ねこネットあま

ムギ、頑張ったね

今から5年前・・・

2014年7月

メンバーMが保護した

交通事故に遭い?重傷だったムギの事

覚えていらっしゃるでしょうか?

足は骨折していて片方ブラブラ

骨盤も片側が砕けていて直腸を塞ぎ

自力排便が出来ないというかなり重症な子でした。

こんな状態でも、外で生きていたんですね。。。。

(保護時の写真)


保護した当初は、メンバーMの個人ブログの方で

経過を綴っていました。(今は更新していません)

このページに初めて「ムギ」が登場します。

ムギの動画もアップされています。

 

自力でウンチが出来ず

歩行も困難なので

手術するしか術がなく

しかし大手術になるので

かなり高額な治療費が掛かる事が予想され

このブログで募金を募り

たくさんの方からご寄附いただきました。

あの時は本当にありがとうございました。


(手術直前の写真)

(手術後)

ただ何時間も掛かるかなりの大手術なので

たった700グラムの体力のないムギが

術後無事麻酔から覚めるのか?

そのまま逝ってしまうのではないか・・・とそれが一番危惧され

みんなで手術の無事を祈りました。

保護したMは、手術前夜、ムギと一緒に寝るのは

今夜が最後になるのではないか・・・と涙したそうです。

いよいよ手術が始まりました。

・・・開腹したら予想以上に内臓の状態が悪く

足を切断する事は次回にし

とりあえず直腸をまっすぐにして

自力排便が出来る事を優先。

外側が30針、内臓は20針

合計50針近く縫いました。

麻酔が切れた後はどんなに痛かったことでしょう・・・

所要時間5時間・・・手術はとりあえず成功。

「無事終わった」という知らせに

メンバーみんな飛び上がるほど喜びました。

れから4年間

排便がなかなかうまくいかず

特別なフードを食べさせたり

病院で便をかき出してもらったりと

紆余曲折ありましたが

穏やかにMの自宅で過ごしていました。

足は相変わらず歩行するのに邪魔をしていましたが

3本足で走り回って

先住猫にちょっかいを出すまでになりました。

そんなムギでしたが

去年の終わり頃

またムギに病魔が襲いました。

「悪性リンパ腫」です。

車に轢かれ、片足を失い

大手術をして、せっかく一命を取り留めたのに

これからは普通の猫生を送れると思っていたのに・・・

どうして神様はムギに

こんな何度も試練を与えるのでしょう。

数か月は抗がん剤がとてもよく効き

元気に過ごしていましたが

春なり、抗がん剤をやっても

すぐ再発をしてしまうようになりました。

それでも1週間でも

1日でも長く

一緒にいられるならと

メンバーMは治療を続けました。

そんな頃は

仕事でMがいないと

鳴いて家中をさがしていたそうです。

 

(5月4日)

なにも食べません。

ちゅーるだけはなめてくれていましたが

それも受け付けなくなりました。

病院に連れていきましたが

再発無し

肺もきれい

水も溜まっていない

便もたまっていない

腎臓病の気配もない

でも寝たきりです。

少しづつ命の限界が

近づいていることが分かりました。

 

(5月8日)

ずっと何も食べずに時々泡を吐いていました。

でも苦しそうではなく、穏やかに

何事もなくスヤスヤ眠っているようでした。

 

(5月9日)

寒い日でしたが布団を嫌がり

水も飲まず、ずっと眠っています。

5月10日にもう一度抗がん剤を打つ予定でしたが

とても連れていく気持ちになれず

このまま住み慣れた家で

見守ろうと決めました。

 

(5月10日)

ずっと寝ているようですが

「ムギ・・」と名前を呼ぶと

こんな状態でも

しっぽを振って答えてくれました。

 

 (5月11日)

朝4時半・・

ムギは

とうとう

虹の橋を渡りました。

 

途中少し苦しそうに

寝返りをしようとしましたが

ほとんど静かに寝ていて

撫でると時おりシッポを振り

すぐ近くにMが

いてくれている事が分かるのか

安心しているようでした。

最期は

声も出さず

苦しむ様子もなく

抱きあげたら

わずかに痙攣し

そのまま静かに息を引き取りました。

5歳の短い猫生でした。

 

むぎ、がんばったね

抗がん剤、辛かった?

何度もやらせてしまってごめんね

自然に任せた方がいいのか

化学療法をした方がいいのか

ずいぶん迷ったけど

抗がん剤をしなかったら

もっと早くお別れがきていたかもしれず

でも結果的に

ムギを苦しませてしまったのか

他に何か選択しがあったのか

今でも分からないけど

最期苦しまずに逝けた事が

唯一の救いだよ

 

5年前の大手術の前日

これがムギと一緒にいられる最期の夜だと

思ったけれど

あれから5年一緒に居られたね

もっともっと長く

一緒にいられると思っていたのに。。。

 

今朝、ムギの夢を見たよ

元気に4本足で走り回ってる夢を

きっと今天国では

そんな姿で遊んでいるんだろうね

 

道路でムギを見つけて

ムギを保護して

ムギと5年の間

苦楽を共にしたMのこと

これからは空の上から見守っててね。

ありがとう

また逢えるよね?

ムギ・・・

形を変えててもいいから

また私の前に現れてね

それまでの間

さよなら

またね

コメント一覧

Y
ムギちゃんのブログ読みながら2年前に見送ったわんこの事を思い出して号泣してしまいました。初めてペットとして迎えた子でしたが、やはりリンパ腫で7年という短い命でした。私も色々悩みましたが、Mさんと同じ思いで、少しでも長く一緒にいたいという思いから何度も抗がん剤治療に希望を託してしまいました。本当にこの子のためになっていたのだろうかと振り返り思いましたが、私はひと時でも、病気を忘れてしまう程元気になれて、一緒に過ごせたことがやっぱり嬉しかった。幸せでした。ムギちゃんもきっと、温かく見守られながら過ごせた事を幸せに思った事でしょう。しばらくは寂しくお辛いでしょうけど、きっとまた素敵な出会いを、ムギちゃんが運んできてくれるのではないでしょうか。

ムギちゃんのご冥福を心よりお祈り致します。
4年で三匹を看取った者です。
4年ほど前になくなった子が、交通事故に遭い骨盤骨折で自力排便できない状態の子でした。
去年わたしの誕生日に6歳で亡くなった子は慢性腎不全でした。


大変な中でもよく頑張って生きてくれましたね(T_T)
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