テレビ屋さんが、過疎地の市役所職員になった時, 2013/10/12
By 歯職人
東京で未確認飛行物他・UFO等の番組制作に携わっていた青年が、実家の寺を護持すべく帰郷し過疎地の市役所職員になり、役所文化と衝突しながら、限界集落の町おこしを進める物語です。
ANAの機内番組で数度観た、「ローマ法王に米を食べさせた男」であるが、やはり高野さんが職場の部下であれば、上司はやはり大変だ。
小さな小さなUFO目撃情報から、番組を組み立てるイケイケの時代も確かにあったのだろうが、時代と文化の違う役所世界、連綿と続く地域に根差した文化と経済の世界に、未確認臨時職員の姿を借りた、後に「スーパー公務員」と呼ばれることになる男が舞い降り、周囲と衝突しながら事を成していく姿は、自分が安全圏に居るのであれば面白い。しかし、昔衝突した上司の名前を挙げるのは、禁じ手であろう。
町おこしにとっては様々なヒントに満ちている一冊ですが、読み物としての面白さが勝っている。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062175916/ref=cm_cr_mts_prod_img
ローマ法王に米を食べさせた男―過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?
高野 誠鮮【著】
価格 \1,470(税込) 講談社(2012/04発売)
サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
商品コード 9784062175913
NDC分類 616.2
内容説明
CIAの戦略に基づいてメディアを駆使し、ローマ法王にアラン・デュカス、木村秋則にエルメスの書道家、そしてNASAの宇宙飛行士や総理大臣も味方につけて限界集落から脱却させた市役所職員。
目次
第1章 「一・五次産業」で農業革命!(「限界集落」の悲しい現状;「一・五次産業」への挑戦! ほか)
第2章 「限界集落」に若者を呼ぶ(「空き農地・空き農家情報バンク制度」;“抜魂”で仏壇の不安を解消 ほか)
第3章 「神子原米」のブランド化戦略(売りたい商品の長所を徹底調査;ブランド品を生む「ロンギング」作戦 ほか)
第4章 UFOで町おこし(「町おこし大会」では、町はおこせない!;郷土愛を深めた『羽咋ギネスブック』 ほか)
第5章 「腐らない米」。自然栽培でTPPに勝つ!(JAと組んで、TPPに挑戦!;“奇跡のリンゴ”木村秋則さんを口説く ほか)
出版社内容情報
過疎高齢化で疲弊した石川県羽咋市の神子原地区を、60万円の予算で立ち直らせた“スーパー公務員”高野誠鮮氏の30のアイディア集
「こうすれば人は動く!」「こう動けば村は儲かる!」
石川県羽咋市神子原地区。中山間地で棚田農家が多いこの地区は、過疎高齢化で人口は年々減り、平均年齢も65歳を超える"限界集落"と呼ばれ、集落消滅の危機を迎えていた。
「神子原を救え!」。市長から指名された同市市役所農林水産課の職員・高野誠鮮氏は―、
・酒が飲める都会の女子大学生を農家に宿泊させ、地域の老人との交流を図る。
・CIAの戦略を駆使してメディアを味方につけて、集落の認知度アップに成功!
・「ローマ法王御用達米」の認定を受け、ブランド米を生み出す
・米袋の文字を、エルメスの書家に書いてもらい、女性たちの人気に
・三ツ星シェフのアラン・デュカスに神子原米で酒を造ってもらい、パリで大評判
・アメリカの人工衛星で田んぼを調べて、米の品質検査を徹底
・農家直営の直売所を作って、農家の収入アップに成功
・「奇跡のリンゴ」の農家・木村明則さんと組んで自然栽培米を作る
・NASAから本物の宇宙ロケットを格安購入して日本初の宇宙博物館を作る
・プロジェクト反対者には、総理大臣からメッセージをもらい黙らせる
・2012年は、農業大国フランスに、自然栽培の農産物で殴り込み!
