愛で塗りつぶそう

いろんなことが起こっている。

 

少し前、星読みをする友人が、

「今までの常識が通じない世界になる」って言っていた。

不安を煽るわけではなくて、それはそうなのだと思う。

だって、常に世界は進歩しているのだから。

 

いろんな人がいろんなことを発言する。

それは自由だけれど、誰かや何かを批判したり、憂いていてもなにも変わらない。

むしろ、不安や恐怖を煽り、負のエネルギーが増大するだけ。

 

いつも通り過ごしながら（ここ大事）、最低限のできることをやろう。

 

カラダのこと、ココロとの繋がり、知っていれば強いよね。

こういう時、カラダの中ではなにが起こっているの？

なら、どうしたらいい？

ココロがざわざわしている時って？

なら、どうしたらざわざわしなくなる？

みんな、知ってるはずだけど、いろんな情報に振り回されて何が何だかわからなくなってる。

そんな気がする。

 

 

 

世界がざわざわしている時、

いつも浮かぶのは、【アミ　小さな宇宙人】のこと。

 

愛の度数が低くなるとその世界は破滅に向かうと言う小さな宇宙人アミ。

そして、アミは言う。

 

ただ武器を放棄しただけでじゅうぶんなんだ。

そしてみんな、仲良く家族のように平和に暮らす。それでじゅうぶんなんだよ。

それを実現するのになにも人間にかんぺきさなんかを要求しなくていいんだ。

ただ、他人を傷つけることをしなくなるだけでじゅうぶんなんだよ。

その方がかんぺきさを求めることなんかよりも、ずっとやさしいことなんだ。

 

言葉という武器であったり、

恐怖や不安を増幅させる手段であったり。

そういうのはもう手放したいね。

 

くっだらないことでゲラゲラ笑う。

涙が出るほど、腹筋痛いほど笑ったけど、

それをどんなにリアルに誰かに話しても、絶対その楽しさは伝わらない。

それはその時の私たちのくっだらない楽しさだから。

その場の空気感だから。

でも、そこには、イジワルのカケラも、不安も恐怖もなにもなかった。

ただただ、その場を共有してくれた友人と、その時間と場所を愛おしく感じた。

「楽しそうな笑い声が聞こえたから」って入ってこれた人はラッキー。

そんな時間と空間が増えるといいね。

 

9年前の未曾有のあの頃にもこう言ってた人がいた。

「愛で塗りつぶそう」

これ、今もまた。

「愛で塗りつぶそう」

自分も他人も。世界を。

 

ヨロイ

春も近いし身軽になりたいねぇ・・・

 

 

ちょっと前のお話だけど。

 

観光で島を訪れてたまたまふらりと蔵に寄ってくださった方。

 

旅の途中でふらりと来られる方は、時間つぶしの方や、

肩コリや体の疲れをほぐしてほしいなど、いろいろ。

 

まずは「何かご希望はありますか？」と聞く。

 

肩がこるとか、背中や腰が痛いとか、疲れてるなどと言われるかと思っていたら、

 

今、抱えている職場の人間関係の悩みをお話し始めた。約1時間。

 

「その人はとにかく出来ない人なので、いずれ辞めると思うんですけど、

今までも同じようなことが続いてるし、

その人が辞めてもまた同じような人が来るんじゃないかと思って嫌で嫌で。

もうどうしたらいいのかわからなくて」

 

 

あー。

 

それは…また来ますね。間違いなく。

 

「えっ！？」

 

だって、あなたがそれを望んでますもん。

 

「えええーっ！！どういうことですか？」

 

 

仕事出来ない大変な人を教育しなきゃいけない私って大変。

 

自分の仕事だけでも大変なのに、出来ない後輩の世話までやいて、私こんなに頑張ってます！

 

そして、

頑張らなくちゃ認められない。

頑張っていないと、

大変な思いしてないと評価してもらえない。（ココ、一番かも）

 

 

って、思い込んでるってこと、もしかしてもしかしたらありません？

 

「え…そんなこと……ない…

…えええーっ😭😭😭」

 

 

だから、そうでないとご自分が困るから、

その役を演じてくれるキャストが現れてくれるんじゃないかなー。

（産み出しているとも、そう設定しているとも・・・）

 

