みなさん、こんにちは。
「占い話題」はあっち(HP)に書いてあるのでどうしようかと思ったところへ、
「gooブログのお題」なるものを発見したので、最近お気に入りの「経口補水液作成方法」をご紹介してみます。
そうはいいつつ、専門的な話は若干書きますけど、基本的には「へぇ~」という程度の紹介として、
「実際に脱水症状で困ったら/困りそうになったらどうやりすごすか」といった「サバイバル的な一面」、あるいは「日常的にお気軽に使える方法」となることを中心に書きたいと思います。
【おおよその仕組み】
学校では「水分は大腸から吸収される」というようなことを習ったかと思いますが、現在では「小腸で糖とか塩とかが吸収される際に水分も吸収される」ということが解っており、それ以降「経口補水液」の開発がより進んできて、先進国でも使われるようになってきたようです。
【成分構成】
WHOやその他の信頼できる(と思われる)情報を引っ張ってくると、
水1リットルに対して、ブドウ糖とナトリウムのモル比率で「1~2:1」が良いとされています。
さらに詳しく(といいつつ家庭で作ることが目的なので簡単に…)は、
水1Lに対して、
・成分量は全体で200-310 mmol/L
・ブドウ糖はナトリウムとモル比で同じかそれ以上。ただし111 mmol/Lを超えないこと。
・ナトリウムは60-90 mEq/L
・塩素:50-80 mEq/L
・重炭酸(重曹)を入れるとより吸収スピードがあがる。クエン酸でも代用できる。
【チョット計算してみる】
「モル計算」高校生以来かもしれません。スッカリ忘れていますがチョット頑張ってみました。
「1モル」とは「分子が6×10の23乗個ある状態の事ですよ」ということなので、
分子一個、一個が重ければ、おなじ1モルでも重さは違ってきます。
ビー玉12個とボーリング玉12個、これは同じ1ダースですけど重さは違いますよね。それと一緒です。
ではその分子量を計算してみましょう。
☆ブドウ糖 C6H12O6 (12.01×6+1.00794×12+16.00×6=180.16(180.15528) g/mol)
☆塩 NaCl (22.99+35.45=58.44 g/mol)
(これは上記の「ナトリウム」と「塩素」を合わせたものとしてレシピでは計算します。詳細略(^^;)
このようになります。
つまり、ブドウ糖を1モル用意すると約180g。塩を1モル用意すると約58g。
これを先ほどの成分構成に応じて準備します。
ブドウ糖はMax111mmol(ミリモル=1/1000モル)ですので、
180.16÷1000×111=19.99776(およそ20g)
塩は単位が違うのでどちらも満たすようにそれぞれ60mEq/Lとして計算すると、
58.44÷1000×60=3.5064(およそ3.5g)
若干、総量を満たしていない気がしますが、実際に作るときには大雑把にサクッと作るので、
そこは気にしないことにします(^^;
【レシピ】
お待たせいたしました。ようやくレシピのご紹介です。
先に書いたとおり「家庭でお気軽に作ること」を目標としているのでザックリといきます。
水:1リットル
ブドウ糖:20g:大さじ2杯(1杯はやや多め)→正確には大さじすり切り2杯+小さじ1杯弱
塩:3.5g:小さじ半分より気持ち多め(小さじ1杯は6gなので)
クエン酸:1.5g:小さじ1/4←計れないの場合は、親指と人差し指でつまんで3回分程度
簡単にまとめ直し…
水:1リットル
ブドウ糖:大さじ2杯(1杯はやや多め)
塩:小さじ半分より気持ち多め
クエン酸:塩の半分程度の量
これらを準備して、シェイクシェイク!
(参考)
ジャグ(キャンプや運動部でよくみる「ドリンクのサーバー」みたいなもの)で多量に作りたい場合
水:10リットル
ブドウ糖:1カップと半分(大さじ22杯)
塩:大さじ2杯(小さじ6杯)
クエン酸:大さじ1杯(小さじ3杯)
そして、よくかき混ぜましょう。
とはいうものの、ブドウ糖とかクエン酸とか無いし…という場合は、ネット通販などで簡単に買うことが出来ますが、他のもので代用することができます。
水:1リットル
白砂糖:大さじ4杯半
塩:小さじ半分より気持ち多め
濃縮ポッカレモン:小さじ4杯
これなら、コンビニで入手できるので作りやすいですね。
簡単に作ることが出来る!
効果も「それなりに」期待できる!
そしてなにより「経済的」!(水道水を使えば1リットル20~30円も可能!)
お手軽に経口補水液を準備して、熱中症などなりませんよう、この暑い夏を過ごしましょう!
