Amo Torino!

トリノで6週間のイタリア語研修します。その後5週間程ヨーロッパをまわります。

キャノン後援の目の見えない人の写真展

2024-11-16 16:25:00 | 日記
叔母が目の見えない女性のボランティアをしていて、その方がインタビューを受けるので付き添いに行くと言い、一緒について行きました。







elevated printという手法で写真を3Dで凹凸をつけ目の見えない人はそこを指で触りながら、音で解説を聞くというものです。
私自身も目つぶって手で触りながら解説をイヤホーンで聞きました。
写真自体が興味深いものが多く、とても面白かったです。
インタビューでも彼女は全く美術展に行かない(当然ですよね)けど、こういうのがあれば行くかもしれないと言ってたそうです。
お昼は 駅のSan Gennaio というナポリのpizzeriaに行きました。
おいしかったですが1枚30SF(5200円)します。🥺




ここの店が特別高いと言うわけでなく、他の店も同様です。

スイスは物価も高いですが、お給料も高く、一世帯当たりの月の可処分所得が95万円で日本の2~3倍です。

夜は、夕食のご招待を受けてそちらにお伺いしました。
亡くなった叔父は空手家でした。
日本に帰っても仕事のことは全くと言っていいほど話さず、亡くなって私は色々なことを知りました。スイスのウィキペディアに名前が載っていて、それを読んで知ったんです。それによると欧州の空手の基礎を作った1人なんだそうです。50年以上スイスで暮らし、苦労も多かったと思います。招待してくれたのは長いお弟子さんの1人です。
その方も50年以上の空手家で日本に当然親日家です。

池には鯉がいて庭には藤棚があります。
御夫婦は70才位でもともとご主人はシチリア、奥様もドイツの出身で空手家、素晴らしいお料理を作ってもてなしてくれました。

近所の森でポルチーニを取ってきて、ブッラータチーズとあわせてソテーしたものです。

リコッタチーズのラビオリ


ステーキ
あと、お祖母さんのレシピでゼラチンを使わないチョコレートムース。
庭からハーブを摘んできてハーブテイ、これがしみじみと美味しくて元気になりそうで。
ちょうどこの9月に日本に大会で来ていて、今の日本のことが話題になりました。
私の叔母も1980年代に三井住友の奨学金で日本に留学してたし、日本語はペラペラ、歌舞伎や文楽も好きな親日家です。
そんな彼らが「今の日本は遅れている」と言うんです。
私も今回旅行していて、そう思います。
日本はデジタル化が遅れているんです。
例えばスイスではスマホで自宅と目的地を入れたらバス、トラム、汽車等の乗り換えを表示して、一発でチケットが買えます。
今日もステーキを焼くのに、庭で表面を高熱で焼いて、その後オーブンにいれる前にピン状の温度計の器具を肉の真ん中に刺し、オーブンに入れ、あとはスマホに温度表示され目標の温度になるとアラームで知らせるんです。すごいでしょ。
バス内でも切符は買えますが、ほとんどスマホ決済です。
交通機関はその分昔の日本みたいにものすごい時間厳守です。
バスで切符を買おうとすると、運転手さんが「もう2分遅れているから到着地まで待ってくれ」と言われました。
叔母は下田に行って昔のホテルが沢山廃業して解体も再開発もされず放置されていて町には老人しかいないのにショックを受けていました。
30年前は旅行から帰ると日本が進んでいるなあと思ったけど、30年間日本は眠っていて今は遅れていると感じます。
このお家はドイツ国境まであと5kmです。素晴らしい環境です。

ライン川迄あと500m です。



スイスは原発です。煙が上がっているところがそうです。むしろ自慢そうに話ていました。

夕暮れ
御夫婦お二人ともイタリア語OKなので、久しぶりにイタリア語を使って良かったです。


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