それにね。

 

四六時中、嫌なその人のこと考えてないですか？

 

こうして離島にまできて、バカンスのはずですよね？

 

なのに、初対面の私にその人の話をするくらい、ずっとあなたの心も頭もその人のことでいっぱいなんですよね。

 

嫌なのに、この時間もったいなくない？(笑)

 

「あー…」

と頭抱える(笑)

 

まずは自分のために生きてください。

 

って言ったら、困惑している様子。

 

自分のために生きる、がわからないのだ。

 

トリートメント、必要ですか？と聞くと、

「そうですねぇ。せっかくなので。

でも何をしてもらったらいいかわかりません。」とのこと。

 

普段はグイグイやるマッサージがお好きだとのことだけど、

頭蓋仙骨療法を説明してオススメしてみた。

 

案の定、カラダの緊張すごいなー、

きっと眠ってる間も歯を食いしばってるんじゃないかなー

”詰まってる”なーと思いながら50分程の施術を。

どんどん緩んでいくカラダ。

 

 

施術後。

「なんだかよくわからないけど、こんなに体が緩んで軽くなったのは初めてです。息が・・・出来ます！！」

 

そして、施術の最後にシンギングボウルを鳴らすのだけど、

「最後の音、ものすごく気持ちよかった。細胞が振動する感じしました。初めての感覚です」

 

 

とおっしゃったので、とりあえずよかった！と思って。

 

 

 

 

 

フィードバックの時に、なんとなく施術中に浮かんできたことを言葉にしてみた。

 

 

チャーミングなあなたも許してあげてね。

 

 

そしたら、彼女の目にはみるみる涙が溜まり、ポロリ。

 

「わからない。何故泣いてるのかわかんないです」と言いながら。

 

いつも鎧着て頑張ってきたんですね。

でもね、“デキル女”じゃなくても大丈夫。

出来なくたってあなたには価値がある。

ほんとはもっとかわいい、チャーミングな自分を許してあげてください。

 

ティッシュの山ができるほどボロボロとひとしきり泣いて、スッキリした様子でよかった。

 

 

 

 

でも、

ふと思う。

 

”目の前に現れる現実は鏡”。

 

私自身も”鎧”、着てるのかもしれないなー

 

いつも、教えてもらってる気がする。いつも双方向。

 

 

春は目前。

 

 

 

冬の日本海をこえて

火鉢のあたたかさはココロもほっとします。

 

 

火をずーっと見てられる。

 

なんでしょうね(笑)

 

 

 

 

 

 

さて。昨日来てくださったお客様のこと。

 

 

２週間ほど前、蔵のHPにメールが届いた。

 

ご予約のお問い合わせで大阪から来島されるとのこと。

 

船の便が少ない、冬の日本海を渡るこの時期に観光で来島されるのは珍しく、

 

お仕事や視察などのついでかなと思っていた。

 

 

ところが、調整のために何度かやり取りさせていただいて判明したのは、

 

来島の目的は蔵に来るためだけで、しかも弾丸旅。

 

朝に大阪を出発し、17時半頃到着してケアを受け、一泊したら翌朝の船で帰るとのこと。

 

滞在時間16時間😱　ちなみに移動時間は往復で19時間

 

 

 

たま〜にいらっしゃるのだけど。「目的は”島のほけんしつ”さんです」とおっしゃってくださる方。

 

でも、そんな方でも、何日かは滞在される。

 

あ、”日帰り”という強行手段の方もいるけど（笑）、それは島根県内にお住まいで、何度か島に来たことあるとか、

 

以前住んでいて、蔵にも通ってくださってたからという方。

 

隠岐に来ること自体が初めてで、経路もわからなくて、

 

どこにも行けないのに、夜着いて朝帰るというハードなスケジュールで来られるというのはすごい。

 

 

じゃ、せめて、その数時間はこの島の魅力を少しでも知ってもらいたいし、感じてもらいたい。

 

ご本人の目的であるケアも満足度の高いものにしたいと思った。

 

電車とバスと船を乗り継いで到着したSさんは、ハツラツとした女性。

 

2時間、しっかりケアさせていただきました。

 

