医療の経済的学的側面を患者側の需要・「選好」を軸に基本を解明, 2009/7/28
By 歯職人
医療を経済学的視点から分析しそのあり方に評価を下すことが、医療保険料と税金を負担する国民を説得し納得を得る上で不可欠の要素となってきている。
本書は、患者側の医療需要・受療における「選好」を軸に基本を解明することで、医療経済分析ことに医療サービス需要の分析に、「標準」を与えることを指向している。
著者は、国内での先行研究が少ない中、他国の先行研究から日本の事情からかけ離れない研究に範をとり、医療経済研究の基礎を示した。
研究の素材と成り得るデータの不足する中、医療経済研究の方向性を示した。今後の、各論研究の発展が期待される。
イリョウサービスジュヨウノケイザイブンセキ
医療サービス需要の経済分析
井伊 雅子 大日 康史【著】
日本経済新聞社 (2002/01/07 出版)
239p / 21cm / A5判
ISBN: 9784532132224
NDC分類: 498.1
価格: ¥3,990 (税込)
詳細
医療費の自己負担率がどこまで上がると、軽い症状程度では病院に行くのをやめるのか。
幼児と成年と老人では、対処法にちがいは出るのか。
予防努力はどのようなときに意識されるか―。
年々増え続ける医療費を誰がどう負担していくかを、ミクロデータを駆使して「患者の需要」の視点から実証分析し、今後の医療サービスのあり方に大きな示唆を与える意欲的研究。
第1章 医療保険をめぐる理論的背景
第2章 価格弾力性の推定のための調査方法
第3章 実際の行動記録(日記的記録)における医療需要の価格弾力性の推定
第4章 仮想的質問における医療需要の価格弾力性の推定
第5章 アメリカにおける価格弾力性の研究
第6章 発展途上国における医療需要
第7章 高齢者医療における需要の価格弾力性の推定
第8章 予防接種の需要分析
第9章 予防行動の分析
第10章 高齢者介護における予防行動
書名 医療サービス需要の経済分析
著者
井伊 雅子
著者略歴 : 国際基督教大学教養学部社会学科卒業、ウィスコンシン大学マディソン校経済学博士課程修了(Ph.D)。世界銀行調査部を経て、
現職・肩書: 横浜国立大学経済学部助教授
著者
大日 康史
著者略歴 : 1966年生まれ。同志社大学経済学部卒業、同大大学院修士課程修了。立命館大学助教授、大阪市立大学助教授を経て、
現職・肩書: 大阪大学社会経済研究所助教授、博士
<内容>
高水準の医療サービスを一律に提供する日本。しかし高齢化などに伴い、一律よりは多様なサービスが必要となってくる。今後の医療サービスのあり方を、受け手=患者側の需要に焦点を当てて分析を試みる画期的な研究。
判型:A5判
造本:上製カバー巻
ページ数:244ページ
製品コード ISBN4-532-13222-3
書名コード 13222
分類コード C3033
<目次>
第1章 医療保険をめぐる理論的背景
第2章 価格弾力性の推定のための調査方法
第3章 実際の行動記録(日記的記録)における医療需要の価格弾力性の推定
第4章 仮想的質問における医療需要の価格弾力性の推定
第5章 アメリカにおける価格弾力性の研究
第6章 発展途上国における医療需要
第7章 高齢者医療における需要の価格弾力性の推定
第8章 予防接種の需要分析
第9章 予防行動の分析
第10章 高齢者介護における予防行動
著者紹介
井伊雅子[イイマサコ]
国際基督教大学教養学部社会学科卒業、ウィスコンシン大学マディソン校経済学部博士課程修了(Ph.D.)。世界銀行調査局を経て、現在、横浜国立大学経済学部助教授
大日康史[オオクサヤスシ]
1966年生まれ。同志社大学経済学部卒業、同大大学院修士課程修了。立命館大学助教授、大阪市立大学助教授を経て、現在、大阪大学社会経済研究所助教授、博士(経済学)
