類： 159.7
価格： ￥1,470 (税込)
詳細
「格差に負けない働き方とは」「コミュニケーション能力を伸ばすには」「期待通りの成果を上げるには」…これからを生き抜く知恵が満載。
すべての人に伝えたい「人生のマネジメント術」。
１ 勉強は君の未来にどうつながるか（なぜ、勉強は大切なのか；知識は君の人生にどんな影響を与えるか ほか）
２ 仕事の目的は「お金」か、「やりがい」か（仕事で最も大切なこと；君の「使命」はどこにあるか ほか）
３ 「目標をもって生きること」は、なぜ大切か（世の中には「カッコイイ生き方」がある；目標とは「なりたい自分」に向かうステップ ほか）
４ 成果を上げるにはどうしたらよいか（努力はしているのに成果が出ない人へ；ドラッカーは時間の使い方にこだわった ほか）
５ 日本と世界の未来は、これからどう変わるのか（これから社会の中心となる職業は何か；格差社会をはね返す新しい働き方 ほか）
著者紹介
中野明［ナカノアキラ］
ノンフィクション作家。１９６２年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。関西学院大学、同志社大学の非常勤講師を歴任。「それは自分にとって面白いか」を自問し、結果として、経済経営、情報通信、歴史の三本柱で執筆活動を行っている。中国語や韓国語に翻訳された著作は１０作品を超える（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