―など、奇想天外な48の方法で、わずか4年で神子原米地区を限界集落から脱却させ、Iターン若者を集めて、農家の収入を上げることに成功した。
人を動かし、やる気にさせ、収入も上げて、誰もが幸せになるための方法を描いた、痛快なドキュメント!「お金を払っても講演を聞きたい」スーパー公務員の初の著書となる。
高野誠鮮(たかの・じょうせん)
石川県羽咋市役所農林水産課ふるさと振興係課長補佐。
昭和30年、石川県羽咋市生まれ、昭和59年に羽咋市役所臨時職員になり、NASAなどから本物のロケットを買いつけて、宇宙博物館「コスモアイル羽咋」を造り、話題になる。平成17年、過疎高齢化が問題となって同市神子原米地区を、年間予算わずか60万円で立て直すプロジェクトに着手。神子原米ブランド化とローマ法王への献上、Iターン若者の誘致、農家経営の直売所「神子の里」の開設による農家の高収入などで4年後に"限界集落"の脱却に成功した。また、昨年より自然栽培米の実践にも着手。「限界集落の脱却」により毎日新聞北陸総局長賞など数多くの賞を受賞。
By 歯職人
東京で未確認飛行物他・UFO等の番組制作に携わっていた青年が、実家の寺を護持すべく帰郷し過疎地の市役所職員になり、役所文化と衝突しながら、限界集落の町おこしを進める物語です。
ANAの機内番組で数度観た、「ローマ法王に米を食べさせた男」であるが、やはり高野さんが職場の部下であれば、上司はやはり大変だ。
小さな小さなUFO目撃情報から、番組を組み立てるイケイケの時代も確かにあったのだろうが、時代と文化の違う役所世界、連綿と続く地域に根差した文化と経済の世界に、未確認臨時職員の姿を借りた、後に「スーパー公務員」と呼ばれることになる男が舞い降り、周囲と衝突しながら事を成していく姿は、自分が安全圏に居るのであれば面白い。しかし、昔衝突した上司の名前を挙げるのは、禁じ手であろう。
町おこしにとっては様々なヒントに満ちている一冊ですが、読み物としての面白さが勝っている。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062175916/ref=cm_cr_mts_prod_img
ローマ法王に米を食べさせた男―過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?
高野 誠鮮【著】
価格 \1,470(税込) 講談社(2012/04発売)
サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
商品コード 9784062175913
NDC分類 616.2
内容説明
CIAの戦略に基づいてメディアを駆使し、ローマ法王にアラン・デュカス、木村秋則にエルメスの書道家、そしてNASAの宇宙飛行士や総理大臣も味方につけて限界集落から脱却させた市役所職員。
目次
第1章 「一・五次産業」で農業革命!(「限界集落」の悲しい現状;「一・五次産業」への挑戦! ほか)
第2章 「限界集落」に若者を呼ぶ(「空き農地・空き農家情報バンク制度」;“抜魂”で仏壇の不安を解消 ほか)
第3章 「神子原米」のブランド化戦略(売りたい商品の長所を徹底調査;ブランド品を生む「ロンギング」作戦 ほか)
第4章 UFOで町おこし(「町おこし大会」では、町はおこせない!;郷土愛を深めた『羽咋ギネスブック』 ほか)
第5章 「腐らない米」。自然栽培でTPPに勝つ!(JAと組んで、TPPに挑戦!;“奇跡のリンゴ”木村秋則さんを口説く ほか)
出版社内容情報
過疎高齢化で疲弊した石川県羽咋市の神子原地区を、60万円の予算で立ち直らせた“スーパー公務員”高野誠鮮氏の30のアイディア集
「こうすれば人は動く!」「こう動けば村は儲かる!」
石川県羽咋市神子原地区。中山間地で棚田農家が多いこの地区は、過疎高齢化で人口は年々減り、平均年齢も65歳を超える"限界集落"と呼ばれ、集落消滅の危機を迎えていた。
「神子原を救え!」。市長から指名された同市市役所農林水産課の職員・高野誠鮮氏は―、
・酒が飲める都会の女子大学生を農家に宿泊させ、地域の老人との交流を図る。
・CIAの戦略を駆使してメディアを味方につけて、集落の認知度アップに成功!
・「ローマ法王御用達米」の認定を受け、ブランド米を生み出す
・米袋の文字を、エルメスの書家に書いてもらい、女性たちの人気に
・三ツ星シェフのアラン・デュカスに神子原米で酒を造ってもらい、パリで大評判
・アメリカの人工衛星で田んぼを調べて、米の品質検査を徹底
・農家直営の直売所を作って、農家の収入アップに成功
・「奇跡のリンゴ」の農家・木村明則さんと組んで自然栽培米を作る
・NASAから本物の宇宙ロケットを格安購入して日本初の宇宙博物館を作る
・プロジェクト反対者には、総理大臣からメッセージをもらい黙らせる
・2012年は、農業大国フランスに、自然栽培の農産物で殴り込み!
―など、奇想天外な48の方法で、わずか4年で神子原米地区を限界集落から脱却させ、Iターン若者を集めて、農家の収入を上げることに成功した。
人を動かし、やる気にさせ、収入も上げて、誰もが幸せになるための方法を描いた、痛快なドキュメント!「お金を払っても講演を聞きたい」スーパー公務員の初の著書となる。
高野誠鮮(たかの・じょうせん)
石川県羽咋市役所農林水産課ふるさと振興係課長補佐。
昭和30年、石川県羽咋市生まれ、昭和59年に羽咋市役所臨時職員になり、NASAなどから本物のロケットを買いつけて、宇宙博物館「コスモアイル羽咋」を造り、話題になる。平成17年、過疎高齢化が問題となって同市神子原米地区を、年間予算わずか60万円で立て直すプロジェクトに着手。神子原米ブランド化とローマ法王への献上、Iターン若者の誘致、農家経営の直売所「神子の里」の開設による農家の高収入などで4年後に"限界集落"の脱却に成功した。また、昨年より自然栽培米の実践にも着手。「限界集落の脱却」により毎日新聞北陸総局長賞など数多くの賞を受賞。