Amo Torino!

トリノで6週間のイタリア語研修します。その後5週間程ヨーロッパをまわります。

多国籍授業の難しさ

2024-09-20 15:00:00 | 日記
今日はちょっとした事件が発生しました。
今週から加わったアメリカ人のJさん(女性)が、朝から超不機嫌でいつもの自分の席に先に据わった男性(カナダ人)に「あなたは私の席を取った」といい、更に「このテキストは全然良くない。」と言います。私が「私は前にフィレンツェで使ったのよりずっといいです。よいテキストってNuovo Espresso(定番)とかですか?」と聞くと彼女は「アメリカで使っていた英語で書かれたもの」という答え。『ま〜た アメリカ人は、そんな風だから嫌われるのよ』と内心思いつつ授業が始まりました。
今回の授業は文法の「受け身」。
また彼女は「英語ではこどもの頃から受け身は習わないし口語では使わない。能動態が簡単でそれで済むから。」と話だし、
授業が紛糾。アイルランド人が「ここではイタリア語で行きましょう」と言ったあと、カナダ人が何か言ったのにJさんは切れ教室を出て行ってしまいました。(多分泣いていたんだと思う。)
授業が終わり、くだんのカナダ人がJさんに「自分は傷つけるつもりはなかった。もしイヤな思いをしたのなら謝る。」と詫びを入れていました。
授業が終わり、もう1人のアメリカ人とドミニカ人と私で彼女をなだめ、彼女の優しいご主人も加わり彼女の機嫌もだいぶ戻りました。
Jさんに「私は英語の授業で受動態をすごく習ったけど、今日初めて使わないって聞いてビックリした。」といいました。
確かに―されたって言うのは、私が私がというアメリカ人の国民性に合わないな〜と思いました。
逆に日本人は島国だから口語より読み書きだから受動態をあんなに教えたのかしら?とか、色々考えました。
来週から彼女が続けて来るかが心配です。


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