雨のステージ

中学の時に友人宅に遊びに行き何やら白い楽器が。
なんだ？「ギター、ギター」
ほう、ちょっと貸して。それはナイロン弦。指にも食い込まずその日のうちに3コードを覚えガチャガチャ。
しかし、ギターをかじったことがある人なら分かりますが「C、Am、G7」は良いとしてもFが押さえれない。
これはバレーコードと呼ばれ、フレット全部を制覇しながら押さえるので音がボソボソ.....。

我々の頃は吉田拓郎、かぐや姫、風、イルカが全盛期でわざわざ静岡の掛川まで5万人動員の12時間コンサート観に行ったりライヴとは言わずいわゆる「コンサート」が催され深夜放送も貴重な情報源であり聴いたりもしたものです。
それにしてもあの掛川の炎天下は日本海側に住む私にとり日差しは強烈すぎて忘れません。前日から行くものだから夜は雑魚寝。東名の高速道路の側なものでこれまた寝不足。凄い時代でした。



そのなごりかこの歳でもフォーク小僧の域から成長せずむしろ増幅されている。
先日は雨の中貴重な単独ライヴ。一人でステージに立つって勝つか負けるかでは無いにしてもリングに立つボクサーに似ているかもしれない。全て自分のせいだ。結果は自分のせい。
「聴かせてやる！」では駄目だ。聴いて頂いて「貴方に何か届けたいよ！」の気持ち、感謝する気持ち。これを忘れずに行こう。

理不尽極まりない

言いたくはありませんが本日こんな事が。名前ははっきり出します。

AEONで買い物。食品売り場で詰め放題のイベントをやっていたのでトライ。地元企画かもしれませんが詰め放題なんと1000円。そこには見本があり、フリーズドライ味噌汁を14個詰めが置いてあった。
よし、見てろとばかり当方は15個詰めてニコニコ顔で得した気分で〆。ところが数分後通路脇みると1ケ65円でその味噌汁と同じものが置いてあった。？？「まてよ...@65×14=910円」ではないか？15個では975円。ってことは逆に損させてる企画じゃ無いかこれ？
袋もすぐに裂けるような素材だから到底15個以上は入らないのは歴然としていた。

ドタマに来たおいらは袋から開けてその場に戻した。その後売り場の女性に「あんたが悪いわけではないけれどもこれはAEONとしておかしいぞ？こんな売り方やめたほうがいい！」ときつくクレーム。その場を後にした。あまりにも理不尽ではないか。お客を愚弄しているとしか思えない。
俗にいう私は「クレーマー」では無い。しかしこんな喜ばせておいて実はお客が損してる様な事をさせておいて良いはずは無い。



写真は特に意味はありません

命日

母が他界してから丸2年経った。いまだにその実感が湧かない。
後にも先にも一度だけ思いっきり頬っぺたに平手打ちを食らったことがあった。高校1年の秋だった。原付免許をとった僕は嬉しくてしょうがない。なにせ今まで自動で自分自身が動かせる乗り物に乗った事が無いのだ。そのまま日本の果てまで(笑)も行けるのだ。
母親のいわゆるカーブを夜な夜な乗り回して遂に一時停止しなくてはいけない十字路で検問の警察官に捕まった。しかも夜中だ。当然切符(青)を切られお金を納付しなくてはいけない。翌日
「カクカクシカジカで捕まり、ヨロシク....」
言い終わらないうちに平手打ちが飛んで来た。一瞬何が起こったか分からない。と同時にこちらも叩き返す準備。しかし、それだけは流石に出来なかった。


(あくまでもイメージです)

あと母親との想い出と言えば親父と喧嘩して家を出て行く時だ。私が小1の夏休みの頃、母親の実家まで片道5キロはあるだろうが母が農道を歩き出し、歩きたくない僕を無理やり手を繋いでいく事に。驚いたのは道中、「ヘビ」が何匹も何匹も道端にいるところをかき分け歩いたことは忘れない。もう引き返す訳にもいかずまったくもって子供心にも恐ろしい出来事だった。その後仲直りしたのか否か離婚はしなかったのだから元の鞘に収まったのであろう。
大抵喧嘩の内容は分かっている。親父が朝起きが悪い事だ。農作業の為起きなきゃいけないのに母親に負担かけてばかりだからだ。しかしそれも年齢とともに早起きになりいつのまにか夫婦喧嘩は無くなった。犬も食わない。そういうもんなんですね。

裏方

自分に対する評価で「段」を頂ける競技の中でも剣道はその最たるもの。

なんでも「習い事」は大変です。強い弱いはその人の能力にもよるのでしょうが、先ずはモノマネです。真似をしてそっくりになってそこから「自分流」を磨けばいいのです。
が、しかし、頑固ではじめから自分流を通す人がいる(笑)。




専門的になりますが「切り返し」で剣道の初段は決まります。これが基本中の基本。上手い人は先ず踏み込みが強い。そして形が美しい。更に声が(気合い)大きい。
いわゆる気剣体が一致しています。
昨日は昇段審査会の裏方の仕事でした。送迎の親御さんも気が気でありません。
以前感動した事がありました。50歳はとうに過ぎた女性が、四段の合格発表後、暫く我慢していたんでしょうが、審査長から発表と講評をしている最中に泣き出したんですね....相当今まで落ちて、再度受審しての繰り返しだったんでしょうね。心から美しいと思いました。
諦めてはいけませんね。

以上 裏方からでした。^^;

追伸

前日、懇意にしている先生と一杯。
鮎の塩焼き絶品

田舎暮らし丸2年

忙しい。非常にお盆前はなにかとせわしい。
今年はおふくろの3回忌。なにせお盆の15日が命日なのですが、朝、職場で妹から亡くなった旨聞いて駆けつけた時には、もう喪主の段取りがほぼ整い親戚中が集まっていた。正直、入退院繰り返していたし、殆ど妹任せだったので未だに実感が湧かない。当然涙も出なかった。心の中にまだ居る。だから形見のような物は一切ない。

あれから親父一人になってしまい、必然的に生家に住む事になった次第。幸い職場にも通える範疇ですが、なにせ自由が利かない。逆になんて自由気ままな生活を30年以上続けてこられたのだろうと思う。^^;

その後は慣れない介護は無理とばかりにカミさんも同居となり文句を100%ぶちまける。もちろんぶちまけられるのはこのオレだ。これをぶちまけても受けとめる度量が無いときっと頻繁に聞く「熟年離婚」を迎えるのだろう。
なんたって「あんたの親なのよ！」は当然なんだから(笑)。一つや二つ犠牲になったって当然。男は忍の一字で耐えねばならない。



それにしても昨日は通勤の最中、曇った雲の隙間から太陽が顔を出し久々に大好きな日本海のキラキラした海を見た。



好きなんです。いつまでも眺めていたい。




土日は休めない中、今日は一足先に墓掃除に。まだ半分くらいの墓は掃除がこれから。
数年前は掃除をしていてもこの先誰がこの墓を守るのか、墓じまいせないかん時も来るんだろうなとか余計な事を考えていた。
しかし、もうその時が来たらそうすることを覚悟して生活するしかない事を今は自覚している。今日は集中できた。今できる事をやればいいじゃないか。