 

そしてこの後は限られた時間を楽しんでもらいたい。

 

この島の魅力は”人”。

 

できる限り、人に会ってほしいなと思った。

 

 

お泊まりは「なかむら旅館」を取ってもらって、ケア後のお食事をご一緒に。

 

店主はじめみんなから「何しに来たの？」と聞かれ、「島のほけんしつに」と答え、

 

「いつまで？」と聞かれ、「明日の朝」と答え、

 

一様にみんなから「おかしいやろ」と突っ込まれてました（笑）

 

 

 

 

 

お話は弾んで、食事も終盤の頃、

 

ちょうど学習センターで映像の撮影をしていたので、みんなでそれを見学に。

 

この撮影、実は私もちらりと出演していて（笑）、昼間にロケを終えたところ。

 

高校生が主体となって、オリジナルの映像をかなり本格的に１から作っている。

 

こちらは完成が楽しみ。

 

 

撮影の見学をし、学習センターの説明をし、なかむらに戻ってまた少し飲んで、

 

夜はなかむらのスタッフであるカズくんがSさんを夜釣りに連れて行ってくれるとのことでお任せした。

 

 

朝、宿にお迎えに行って少しだけドライブし、船の時間まで蔵でコーヒー飲みながらお話する。

 

「蔵のような場所をつくりたい」と話すSさん。

 

「やりたいと思うのなら、できるよ」と話した。

 

人は、やりたい、なりたいと思ってイメージできることは絶対できると思ってる。

 

やるかやらないかは自分次第。

 

出来ない理由を語る間に、どうやったら出来るか、そのアプローチを考えた方がいい。

 

やってみたら違ってた、でもいいじゃん。

 

やらないとそれはわからない。その違和感を知るために必要な経験だったのだろうと思うよ。

 

 

そんな話をした後、Sさんを見送り、ふと思った。

 

私は、数年前に「島のほけんしつという場所を作ろう！」と思って作った訳ではない。

 

ただ、目の前の人をサポートするケアが出来る小さな場所があればいいと思っていた。

 

でも、少しずつニーズを拾っていたら、こんな場所があるといいなぁと思い始めた。

 

ヘコタレつつも目の前のいっこいっこやってて、気がついたら、そんな場所が出来ていた。

 

そして「いつか、外の人からも”蔵に行きたくて島に来ました”って言ってもらえる場所になったらいいね」って

 

何気なく話していたことを思い出した。

 

 

 

「島のほけんしつ　蔵」が生まれてもうすぐ丸4年。

 

たくさんの人に育ててもらってるなぁと心底感じています。

 

PRすることが苦手だったけど、最近はスタッフのまいちゃんがインスタなどをこまめに発信してくれていて、

 

PRって大事ねと実感してます（笑）

 

 

 

これからまだまだたくさんの人に関わってもらって助けてもらいたい。

 

島にある「島のほけんしつ」はみんなの場所ですから。

 

 

冬の日本海を越えて来てくださった方は、蔵を好きになってくれて、

 

島を好きになってくれた様子だった。

 

必ずまた来ます！って。

 

パートナーの方が大阪でスープカレーのお店をされてるそうですので、

 

今度は一緒に来て、ぜひイベントを！と勧めておきました（笑）

 

 

あ、そうそう、彼女は保健師さん。

 

こうして、医療に携わる方が、

 

目に見える西洋的な医療だけじゃなくて、

 

体のこと、心のこと、心と体のつながりとか、

 

食べることとか、自然界のつながりとか、生きる環境とか、

 

その人すべてのホリスティックな見方や捉え方を大切にするのは素敵だなと思う。

 

どちらか、どれか一つじゃなくて、どちらも、どれも。

 

そんなSさんがそんな場所を作ってくれるといいなー

 

 

 

 

 

 

 

と、足元の火鉢の中で竹炭がピチピチと音を立てるのを心地よく聴きながら、

 

コーヒー飲みながら、

 

昨日のカルテ書かなきゃなーと思いながら、

 

今日は何もないし、

 

なんだかだらだらのんびりしてしまう日曜日の午後。

 

BGMはハンバート・ハンバート。

 

平和です。

 

 

 

 

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