佐藤優氏のインテリジェンスの世界観をコンパクトに, 2009/3/25
By 歯職人
既に廃刊となった『KING』(講談社)の連載をまとめたもの。
大日本雄辯會・講談社にとって由緒ある『キング』から名称を受け継いだ『KING』は、未見でありどのような雑誌であったかは不明であるが、30代のビジネスマンを対象にしたものであったらしい。
本書の文体は、佐藤優氏の語り下し形式を主にして、掲載雑誌の読者の興味があると思われる話題を材料に用いながら、佐藤優氏の外交官経験(ソビエト・ロシア経験)から、公のルールと「野蛮人」と本書が呼ぶゲームのルールの世界のせめぎあいを描いている。
この「野蛮人のテーブルマナー」から、ビジネスを勝ち抜く情報戦術の教訓が得られるかは別として、佐藤優氏の他の著書に比較して「取っ付き易さ」は保証できる。
ヤバンジンノテーブルマナー ビジネスヲカチヌクジョウホウセンジュツ
野蛮人のテーブルマナー―ビジネスを勝ち抜く情報戦術
佐藤 優【著】
講談社 (2007/12/03 出版)
205p / 19×12cm
ISBN: 9784062143660
NDC分類: 336.04
価格: ¥1,050 (税込)
詳細
第1章 野蛮人のテーブルマナー―情報戦を勝ち抜くテクニック(インテリジェンス式接待;情報源(ソース)の見つけ方
酒、賭博、セックスの使い方 ほか)
第2章 外交は究極のビジネススクール―過酷な外交の世界に学ぶビジネスマナー 特別対談・鈴木宗男(衆議院議員)×佐藤優(トップと会うには?;トップ会談をセットアップせよ;トップに仕えるノウハウ ほか)
第3章 インテリジェンス対談―佐藤優×河合洋一郎(国際ジャーナリスト)(映画以上に恐ろしいインテリジェンスの世界;安倍政権樹立後の日本外交―2006年9月27日;6ヵ国協議直後のパワーゲーム―2007年2月15日 ほか)
インテリジェンス入門書。
男なら、読んどけ!
KINGの大人気連載が書籍化!
「今、日本には本格的なインテリジェンス・プレイヤーが不足している。佐藤さんは間違いなくその1人です。そのプレイヤーの知恵をこの本で学んで下さい」――新党大地:代表 鈴木宗男
<本文より>
●記憶力を本気で鍛えたいと思うならば、ICレコーダーやカセットテープで録音することをやめるべきだ。
●赤ワインを仲間意識を作るためにいちばん上手に使ったのがイエス・キリストだ。
●トップと会うには世界共通のルールがあります。トップにいつでも直接会える人間と友達になるということです。
●「人柄を知るのに茶なら1年、酒なら1ヵ月、賭博とセックスならば1時間」
●質問の中に、こちら側で必ず確認できるような引っかけ質問を入れておくことだ。
●組織と闘うとき、敵をやっつけ、自分は生き残ろうとしてもそれは不可能だ。
●秘密を保全するためにいちばんよい方法は、必要のないことを知らないようにすることだ。
著者紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。起訴休職外務事務官・作家。1985年外務省入省。ロシア大使館、国際情報局分析第一課などで情報活動に従事し、「外務省のラスプーチン」の異名をとる。2002年5月に背任容疑で逮捕。現在は起訴休職中。著書に『国家の罠』(新潮社、毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
By 歯職人
既に廃刊となった『KING』(講談社)の連載をまとめたもの。
大日本雄辯會・講談社にとって由緒ある『キング』から名称を受け継いだ『KING』は、未見でありどのような雑誌であったかは不明であるが、30代のビジネスマンを対象にしたものであったらしい。
本書の文体は、佐藤優氏の語り下し形式を主にして、掲載雑誌の読者の興味があると思われる話題を材料に用いながら、佐藤優氏の外交官経験(ソビエト・ロシア経験)から、公のルールと「野蛮人」と本書が呼ぶゲームのルールの世界のせめぎあいを描いている。
この「野蛮人のテーブルマナー」から、ビジネスを勝ち抜く情報戦術の教訓が得られるかは別として、佐藤優氏の他の著書に比較して「取っ付き易さ」は保証できる。
ヤバンジンノテーブルマナー ビジネスヲカチヌクジョウホウセンジュツ
野蛮人のテーブルマナー―ビジネスを勝ち抜く情報戦術
佐藤 優【著】
講談社 (2007/12/03 出版)
205p / 19×12cm
ISBN: 9784062143660
NDC分類: 336.04
価格: ¥1,050 (税込)
詳細
第1章 野蛮人のテーブルマナー―情報戦を勝ち抜くテクニック(インテリジェンス式接待;情報源(ソース)の見つけ方
酒、賭博、セックスの使い方 ほか)
第2章 外交は究極のビジネススクール―過酷な外交の世界に学ぶビジネスマナー 特別対談・鈴木宗男(衆議院議員)×佐藤優(トップと会うには?;トップ会談をセットアップせよ;トップに仕えるノウハウ ほか)
第3章 インテリジェンス対談―佐藤優×河合洋一郎(国際ジャーナリスト)(映画以上に恐ろしいインテリジェンスの世界;安倍政権樹立後の日本外交―2006年9月27日;6ヵ国協議直後のパワーゲーム―2007年2月15日 ほか)
インテリジェンス入門書。
男なら、読んどけ!
KINGの大人気連載が書籍化!
「今、日本には本格的なインテリジェンス・プレイヤーが不足している。佐藤さんは間違いなくその1人です。そのプレイヤーの知恵をこの本で学んで下さい」――新党大地:代表 鈴木宗男
<本文より>
●記憶力を本気で鍛えたいと思うならば、ICレコーダーやカセットテープで録音することをやめるべきだ。
●赤ワインを仲間意識を作るためにいちばん上手に使ったのがイエス・キリストだ。
●トップと会うには世界共通のルールがあります。トップにいつでも直接会える人間と友達になるということです。
●「人柄を知るのに茶なら1年、酒なら1ヵ月、賭博とセックスならば1時間」
●質問の中に、こちら側で必ず確認できるような引っかけ質問を入れておくことだ。
●組織と闘うとき、敵をやっつけ、自分は生き残ろうとしてもそれは不可能だ。
●秘密を保全するためにいちばんよい方法は、必要のないことを知らないようにすることだ。
著者紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。起訴休職外務事務官・作家。1985年外務省入省。ロシア大使館、国際情報局分析第一課などで情報活動に従事し、「外務省のラスプーチン」の異名をとる。2002年5月に背任容疑で逮捕。現在は起訴休職中。著書に『国家の罠』(新潮社、毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)