最後の智者からの手紙
投稿者 歯職人 投稿日 2014/9/14
帯にある「政治家が唱え、与える夢は/いつも必ず「行き過ぎる」」は、かつて大蔵官僚の中にあった過度に政治に接近することを諌めた流れを知る著者が、ある種の運命に導かれ。政治と権力闘争の渦中に身を置き、人生の幕を引く時期に確認した結論であり、それを乗り越える良識を国民に求めるものとして本書のメッセージとなっているのであろう。
著者の藤井裕久氏は、大蔵省入省後、田中角栄氏の政治を支えた竹下登、二階堂進両氏の下で内閣官房長官秘書官を務め、その後政治家となり、田中派⇒竹下派⇒小沢一郎氏と行動を共にし、小沢氏との決別を経て、経験と知恵、人間力不足の民主党を支える道を選ぶ。
本書は、藤井氏が駆け出しの大蔵官僚として戦後の政治家を仰ぎ見、政治家となり権力闘争の渦中にある一人となりながら、その知性に裏打ちされた視線から、見続けた日本政治の分析である。
現在の選挙制度、政党の在り方では、この様な智者が再び生まれることはないのではと危惧される。それも全ては、国民の選択の結果と言うことであろう。
http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%81%AE%E7%86%B1%E7%8B%82%E3%81%A8%E5%B4%A9%E5%A3%8A-%E8%A7%92%E5%B7%9Done%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E21-%E8%97%A4%E4%BA%95-%E8%A3%95%E4%B9%85/dp/4041016487/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1410673623&sr=8-1&keywords=%E6%94%BF%E6%B2%BB%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%81%AE%E7%86%B1%E7%8B%82%E3%81%A8%E5%B4%A9%E5%A3%8A
角川oneテーマ21
政治改革の熱狂と崩壊
藤井 裕久【著】/菊池 正史【編】
価格 \864(本体\800)
KADOKAWA(2014/08発売)
サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
商品コード 9784041016480
NDC分類 312.1
内容説明
政治家が唱え、与える夢はいつも必ず「行き過ぎる」田中角栄の政治は今でも日本政治の底流に流れている。
目次
第1章 角福戦争の時代
第2章 熱狂の崩壊
第3章 夢の終わりと消費税
第4章 新たな熱狂の時代
第5章 改革の果てに
最終章 熱狂と政治と戦争と―結びにかえて
著者紹介
藤井裕久[フジイヒロヒサ]
1932年東京都生まれ。東京大学卒業後、大蔵省入省。竹下登、二階堂進両氏の下で内閣官房長官秘書官を務めた後、76年同省退職。77年参議院議員通常選挙に自民党から出馬し、初当選を果たす。93年自民党を離党、新生党を結党。細川内閣、羽田内閣で大蔵大臣に就任。99年自由党幹事長兼政策調査会長、2004年民主党幹事長に就任。09年民主党鳩山内閣で財務大臣就任。11年民主党税制調査会長に就任。現在は全国各地で講演活動を続けている
菊池正史[キクチマサシ]
1968年神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、日本テレビに入社。政治部に配属。総理官邸クラブキャップ、政治部デスクを歴任。現在は報道局「深層NEWS」総合デスク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
投稿者 歯職人 投稿日 2014/9/14
帯にある「政治家が唱え、与える夢は/いつも必ず「行き過ぎる」」は、かつて大蔵官僚の中にあった過度に政治に接近することを諌めた流れを知る著者が、ある種の運命に導かれ。政治と権力闘争の渦中に身を置き、人生の幕を引く時期に確認した結論であり、それを乗り越える良識を国民に求めるものとして本書のメッセージとなっているのであろう。
著者の藤井裕久氏は、大蔵省入省後、田中角栄氏の政治を支えた竹下登、二階堂進両氏の下で内閣官房長官秘書官を務め、その後政治家となり、田中派⇒竹下派⇒小沢一郎氏と行動を共にし、小沢氏との決別を経て、経験と知恵、人間力不足の民主党を支える道を選ぶ。
本書は、藤井氏が駆け出しの大蔵官僚として戦後の政治家を仰ぎ見、政治家となり権力闘争の渦中にある一人となりながら、その知性に裏打ちされた視線から、見続けた日本政治の分析である。
現在の選挙制度、政党の在り方では、この様な智者が再び生まれることはないのではと危惧される。それも全ては、国民の選択の結果と言うことであろう。
http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%81%AE%E7%86%B1%E7%8B%82%E3%81%A8%E5%B4%A9%E5%A3%8A-%E8%A7%92%E5%B7%9Done%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E21-%E8%97%A4%E4%BA%95-%E8%A3%95%E4%B9%85/dp/4041016487/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1410673623&sr=8-1&keywords=%E6%94%BF%E6%B2%BB%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%81%AE%E7%86%B1%E7%8B%82%E3%81%A8%E5%B4%A9%E5%A3%8A
角川oneテーマ21
政治改革の熱狂と崩壊
藤井 裕久【著】/菊池 正史【編】
価格 \864(本体\800)
KADOKAWA(2014/08発売)
サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
商品コード 9784041016480
NDC分類 312.1
内容説明
政治家が唱え、与える夢はいつも必ず「行き過ぎる」田中角栄の政治は今でも日本政治の底流に流れている。
目次
第1章 角福戦争の時代
第2章 熱狂の崩壊
第3章 夢の終わりと消費税
第4章 新たな熱狂の時代
第5章 改革の果てに
最終章 熱狂と政治と戦争と―結びにかえて
著者紹介
藤井裕久[フジイヒロヒサ]
1932年東京都生まれ。東京大学卒業後、大蔵省入省。竹下登、二階堂進両氏の下で内閣官房長官秘書官を務めた後、76年同省退職。77年参議院議員通常選挙に自民党から出馬し、初当選を果たす。93年自民党を離党、新生党を結党。細川内閣、羽田内閣で大蔵大臣に就任。99年自由党幹事長兼政策調査会長、2004年民主党幹事長に就任。09年民主党鳩山内閣で財務大臣就任。11年民主党税制調査会長に就任。現在は全国各地で講演活動を続けている
菊池正史[キクチマサシ]
1968年神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、日本テレビに入社。政治部に配属。総理官邸クラブキャップ、政治部デスクを歴任。現在は報道局「深層NEWS」総合デスク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)