朝に読むべき身辺詩集, 2010/8/29
By 歯職人
様々な詩集があって良い。様々な詩の捉え方があって良い。
本書は、九十歳を過ぎてから詩作に向き合った女性の人生の結晶化であり、現在の思考の表現であ。
編集者により詩世界が、「くじけない」であり「朝はかならずやってくる」に象徴化されているが、身辺の極小化した世界がゆっくりと時を刻み、生命エネルギーの終焉に向かう時期の精神の営みを活字化した記録である。
産経新聞「朝の詩」の選者・新川和江氏を捉えた、新川氏好みの、新川氏が世に送り出した詩集である。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4870319926/ref=cm_cr_mts_prod_img
クジケナイデ
くじけないで
柴田 トヨ【著】
飛鳥新社 (2010/03/25 出版)
109p / 19cm / B6判
ISBN: 9784870319929
NDC分類: 911.56
価格: ¥999 (税込)
詳細
「人生いつだってこれから」98歳の詩人、トヨさんがつむぎ出すみずみずしい言葉の数々。
母
目を閉じて
生きる力
倅に
風や日射しが
溶けてゆく
私
返事
先生に
自分に〔ほか〕
著者紹介
柴田トヨ[シバタトヨ]
1911(明治44)年6月26日、栃木市に生まれる。裕福な米穀商の一人娘だったが、十代の頃に家が傾き、料理屋などへ奉公に出る。三十三歳のとき、調理師の柴田曳吉と結婚。翌年、健一を授かる。曳吉とは1992(平成4)年、死別。以来、宇都宮市内で一人暮らし(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
By 歯職人
様々な詩集があって良い。様々な詩の捉え方があって良い。
本書は、九十歳を過ぎてから詩作に向き合った女性の人生の結晶化であり、現在の思考の表現であ。
編集者により詩世界が、「くじけない」であり「朝はかならずやってくる」に象徴化されているが、身辺の極小化した世界がゆっくりと時を刻み、生命エネルギーの終焉に向かう時期の精神の営みを活字化した記録である。
産経新聞「朝の詩」の選者・新川和江氏を捉えた、新川氏好みの、新川氏が世に送り出した詩集である。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4870319926/ref=cm_cr_mts_prod_img
クジケナイデ
くじけないで
柴田 トヨ【著】
飛鳥新社 (2010/03/25 出版)
109p / 19cm / B6判
ISBN: 9784870319929
NDC分類: 911.56
価格: ¥999 (税込)
詳細
「人生いつだってこれから」98歳の詩人、トヨさんがつむぎ出すみずみずしい言葉の数々。
母
目を閉じて
生きる力
倅に
風や日射しが
溶けてゆく
私
返事
先生に
自分に〔ほか〕
著者紹介
柴田トヨ[シバタトヨ]
1911(明治44)年6月26日、栃木市に生まれる。裕福な米穀商の一人娘だったが、十代の頃に家が傾き、料理屋などへ奉公に出る。三十三歳のとき、調理師の柴田曳吉と結婚。翌年、健一を授かる。曳吉とは1992(平成4)年、死別。以来、宇都宮市内で一人暮らし(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)