CAD/CAM冠作成における歯科技工所連携に関する調査研究
報告書
日本歯科技工学会
調査・研究委員会
Ⅰ.調査概要
1.調査目的
貴金属の高騰や金属修復物の問題点が指摘されるなか、平成26年4月に保険導入された「CAD/CAM冠」は、これまでにない新しい材料を用いてデジタル機器を用いて製作される修復物として注目されている。
昨今、歯科医療において修復装置にたいする「トレーサビリティ」が厳しく問われるなか、データの受送信によって製作される「CAD/CAM冠」の製作実態について現状把握することを目的とする。
2.調査体制
本学会会員の中から調査・研究委員会を構成し、調査項目、対象者等を検討した上でアンケート調査を実施。「株式会社アクロス」にて集計、本委員会にて報告書をまとめた。
3.調査対象
本学会会員及び日本補綴歯科学会、日本デジタル歯科学会の歯科医師会員400名と、日本歯科技工士会の開設者会員の中から2000名を無作為抽出した。
4.調査方法
対象会員へ送付、無記名回答
5.調査時期
平成27年3月実施
6.標本数
歯科技工所 2000名
歯科診療所等 400名
7.有効回答数
歯科技工所 589名
歯科診療所等 147名
8.調査委員会
委員長 末瀬 一彦
委員 杉岡 範明
時見 高志
岩澤 毅
オブザーバー 齊木好太郎
古橋 博美