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歯科技工士・岩澤 毅

瀧本哲史(著)  武器としての交渉思考 (星海社新書)

2013年01月21日 | amazon.co.jp・リストマニア
人に残された道は、「交渉」能力か, 2013/1/21

By 歯職人

 瀧本哲史氏による、若者に贈る「武器」としての交渉術に関する一冊です。
 瀧本氏を初めて知ったのは、NHKの「NEWS WEB24」の火曜日ナビゲーターを務める姿である。テレビ出演の際は、やや小柄な方だな程度の印象であった。今回、初めて氏の著作にまとめて触れた。
 氏の状況認識・時代認識によれば、若い世代は現代日本の閉塞状況のなか、ゲリラ戦を戦わざる負えず、そのゲリラ戦の武器の一つが「交渉術」となる。
 人に残された道は、人間の総合的な能力が試される「交渉」の場面と言って良いのかもしれない。
 本書の帯には、「交渉によって/仲間と手を組み/革命をおこせ!!」とある。この「革命」なるものが、何を指すのか?書店の店頭で本書を手にした者は、この「革命」に何を託すのか?やや、不可思議でもある。
 瀧本氏が本書に著した「交渉術」のスキルを身につけた者に対応せざる負えない時、本書は有用となるのであろう。
 瀧本氏の、今後の動向に注目したい。
 
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061385151/ref=cm_cr_mts_prod_img

ブキトシテノコウショウシコウ セイカイシャシンショ
星海社新書
武器としての交渉思考


瀧本 哲史【著】
星海社 講談社〔発売〕 (2012/06/25 出版)

331p / 18cm
ISBN: 9784061385153
NDC分類: 361.3

価格: ¥903 (税込)

詳細

交渉は、若者が世の中を動かすための必須スキル。
交渉によって仲間と手を組み革命を起こせ。
京大最強授業第二弾。

ガイダンス なぜ、いま「交渉」について学ぶ必要があるのか?
1時間目 大切なのは「ロマン」と「ソロバン」
2時間目 自分の立場ではなく、相手の「利害」に焦点を当てる
3時間目 「バトナ」は最強の武器
4時間目 「アンカリング」と「譲歩」を使いこなせ
5時間目 「非合理的な人間」とどう向き合うか?
6時間目 自分自身の「宿題」をやろう

『ブキケツ』第2弾。決断できても一人の力では世の中は動かせない。そこで必要になるのが合意を結んで仲間化するための交渉思考だ!

交渉は、若者が世の中を動かすための必須スキル
本書は、私がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えている「交渉の授業」を一冊に凝縮したものです。いくら自分の力で決断できるようになっても、いくら高い能力や志を持っていても、世の中を動かすためには自分一人の力ではとても足りません。共に戦う「仲間」を探し出し、連携して、大きな流れを生み出していかなければならない。そこで必要となるのが、相手と自分、お互いの利害を分析し、調整することで合意を目指す交渉の考え方です。交渉とは、単なるビジネススキルではありません。ときには敵対する相手とも手を組み、共通の目的のために具体的なアクションを起こしていく―そのための思考法なのです。さあ、「交渉思考」を手に、この閉塞した日本の状況を一緒に変えていきましょう。


著者紹介

瀧本哲史[タキモトテツフミ]
京都大学客員准教授、エンジェル投資家。東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、自分の人生を自分で決断できるような生き方を追求するという観点から、マッキンゼーに転職。3年で独立し、企業再建などを手がける。また、他の投資家が見捨てた会社、ビジネスアイデアしかない会社への投資でも実績を上げる。京都大学では「交渉論」「意思決定論」「起業論」の授業を担当し人気講義に。「ディベート甲子園」を主催する全国教室ディベート連盟事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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