変質した厚生労働行政にOB官僚からの異議申し立て, 2008/5/6
By 歯職人
著者の堤氏は、厚生労働省にあって介護保険の創設に深く関わり、2001年老腱局長2002年には社会保険庁長官を務め、2003年に厚生労働省を退職し、現在大阪大学大学院人間科学研究科教授である。
本書に収録されている論考は、大阪大学教授就任後の05/06年の介護保険改革と後期高齢者医療制度設計の時期に、専門雑誌等に発表されたものである。
日本社会にあって、ある程度の地位を得た人間が、退職後旧職場の後輩の仕事を正面から批判する行為は、異例との指摘を受けるかもしれない。
本書タイトルにあるように「立法政策的批判」との立場を堅持しながら、「保険」と「連帯」の理念、強制保険であることに伴う「説明責任」と「納得を得ること」をキーワードに、後期高齢者医療制度への批判が展開されている。
08年春、後期高齢者医療制度をめぐる混乱が続いている。本書の論考が、予言として舞い降りたかのようである。
社会保障改革の立法政策的批判
2005/2006年介護・福祉・医療改革を巡って
ISBN:9784789400176 (4789400174)
・堤修三(1948-) 社会保険研究所 2007/12出版
19cm 278p
[B6 判] 販売価:2,730(税込) (本体価:2,600)
社会保障改革の立法政策的批判
ISBN978-4-7894-0017-6 C3036 2600E
コード#00170
定価 2,730円 本体2,600円+税
B6・288頁
大阪大学教授 堤修三 著 平成19年12月発刊
◆大阪大学の堤修三教授(元社会保険庁長官)が社会保険旬報および介護保険情報に執筆した論文をまとめたもの。2005年の介護保険改正、障害者自立支援法、2006年の医療制度改革について、立法政策的な観点から、論評を加えている。とくに医療制度改革については、高齢者医療制度や特定健診・保健指導などの改正内容について検討し、医療保険一元化との関係で批判的に分析しているのが特徴で、被用者保険関係者には必読の書である。
氏名
Name 堤 修三
TSUTSUMI Shuzo
担当
Field 共生社会論 (ソーシャルケアシステム論)
Social Services and Community Dynamics
出身 佐賀県
birthplace Saga, Japan
学歴 1971 東京大学法学部卒1996.12
職歴 1998 厚生省大臣官房審議官(老人保健福祉担当)
介護保険制度実施推進本部事務局長
2001 厚生労働省老健局長
2002 社会保険庁長官
関心領域 社会保障の規範理論、医療保険・介護保険制度論、ケアの倫理
著書、論文 単著
『社会保障−その既在・現在・将来』社会保険研究所,2000.
『文化の業としての社会保障』法研,2002.
『社会保障を問い直す』社会保険研究所,2004.
論文
「奪い返されるべき保険者」社会保険旬報2005.3.21
「高齢者医療制度改革の視点」生活経済政策March2005
「障害者自立支援法案の立法政策的検討」社会保険旬報2005.9.21
「医療制度改革法案を読んで」社会保険旬報2006.4.1/4.11
「社会福祉法人は存続しうるか」社会保険旬報2007.1.11/1.21
「2005年介護保険改革の立法政策的評価」2007.3大阪府市町村振興協会紀要
Messages 〈CONTACT〉TEL : 81-6-6879-8064 E-Mail: seiji@hus.osaka-u.ac.jp
堤 修三(Syuuzou TSUTSUMI)
【教員】
氏名 堤 修三
氏名(ローマ字) Syuuzou TSUTSUMI
生年月 1948.12
研究キーワード 社会保障政策
E-Mailアドレス tsutsumihus.osaka-u.ac.jp
電話番号 06-6879-8083
FAX番号 06-6879-8083
性別 男
【所属組織】
部局名 学科専攻名 専任・兼任の別 職名・役職名
人間科学研究科 人間科学専攻 専任 教授
【学歴】
大学名・大学院名 取得学位 卒業・修了年月(取得年月)
東京大学 法学部 第1類(私法コース) 大学 卒業 法学士 1971.6
【職歴】
機関名・職名・役職名 就任年月 退任年月
厚生省大臣官房審議官(介護保険制度実施推進本部事務局長) 1998.1 2001.1
厚生労働省老健局長 2001.1 2002.8
社会保険庁長官 2002.8 2003.8
【研究内容】
研究内容
社会保障論・医療保険制度論・介護保険制度論
【所属学会】
学会名
関西社会保障法研究会
【最近の業績】
種別 タイトル 掲載誌名, 機関名等 発行年月
論文 特定健診・保健指導の制度化とこれからの公衆衛生 月刊保団連 2008.3
論文 個別対応と大量処理 月刊シニアビジネスまーメット 2008.2
論文 事情と理由 月刊介護保険情報 2008.2
著書 市民生活における社会保険 放送大学教育振興会 2008.3
著書 社会保障改革の立法政策的批判-2005/2006の介護・福祉・医療改革を巡って- 社会保険研究所 2007.12
著書 最新保健学講座6 保健医療福祉行政論(第3章 保険医療福祉に関する制度 1.社会保障制度と公衆衛生行政) メヂカルフレンド社 2004.11
