…此処、すごく好きなんだった。
思い出したように向かった先は、
モネが描くような池のほとり。
日の光が初夏のように差し込んで
グリーンシャワーみたい。
こんな場所で、あなたを待っていたからかな。
あなたが不意に、わたしに将来の夢なんて聞いてくるから…
幼稚園児のような回答をしてしまったのよね。
でも、夢だもん。
声に出すだけなら、許してくれるかな?
でも、夢だから。
声に出したら、繋がるかもしれない。
でも、夢だけど…
夢は夢のまま、大切にした方がよかったのかな。
そんなことを想う、久しぶりのあなたとのジカン。
どうなろうと、
どうしようと、
わたしはあなたが愛おしい。
今は、ただ
そう想えるこのジカンを大切にしたい。