(でも、塩分は結構入ってます&白砂糖はカロリーあります、なので飲み過ぎには注意しましょう~!(^^;)
「占い話題」はあっち(HP)に書いてあるのでどうしようかと思ったところへ、
「gooブログのお題」なるものを発見したので、最近お気に入りの「経口補水液作成方法」をご紹介してみます。
そうはいいつつ、専門的な話は若干書きますけど、基本的には「へぇ~」という程度の紹介として、
「実際に脱水症状で困ったら/困りそうになったらどうやりすごすか」といった「サバイバル的な一面」、あるいは「日常的にお気軽に使える方法」となることを中心に書きたいと思います。
【おおよその仕組み】
学校では「水分は大腸から吸収される」というようなことを習ったかと思いますが、現在では「小腸で糖とか塩とかが吸収される際に水分も吸収される」ということが解っており、それ以降「経口補水液」の開発がより進んできて、先進国でも使われるようになってきたようです。
【成分構成】
WHOやその他の信頼できる(と思われる)情報を引っ張ってくると、
水1リットルに対して、ブドウ糖とナトリウムのモル比率で「1~2:1」が良いとされています。
さらに詳しく(といいつつ家庭で作ることが目的なので簡単に…)は、
水1Lに対して、
・成分量は全体で200-310 mmol/L
・ブドウ糖はナトリウムとモル比で同じかそれ以上。ただし111 mmol/Lを超えないこと。
・ナトリウムは60-90 mEq/L
・塩素:50-80 mEq/L
・重炭酸(重曹)を入れるとより吸収スピードがあがる。クエン酸でも代用できる。
【チョット計算してみる】
「モル計算」高校生以来かもしれません。スッカリ忘れていますがチョット頑張ってみました。
「1モル」とは「分子が6×10の23乗個ある状態の事ですよ」ということなので、
分子一個、一個が重ければ、おなじ1モルでも重さは違ってきます。
ビー玉12個とボーリング玉12個、これは同じ1ダースですけど重さは違いますよね。それと一緒です。
ではその分子量を計算してみましょう。
☆ブドウ糖 C6H12O6 (12.01×6+1.00794×12+16.00×6=180.16(180.15528) g/mol)
☆塩 NaCl (22.99+35.45=58.44 g/mol)
(これは上記の「ナトリウム」と「塩素」を合わせたものとしてレシピでは計算します。詳細略(^^;)
このようになります。
つまり、ブドウ糖を1モル用意すると約180g。塩を1モル用意すると約58g。
これを先ほどの成分構成に応じて準備します。
ブドウ糖はMax111mmol(ミリモル=1/1000モル)ですので、
180.16÷1000×111=19.99776(およそ20g)
塩は単位が違うのでどちらも満たすようにそれぞれ60mEq/Lとして計算すると、
58.44÷1000×60=3.5064(およそ3.5g)
若干、総量を満たしていない気がしますが、実際に作るときには大雑把にサクッと作るので、
そこは気にしないことにします(^^;
【レシピ】
お待たせいたしました。ようやくレシピのご紹介です。
先に書いたとおり「家庭でお気軽に作ること」を目標としているのでザックリといきます。
水:1リットル
ブドウ糖:20g:大さじ2杯(1杯はやや多め)→正確には大さじすり切り2杯+小さじ1杯弱
塩:3.5g:小さじ半分より気持ち多め(小さじ1杯は6gなので)
クエン酸:1.5g:小さじ1/4←計れないの場合は、親指と人差し指でつまんで3回分程度
簡単にまとめ直し…
水:1リットル
ブドウ糖:大さじ2杯(1杯はやや多め)
塩:小さじ半分より気持ち多め
クエン酸:塩の半分程度の量
これらを準備して、シェイクシェイク!
(参考)
ジャグ(キャンプや運動部でよくみる「ドリンクのサーバー」みたいなもの)で多量に作りたい場合
水:10リットル
ブドウ糖:1カップと半分(大さじ22杯)
塩:大さじ2杯(小さじ6杯)
クエン酸:大さじ1杯(小さじ3杯)
そして、よくかき混ぜましょう。
とはいうものの、ブドウ糖とかクエン酸とか無いし…という場合は、ネット通販などで簡単に買うことが出来ますが、他のもので代用することができます。
水:1リットル
白砂糖:大さじ4杯半
塩:小さじ半分より気持ち多め
濃縮ポッカレモン:小さじ4杯
これなら、コンビニで入手できるので作りやすいですね。
簡単に作ることが出来る!
効果も「それなりに」期待できる!
そしてなにより「経済的」!(水道水を使えば1リットル20~30円も可能!)
お手軽に経口補水液を準備して、熱中症などなりませんよう、この暑い夏を過ごしましょう!
(でも、塩分は結構入ってます&白砂糖はカロリーあります、なので飲み過ぎには注意しましょう~!(^^;)
文書中に「成分総量満たしていないかも…」風な書きぶりがありますが、よくよく計算してみたら、満たしていました。
スミマセン…。久々の化学計算で勘違いしてました(^^;