プードルの仔犬 皮膚のケア

友達の経営するドックサロンに、一時やって来た 生後2ヶ月ぐらいのプードルちゃん。



お肌が荒れていて、どうにか綺麗にできないか と、美花ちゃんに相談がきました。

人間の皮膚はお任せあれなんだけど、 てか、専門なんだけど、犬…

獣医さんいわく、同じようなものだということで、ケアを引き受けた。



この写真の様に 身体の至るところ角質だらけ。
ピンクの肌が見えない(⌒-⌒; )

とにかく、人 と同じケアを試みた。
ただ、犬は 毛があるので、全く同じケアは無理。
そこで、まずは、死んだ角質を浮かせるためマッサージ。
人ならクレンジングマッサージなんだけどね。

身体も冷えてるので、しっかりマッサージする。

次に、コームで浮き上がらせる。



そのさい、絶対に皮膚を傷つけない。
剥がれない角質を無理に取らない。

この二つは、かなり重要です。

で、こんな感に肌から剥がれ浮いた角質。 毛に絡まってます。



これ以上のコームは、肌に負担がかかり、新たな角質を作ってしまうので、これでやめます。

肌に、角質が残っていても、無理に剥がすと 一見綺麗な皮膚だけど、治る時間は遅くなるんです。

次に、ふやかして、あらいながす。



ぬるま湯に、保湿ローションを加え、その中でマッサージ。

身体が冷えない様に 注意しながら、ゆっくりマッサージ。

その後、シャワーの水圧で角質を浮かせる様に流します。

タオルドライも マッサージする様に 、擦らないよう注意。

次にドライヤーですが、皮膚の乾燥を防ぐため、オイルを付けてマッサージ。

皮膚を傷つけないよう、コームでとかしながら、温度に注意しドライヤーで乾かす。




こんなに、綺麗になったよ。

まだ、肉眼で少し角質が確認できるけど、ここで、さらに綺麗になるためにと、ケアすると、かえって、次の日からぶり返します。

なぜなら、無理にとると 皮膚は必要な物が無くなったと勘違いして、急いで作ります。
これは、皮脂も同じこと。

遠回りでも、一回のケアで、不必要な分だけを取り除き、必要な物を与える。
時間をおいて、またケアする。

これが、結果近道なんです。

みなさんも、結果だけをもとめないでね。
見た目だけではなく、根本から綺麗になる事が、大切です。

この仔犬は、内臓ではなく、外的要因による、肌荒れだったようですが、預かっている間のフードを、ちゃんと考えて、与えていた友達は、さすがです(*^_^*)

美花ちゃんも、またひとつ、経験が増えました（＾Ｏ＾）