外国人に駅弁が人気らしい。
日本人も駅弁好きは多いと思うけど
東京駅のお弁当売り場で取材していたのを見ると
日本人と大きく違うのが一回で買うお弁当の数。
東京駅の駅弁の店の様子を見てると
ひとりで5個も6個も買う外国人が結構いて
へぇ~と驚いた。
「色々食べたいから」と、いくつも買い込んで
さっそくパパっと開けてパクパク食べる。
「おいしい」と言いながら
あっという間に平らげてまた次の包みを破る。
一つ食べるのが早い。
ん~ そうじゃないんだな。
駅弁ってのは電車に乗り込んで席に着いて
出発して少し走って車両の人が落ち着いたあたりから
さて、と おもむろにお弁当の包みを開いて
車窓からの景色を眺めながら ちまちま食べるのがいい。
そして食べた後は空になったお弁当の箱を元に戻して
包み紙で包んで紐を十字にかけて 「はぁ おいしかった」で終る。
私の駅弁のイメージはこんな感じだ。
いや、食べ方に決まりはないのだけど
がさがさっと包みを破り捨てて
パパッと終わる外国人の食べ方はなんかなぁ。
ま、外国人が今まで目もくれなかった日本のいろんなものを
好んで食べるのは悪くないか。
駅弁は旅先でその土地のものをあれこれ選んで食べるのが楽しいけど
そんなに旅行に出られない人は
駅で買ったりデパートやスーパーでやってる「全国駅弁フェア」なんかで
買うのも楽しい。
私が好きな駅弁と言って思い浮かぶのは「富山のますのすし」
あれは昔から好きだったなぁ。
好きすぎて、家でもあんな風なぺちゃんこにしたお寿司が作れないものか
と、作り出した。ます寿司のような丸い型がないので
始めはタッパーにご飯を敷き詰めて作っていた。
それはそれでなんとか形になりおいしかった。
で、ある時 家の近所に雑貨のお店ができて
木のしゃもじとか菜ばしとか木の器とかがあって
その中で見つけた押しずしの型!
これならうまくできるかも、と早速購入。
しっかりした作りでこの型を手に入れてからは
もう何度も押し寿司を作った。
で 久しぶりに押し寿司を作る。
・・・さんまでも作ったから久しぶりでもないか。
あ、あくまで「まねっこ」です。
スーパーで買ってきたトラウトサーモン または
アトランティックサーモンを薄くスライスして
塩を振っておくと水分が出てくるので
ペーパーで拭いてから木枠の底に敷き詰め
あ!魚を敷き詰めたところを写真撮るの忘れた!
普段、ブログは写真なしが多いせいか、こうやって
写真を撮るのになれてないもんで。 あははは。
押し寿司の型にサーモンをしきつめ、その上に酢飯を
ぎゅうぎゅうに詰めて
木のふたをして
なんでここで鍋が?
この鍋 (ル・クルーゼ)はとても重くて片手では持てないやつ。
押し寿司の重しにちょうどいい。これで数時間置いておくと
しっかりと固まって
こんな感じになって あとは切るばかり。
家で作ると魚の厚さも酢飯の加減も好みにできるのがいい。
なんちゃってます寿司。
形バラバラだけどしっかりと押してあるから結構おいしい。
でもよくよく「ますのすし」の写真と見比べてみれば
形も丸くないし、富山のとは全然違うな。