By 歯職人
著者の堤氏は、厚生労働省にあって介護保険の創設に深く関わり、2001年老腱局長2002年には社会保険庁長官を務め、2003年に厚生労働省を退職し、現在大阪大学大学院人間科学研究科教授である。
本書に収録されている論考は、大阪大学教授就任後の05/06年の介護保険改革と後期高齢者医療制度設計の時期に、専門雑誌等に発表されたものである。
日本社会にあって、ある程度の地位を得た人間が、退職後旧職場の後輩の仕事を正面から批判する行為は、異例との指摘を受けるかもしれない。
本書タイトルにあるように「立法政策的批判」との立場を堅持しながら、「保険」と「連帯」の理念、強制保険であることに伴う「説明責任」と「納得を得ること」をキーワードに、後期高齢者医療制度への批判が展開されている。
08年春、後期高齢者医療制度をめぐる混乱が続いている。本書の論考が、予言として舞い降りたかのようである。
社会保障改革の立法政策的批判
2005/2006年介護・福祉・医療改革を巡って
ISBN:9784789400176 (4789400174)
・堤修三(1948-) 社会保険研究所 2007/12出版
19cm 278p
[B6 判] 販売価:2,730(税込) (本体価:2,600)
社会保障改革の立法政策的批判
ISBN978-4-7894-0017-6 C3036 2600E
コード#00170
定価 2,730円 本体2,600円+税
B6・288頁
大阪大学教授 堤修三 著 平成19年12月発刊
◆大阪大学の堤修三教授(元社会保険庁長官)が社会保険旬報および介護保険情報に執筆した論文をまとめたもの。2005年の介護保険改正、障害者自立支援法、2006年の医療制度改革について、立法政策的な観点から、論評を加えている。とくに医療制度改革については、高齢者医療制度や特定健診・保健指導などの改正内容について検討し、医療保険一元化との関係で批判的に分析しているのが特徴で、被用者保険関係者には必読の書である。
氏名
Name 堤 修三
TSUTSUMI Shuzo
担当
Field 共生社会論 (ソーシャルケアシステム論)
Social Services and Community Dynamics
出身 佐賀県
birthplace Saga, Japan
学歴 1971 東京大学法学部卒1996.12
職歴 1998 厚生省大臣官房審議官(老人保健福祉担当)
介護保険制度実施推進本部事務局長
2001 厚生労働省老健局長
2002 社会保険庁長官
関心領域 社会保障の規範理論、医療保険・介護保険制度論、ケアの倫理
著書、論文 単著
『社会保障−その既在・現在・将来』社会保険研究所,2000.
『文化の業としての社会保障』法研,2002.
『社会保障を問い直す』社会保険研究所,2004.
論文
「奪い返されるべき保険者」社会保険旬報2005.3.21
「高齢者医療制度改革の視点」生活経済政策March2005
「障害者自立支援法案の立法政策的検討」社会保険旬報2005.9.21
「医療制度改革法案を読んで」社会保険旬報2006.4.1/4.11
「社会福祉法人は存続しうるか」社会保険旬報2007.1.11/1.21
「2005年介護保険改革の立法政策的評価」2007.3大阪府市町村振興協会紀要
Messages 〈CONTACT〉TEL : 81-6-6879-8064 E-Mail: seiji@hus.osaka-u.ac.jp
堤 修三(Syuuzou TSUTSUMI)
【教員】
氏名 堤 修三
氏名(ローマ字) Syuuzou TSUTSUMI
生年月 1948.12
研究キーワード 社会保障政策
E-Mailアドレス tsutsumihus.osaka-u.ac.jp
電話番号 06-6879-8083
FAX番号 06-6879-8083
性別 男
【所属組織】
部局名 学科専攻名 専任・兼任の別 職名・役職名
人間科学研究科 人間科学専攻 専任 教授
【学歴】
大学名・大学院名 取得学位 卒業・修了年月(取得年月)
東京大学 法学部 第1類(私法コース) 大学 卒業 法学士 1971.6
【職歴】
機関名・職名・役職名 就任年月 退任年月
厚生省大臣官房審議官(介護保険制度実施推進本部事務局長) 1998.1 2001.1
厚生労働省老健局長 2001.1 2002.8
社会保険庁長官 2002.8 2003.8
【研究内容】
研究内容
社会保障論・医療保険制度論・介護保険制度論
【所属学会】
学会名
関西社会保障法研究会
【最近の業績】
種別 タイトル 掲載誌名, 機関名等 発行年月
論文 特定健診・保健指導の制度化とこれからの公衆衛生 月刊保団連 2008.3
論文 個別対応と大量処理 月刊シニアビジネスまーメット 2008.2
論文 事情と理由 月刊介護保険情報 2008.2
著書 市民生活における社会保険 放送大学教育振興会 2008.3
著書 社会保障改革の立法政策的批判-2005/2006の介護・福祉・医療改革を巡って- 社会保険研究所 2007.12
著書 最新保健学講座6 保健医療福祉行政論(第3章 保険医療福祉に関する制度 1.社会保障制度と公衆衛生行政) メヂカルフレンド社 2004.11