By 歯職人
医療を経済学的視点から分析しそのあり方に評価を下すことが、医療保険料と税金を負担する国民を説得し納得を得る上で不可欠の要素となってきている。
本書は、患者側の医療需要・受療における「選好」を軸に基本を解明することで、医療経済分析ことに医療サービス需要の分析に、「標準」を与えることを指向している。
著者は、国内での先行研究が少ない中、他国の先行研究から日本の事情からかけ離れない研究に範をとり、医療経済研究の基礎を示した。
研究の素材と成り得るデータの不足する中、医療経済研究の方向性を示した。今後の、各論研究の発展が期待される。
イリョウサービスジュヨウノケイザイブンセキ
医療サービス需要の経済分析
井伊 雅子 大日 康史【著】
日本経済新聞社 (2002/01/07 出版)
239p / 21cm / A5判
ISBN: 9784532132224
NDC分類: 498.1
価格: ¥3,990 (税込)
詳細
医療費の自己負担率がどこまで上がると、軽い症状程度では病院に行くのをやめるのか。
幼児と成年と老人では、対処法にちがいは出るのか。
予防努力はどのようなときに意識されるか―。
年々増え続ける医療費を誰がどう負担していくかを、ミクロデータを駆使して「患者の需要」の視点から実証分析し、今後の医療サービスのあり方に大きな示唆を与える意欲的研究。
第1章 医療保険をめぐる理論的背景
第2章 価格弾力性の推定のための調査方法
第3章 実際の行動記録(日記的記録)における医療需要の価格弾力性の推定
第4章 仮想的質問における医療需要の価格弾力性の推定
第5章 アメリカにおける価格弾力性の研究
第6章 発展途上国における医療需要
第7章 高齢者医療における需要の価格弾力性の推定
第8章 予防接種の需要分析
第9章 予防行動の分析
第10章 高齢者介護における予防行動
書名 医療サービス需要の経済分析
著者
井伊 雅子
著者略歴 : 国際基督教大学教養学部社会学科卒業、ウィスコンシン大学マディソン校経済学博士課程修了(Ph.D)。世界銀行調査部を経て、
現職・肩書: 横浜国立大学経済学部助教授
著者
大日 康史
著者略歴 : 1966年生まれ。同志社大学経済学部卒業、同大大学院修士課程修了。立命館大学助教授、大阪市立大学助教授を経て、
現職・肩書: 大阪大学社会経済研究所助教授、博士
<内容>
高水準の医療サービスを一律に提供する日本。しかし高齢化などに伴い、一律よりは多様なサービスが必要となってくる。今後の医療サービスのあり方を、受け手=患者側の需要に焦点を当てて分析を試みる画期的な研究。
判型:A5判
造本:上製カバー巻
ページ数:244ページ
製品コード ISBN4-532-13222-3
書名コード 13222
分類コード C3033
<目次>
第1章 医療保険をめぐる理論的背景
第2章 価格弾力性の推定のための調査方法
第3章 実際の行動記録(日記的記録)における医療需要の価格弾力性の推定
第4章 仮想的質問における医療需要の価格弾力性の推定
第5章 アメリカにおける価格弾力性の研究
第6章 発展途上国における医療需要
第7章 高齢者医療における需要の価格弾力性の推定
第8章 予防接種の需要分析
第9章 予防行動の分析
第10章 高齢者介護における予防行動
著者紹介
井伊雅子[イイマサコ]
国際基督教大学教養学部社会学科卒業、ウィスコンシン大学マディソン校経済学部博士課程修了(Ph.D.)。世界銀行調査局を経て、現在、横浜国立大学経済学部助教授
大日康史[オオクサヤスシ]
1966年生まれ。同志社大学経済学部卒業、同大大学院修士課程修了。立命館大学助教授、大阪市立大学助教授を経て、現在、大阪大学社会経済研究所助教授、博士(経済学)