日本テレビの夏休みの恒例番組
「24時間テレビ」
この番組も今年で29年目になるそうだ。
もうそんなに経つのか。
つい何年か前に始まったような気がしていた。
私はどうもこの番組が苦手で
これまでほとんど見た事がない。
この種の番組特有の「みんないい人」演出が
こそばゆくて耐えられないのだ。
確か、放送が始まった頃は世間的にも
“偽善番組”と陰口を叩かれていたはずだ。
日頃は福祉やら障害者問題に何の興味もないくせに
年に一度だけテレビ番組に乗せられて寄付をしたくらいで
良い事をしたような気になって満足するな!とか
本来国がするべき福祉対策を国民からさらに寄付を募って
やってしまっては国の怠慢を助長させるだけだ!とか
タレントに会うことが目的で武道館までわずかばかりの
寄付を持ってくるのが善意なのか?とか
あれやこれや・・・。
結構辛辣な批判が多かったように記憶している。
最近はどうなのだろう。
相変わらずアンチの批判を浴びているのだろうか。
それとも、29年も続けているうちにすっかり市民権(笑)を獲得して
単なる夏の風物詩になってしまったのだろうか。
今年の24時間テレビは若い女の子達に大人気のジャニタレが
司会をするという。
我が家に生息する“隠れジャニオタ”(?)のせいで
恐らく今年はこの番組を結構見る羽目になりそうだ
で、どうなの?
今年は面白そうなの?
「24時間テレビ」
この番組も今年で29年目になるそうだ。
もうそんなに経つのか。
つい何年か前に始まったような気がしていた。
私はどうもこの番組が苦手で
これまでほとんど見た事がない。
この種の番組特有の「みんないい人」演出が
こそばゆくて耐えられないのだ。
確か、放送が始まった頃は世間的にも
“偽善番組”と陰口を叩かれていたはずだ。
日頃は福祉やら障害者問題に何の興味もないくせに
年に一度だけテレビ番組に乗せられて寄付をしたくらいで
良い事をしたような気になって満足するな!とか
本来国がするべき福祉対策を国民からさらに寄付を募って
やってしまっては国の怠慢を助長させるだけだ!とか
タレントに会うことが目的で武道館までわずかばかりの
寄付を持ってくるのが善意なのか?とか
あれやこれや・・・。
結構辛辣な批判が多かったように記憶している。
最近はどうなのだろう。
相変わらずアンチの批判を浴びているのだろうか。
それとも、29年も続けているうちにすっかり市民権(笑)を獲得して
単なる夏の風物詩になってしまったのだろうか。
今年の24時間テレビは若い女の子達に大人気のジャニタレが
司会をするという。
我が家に生息する“隠れジャニオタ”(?)のせいで
恐らく今年はこの番組を結構見る羽目になりそうだ
で、どうなの?
今年は面白そうなの?
私もこの手の番組は苦手で殆ど見たことがありません。
しかし夫はこの番組を見るのですよ
今年は色々用事を頼んで見る機会が無いように工夫してしまいました(爆)
でも…偽善的で嫌だと思っていましたが、最近はたとえ偽善でも若い子が福祉に目を留める数少ない機会としては無駄では無いのかも!?と思えるようになりました。
>たとえ偽善でも若い子が福祉に目を留める数少ない機会としては無駄では無いのかも!?と思えるようになりました
私も同じことを感じました。ジャニーズのタレント見たさが動機であっても、世の中にはこんな過酷な状況で頑張っている人達がいるということを若い子達が知る機会にはなっていたと思います。
私と娘が感動したのは筋肉が骨になってしまう難病と闘う男の子の取材でした。その男の子の明るく屈託のない姿には驚きましたし、不自由な身体であっても次々と難しいことに挑戦していく強さから多くのことを学ばされましたよ。
この子は神様に選ばれたのだなと感じました。
24時間もやっているので、チャンネルを回したときに
たまたま見るシーンはありますけどね。
それでたまたま見たシーンで
戦争中に徴兵され結局は特攻攻撃で亡くなった方と
その婚約者のお話がやってました。
60年ぶりにその亡くなった方の軍服と対面するシーンがありました。戦争の本質はどんな大義名分があっても、要は家族やら恋人、友人が死んでいくということ。
そうして生き残った方は、人間の欲深さをこれでもかというふうに見せ付けられること。
そういうことを考えていましたら、
急に生放送の場面がカットインしていました。
すごく間延びした声が、その本質に伸びようとする意識を分断してしまいました。その瞬間にこの番組の本質をみた気がしました。
確かに、家に老人もいない、きょうだいも少ない、地域の人と触れ合う機会もないという現代において、福祉を考える機会になればとは思います。
だけど、なんだか表面的で、本当に人間が助け合うというところまで行けるのだろうかと思ってしまいました。
困っている人を助けたいという純粋な若者も多くいます。
そうしてそんな役立つ人間を夢見て、福祉関係に進学、就職する子もたくさんいます。
しかし、現実に打ちのめされ、その職に就くこともなく、去っていく若者もまた大勢です。
きれいごとではなく
もっと深く現実に切り込む必要があるのではないかしら?とも考えます。まあそんなのでは視聴率も取れないのでしょうけど。ただ募金したら免罪されてしまったような気になってしまうような番組ではつまらないと思います。
すごく間延びした声が、その本質に伸びようとする意識を分断してしまいました。その瞬間にこの番組の本質をみた気がしました
なんだか想像できちゃいますね、その場面。
途中で入った生放送とは何だったのでしょう。マラソンでしょうか、それとも、武道館の入口にタレントが貯金箱を持って到着したというお知らせでしょうか。
いづれにしても、あの番組が何を本当に大切に思っているかが如実に現れてしまった瞬間だったのでしょうね。
でも、あの番組の“軽さ”は今のそしてこれからの日本人の意識や有り様と一致しているような気がしてなりません。日本は今後ますますあの番組のような雰囲気になって行くのではないでしょうか。そして、それに異議を唱える人間も減っていくような気がします。